ポートフォリオを使用すると、特定のトピックに関連する複数のドキュメントをまとめることができ、配布に便利です。このプログラムでは、以前の PDF Create のパッケージのサポート機能を拡張することで、この機能を提供しています。ポートフォリオは、サブフォルダーおよび各種ファイル形式のドキュメントを含めることができるという点で、パッケージよりも優れています (パッケージでは、単一のフォルダー階層に PDF ファイルのみ含めることができます)。ポートフォリオは、最新の Flash ベースのユーザー インターフェイスで管理できます。
このインターフェイスでは、ポートフォリオ内の PDF ファイルのページを表示できるだけでなく、Word、Excel、PowerPoint のページ、および各種イメージ ファイルも表示できます。これらは個別のウィンドウに表示されます。
ポートフォリオには、パッケージと同様に、ポートフォリオの内容および使用方法を受信者に説明するカバー シートがあります。ポートフォリオでは、ファイル リストまたはファイル サムネイルの上に、ユーザー定義の内容 (タイトル、ロゴ、連絡先情報など) を含むヘッダー パネルを追加したり、ユーザー定義のテキスト、イメージ、テキストとイメージ、または Flash 形式のムービー (swf) を含む説明ページを追加したりすることができます。受信者がポートフォリオを開くと、そのカバー シートが表示され、説明ページが作成されている場合は、そのページも共に表示されます。これらはどちらも非表示にできますが、ヘッダーは常に表示されます。
[PDF ポートフォリオ] ツール バーの左上にあるボタンを使用すると、[ホーム] と [リスト] ビューを切り替えて、最初に選択したファイルを開いたり、説明ページを開いたりできます。
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[Home] には、ポートフォリオ内の各ファイルやフォルダのサムネイルが表示されます。
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[リスト] ビューには、表が表示され、表の 1 つの行が各ファイルまたはフォルダーに対応します。4 つの既定列 ([名前]、[説明]、[変更日付]、および [サイズ]) がありますが、他の列を追加したり、順序を変更したりすることができます。
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ポートフォリオで最初に選択したファイルを開きます。
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ポートフォリオの説明ページを開きます。このボタンは、対応する [ポートフォリオの編集] ツール (以下を参照) を使用して説明ページが定義されている場合に限りアクティブになります。
ツール バーの右側にあるボタンを使用すると、ドキュメントを保存、印刷、電子メールで送信したり、ファイル検索を実行したり、各種オプションにアクセスしたりできます。
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現在のファイルまたはポートフォリオ全体を保存します。
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現在のファイルまたはポートフォリオ全体を印刷します。
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現在のファイルまたはポートフォリオ全体を、空の電子メール メッセージに添付します。
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選択したファイルまたはポートフォリオ全体で検索します。
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ポートフォリオの各種オプションにアクセスします。このポートフォリオ オプションでは、[ポートフォリオの編集] ウィンドウを開いてカバー シートを表示することができます。[Home] または [リスト] ビューをクリックすると、カバー シートが表示されなくなります。
新しいポートフォリオを作成するには
[ファイル] > [新規] > [ポートフォリオの作成] を選択して、[PDF ポートフォリオ] ウィンドウと [ポートフォリオを編集] パネルを表示します。"New Portfolio_1" という名前の空のポートフォリオが作成されます。新しいポートフォリオを別の名前で保存した場合も、ポートフォリオを開いたままで新しいポーフォリオを作成した場合も、ポートフォリオを保存せずに閉じた場合も、プログラムを終了するまで、新しいポートフォリオごとに接尾辞の数字が 1 ずつ増えます。
[PDF ポートフォリオ] ウィンドウでポートフォリオを処理する際は、タイトル バーの一部のツールにのみアクセスできます。
以下の方法で、ファイルの追加、既存のフォルダーの全内容の追加、または保存先にする新しいフォルダーの作成を実行できます。
[PDF ポートフォリオ] ウィンドウの左下部で対応するボタンをクリックする。
[PDF ポートフォリオ] ウィンドウに、ファイルまたは既存のフォルダーをドラッグアンドドロップする。
[オプション] ツールで対応するショートカット メニュー項目を選択する。
[PDF ポートフォリオ] ウィンドウから、対応するショートカット メニュー項目を選択する。
ヒント:
[ファイル] > [開く] は使用しないでください。これを使用すると、ポートフォリオではなく、メイン プログラムでファイルが開きます。
ボタン ([ファイルを追加]、[既存のフォルダーを追加]、および [フォルダーを新規作成]) が表示されない場合、[オプション] サブメニューの [ポートフォリオの編集] を選択します。
パッケージまたはポートフォリオを開くには
次のいずれかを実行します。
メイン メニューから [ファイル] > [開く] を選択し、場所を参照して、[開く] ダイアログ ボックスでアイテムを選択し、[開く] をクリックします。
ファイル システムから Power PDF 作業領域に、パッケージまたはポートフォリオをドラッグアンドドロップします。
ポートフォリオは [PDF ポートフォリオ] ウィンドウに表示され、パッケージは結合作業領域に表示されます。ここでは、PDF ポートフォリオと PDF Professional の両方のメニュー項目、ツール、およびプロセスにアクセスできます。
ポートフォリオを編集するには
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[オプション] ツールのドロップダウン メニューを使用すると、[ポートフォリオの編集] パネルが非表示の場合に、このパネルを表示できます。これは、[PDF ポートフォリオ] ウィンドウまたはポートフォリオ内の任意のアイテムのショートカット メニューからも実行できます。[ポートフォリオの編集] パネルが表示されると、このメニュー項目は [ポートフォリオの編集を終了] に変更されます。
以下は [ポートフォリオの編集] のツールです。左から右に向かってツールを順番に説明していきます。
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レイアウトまたはビューを選択して、ポートフォリオ内のアイテムのサムネイルを表示します(現時点では [基本グリッド] ビューのみ提供されています)。
追加する説明ページがある場合は、そのタイプを選択し、その内容を準備します。同様に、ヘッダーを使用する場合は、そのタイプを選択し、その内容として テキスト、連絡先情報、ロゴ、またはイメージを定義できます。選択した内容は、ファイル リストまたはファイル/フォルダー サムネイルの上の個別のウィンドウ内に常に表示されます。
定義済みの配色を選択するか、背景、カード色 1 とカード色 2、およびテキスト色 1 とテキスト色 2 についてカスタム カラーを指定します。たとえば、説明として入力するテキストには、テキスト色 2 が適用されます。カード色は、サムネイルまたはリスト領域の色を指します。カスタム カラーの設定は、現在開いているポートフォリオに対してのみ有効です。
[リスト] ビューでの列の表示の有効化または無効化、デフォルト列 ([名前]、[説明]、[変更日付]、[サイズ]) への列の追加、新しい列のタイプ (テキスト、数値、日付) の指定、列の順序の変更、(デフォルト列以外の) 列の削除、項目をソートする場合のキー列の選択、およびソートの昇順ソートまたは降順の選択を行います。
ポートフォリオ アイテムには、説明を追加できます。[Home] (サムネイル ビュー) で、ファイル名の下をクリックし、説明を入力します。[リスト] ビューで、[説明] 列の適切なセル内にテキストを入力します。
[ファイル] メニューまたは [保存] ツール バー ボタンを使用し、[名前を付けて保存] ダイアログ ボックスで指定したポートフォリオの保存場所に指定の名前でポートフォリオを保存します。または、ツール バーでポートフォリオを保存し、そのポートフォリオを、デフォルトのメール アプリケーションから電子メールで送信できます。
編集が終了したら、次のいずれかを実行して [ポートフォリオの編集] パネルを閉じます。
[ポートフォリオの編集] ツール バーの右にある終了記号をクリックする。
[PDF ポートフォリオ] ウィンドウのショートカット メニューから [ポートフォリオの編集を終了] を選択する。
アイテムを開くには
以下の操作を行うことで、パッケージまたはポートフォリオ内のアイテムを開くことができます。
[Home] (サムネイル) ビューで、サムネイルをダブルクリックする。
[サムネイル] または [リスト] ビューで、選択したアイテムのショートカット メニューを使用する。
[リスト] ビューで、アイテムのアイコンをダブルクリックする。
アイテムを選択し、[ポートフォリオ] ツール バーの [最初に選択したファイルを開く] ツールをクリックする。
[開く] ボタンおよび [保存] ボタンを使用した場合、PDF アイテムは表示されますが、PDF 以外のアイテムは添付ファイルとして表示されます。
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ポートフォリオを開くと、[PDF ポートフォリオ] ツール バーの中央に [前へ] または [次へ] の移動ツールが表示されるため、前のアイテムまたは次のアイテムに切り替えることができます。ツール バー領域のツールも表示され、すべての関連するメニュー項目にアクセスできるため、開いているドキュメントに必要な処理を行うことができます。
サブフォルダーを操作するには
システムにあるフォルダーからすべてのファイルをインポートするには、[既存のフォルダーを追加] を選択します。または、フォルダーをポートフォリオ ウィンドウにドラッグします。
アイテムを追加できる空のフォルダーが配置するには、[フォルダーを新規作成] を選択します。
アイテムをサブフォルダーに追加するには、目的のサブフォルダーを選択し、[ファイルの追加] ボタンを使用するか、ファイルをドラッグアンドドロップします。
サブフォルダー間を移動したり、またはトップ レベルに戻るには、サムネイルまたはリスト表示の左上に表示されるパス リストで目的のフォルダーを選択します。
アイテムを保存するには
ポートフォリオから単一のアイテムを保存することができます。次のいずれかを実行します。
PDF 以外のアイテムを開き、[添付ファイルを保存] ツールをクリックし、[名前を付けて保存] ダイアログ ボックスを使用してそのアイテムを保存します。
PDF 以外のアイテムを開き、[添付ファイルを開く] ツールをクリックしてファイルを表示し、通常の方法で保存します。
PDF 以外のファイルを保存し、最初に開くとき、どのアプリケーションでそのファイルを使用するかを指定する必要がある場合があります。