文書を Word で編集

タイプが XPS/PDF のファイルを [ファイルを開く] ダイアログ ボックスから開始する場合、事前に Word 文書に名前を付けることはできません。ファイルは元の (PDF または XPS の) 名前で Word に表示されます。これらのファイルは先に保存しなくても編集できますが、大幅に編集する場合は、あらかじめ [名前を付けて保存] コマンドでファイルを保存することをお勧めします。ソース ファイルは、変換されたファイルを保存するまでロック状態になり、他のユーザーはアクセスできません。

その他の場合はすべて、Word ドキュメントの名前を定義してから変換が実行されるため、ファイルを編集および再保存しても問題ありません。

 

PDF Convert は、段組み、タイトル、画像、フレームで囲まれた要素を維持して、元のページを可能な限り忠実に複製するように設計されています。これを実現するために、このプログラムには、[列の流し込み] と [True Page] という 2 つの方法が用意されています。後者では、すべてのページ要素をテキスト ボックスまたはフレーム内に配置します。前者では、可能な場合にはボックスを削除し、段組みと段落区切り、および余白設定を使用してページの書式を設定します。

変換したページの外観が変更前と違っている場合でも、元のレイアウトに戻すための編集作業は、段組みや段落区切りを削除または追加する程度のわずかな量で済みます。[ファイル] > [オプション] > [表示] の順に進み、区切り、タブ、およびスペースを表示および非表示にします。

Word でのアイコンの表示/非表示を切り替え
[ホーム] > [段落] の順に選択し、[表示/非表示] ボタンをオンに切り替えて、変換されたドキュメントのレイアウトがどのように表現されているかを確認することをお勧めします。このボタンが表示されない場合は、リボンのカスタマイズが必要な可能性があります。

 

段組み

段組みを削除するには

コンバーターが生成した段組みが不要な場合は、[ページ レイアウト] > [ページ設定] > [段組み] の順に選択し、[1 段] を選択します。

 

段区切りを削除するには

コンバーターは、元の段組みの末尾に段区切りを配置することで、元のレイアウトを維持しようとします。

 

[印刷レイアウト表示] で段区切り記号を表示するには、[ファイル] > [オプション] > [表示] > [すべての編集記号を表示] を選択します。

場合によっては、変換結果のレイアウトの空きスペースに段組みテキストが適切に収まらないことがあります。このような場合は、元の段組みの末尾にある段区切りが後続の段に流し込まれていて、元の段組みの 2 段目の内容が 3 段目に押し込まれている可能性があります。この問題は、段区切りを削除することで簡単に解決できます。

元の段組みに大量のテキストを追加する場合にも、同様の操作が必要になります。

 

段区切りを追加するには

後続の段を配置する場所を正確に指定するには、[ページ レイアウト] > [ページ設定] > [区切り] の順に進み、[段組み] を選択します。

 

レイアウト枠とテキスト ボックス

グラフィックは、テキスト ボックスか、レイアウト枠内に配置されます。Microsoft Word のヘルプで「レイアウト枠とテキスト ボックスの違い」についてのトピックを参照してください。段落の終わりが表示されていないときには、テキスト ボックスを下へスクロールすると表示されます。すべてのテキストが表示されるように、テキスト ボックスのサイズを変更するか、テキストを選択してテキストのポイント サイズを小さくします。

 

表は通常、ソース ファイルに表として保存されているわけではなく、単にセルを基にしたテキスト文字列のセットとして保存されています。プログラムは表を再構築します。この処理は、グリッド付きの表 (セル区切り線のある表) の方がより確実に動作しますが、グリッドのない表も変換できます。

 

フォント

PDF Convert は、PDF/XPS に埋め込まれたフォントを抽出しません。PDF/XPS 内で検出されたフォントのサイズ、形状、ウェイト、および種類を分析し、システムにインストールされているフォントを検索して最も近いフォントを使用します。多様なフォントがインストールされていると、より適切にフォントを表示できます。