Kofax PDF Create では、作成する PDF ファイルの最初のページまたは全ページに透かしを追加できます。透かしはスタンプのようなものです。テキスト ('機密'、'ドラフト'、'サンプル' など)、イメージ (会社のロゴなど)、または複合 (既存の透かしの組み合わせ) の透かしが利用できます。既存の PDF のページを新しい PDF の透かしとして使用することもできます。
透かし名
標準の透かし管理から選択します。
会社のロゴ (イメージまたは PDF ファイルから会社のロゴをインポートします)
コピー禁止 (グレーの縦書きテキスト、左上)
ドラフト専用 (グレーの傾斜テキスト、中央)
サンプル専用 (赤の傾斜テキスト、左下)
見開きページの透かし (イメージまたは PDF ファイルからイメージをインポートします)
複合透かし (テキストとイメージの透かしの混合)
機密 (5 つの選択肢: グレーのテキスト、さまざまな場所)
不透明度
透かしの透明度を定義します。スライダーまたはエディット ボックスを使用して、0 (完全に透明) から 100 (完全に不透明) の範囲の値を指定します。PDF/A ファイルではこの設定を解釈できないため、透かしは完全に不透明 (100) で表示されます。
最初のページのみ
透かしを最初のページのみ、または見開きページの透かしの場合は最初の 2 ページのみに配置するには、これを選択します。この選択を解除すると、透かしは PDF の全ページに配置されます。
背景にする
PDF の背景としてページの内容の下に透かしを配置する場合は、これを選択します。この選択を解除すると、透かしはページの内容の上に配置されます。この場合、ある程度透明な透かしを使用することをお勧めします。
詳細
このボタンをクリックして、選択した透かし管理のプレビューを表示します。各種管理を使用して、選択した透かしの外観を変更します。プレビューには、設定の効果が表示されます。気に入った設定になったら、[OK] をクリックして変更を保存します。新しい透かし管理を定義するには [新規] を、透かし管理を削除するには [削除] を使用します。標準管理の上部の値を復元し、ユーザー定義の透かしを削除するには、[既定] を使用します。
透かしを変更するか、または新しく追加する場合は、最初に透かしの種類 (テキスト、イメージ、複合) を選択します。これは、透かしの種類によって表示されるオプションが異なるためです。
テキスト:
透かしテキストを入力し、フォント、サイズ、色、スタイル、および角度 (-90 度 ～ +90 度) を定義します。色の管理に現在の色が表示されます。透かしの文字をアウトラインで表示する場合は、[アウトラインのみ] を選択します。この選択を解除すると、文字は定義された不透明度で塗りつぶされます。テキストのアンカー ポイントと、アンカー ポイントに対する相対的な垂直オフセットおよび水平オフセット (X 余白と Y 余白) を選択します。
イメージ/PDF:
イメージ ファイル (BMP、DIB、JPG、PNG、TIFF、PCX) または PDF ファイルを参照します。複数ページのファイルが選択されている場合は、使用するページを指定します。[マークした領域のみ] は PDF ファイルのみの設定であり、ページの表示部分のみを使用する場合に選択します。縦横比を設定するか、または解除します。[ページ全体に表示] を選択していない場合、イメージのサイズと場所を定義できます。
複合透かし:
既存の透かしから複合透かしを作成します。[新規] をクリックし、名前を指定して、透かしの種類として [複合透かし] を選択します。利用可能なすべての透かしが、下部のリスト ボックスに一覧表示されます。目的の透かしを選択し、[追加] をクリックして、その透かしを [複合透かし] プロパティのパネル上部に配置します。[OK] をクリックして選択内容を保存します。既存の複合透かしの内容を変更するには、その透かしを選択して、[追加] ボタンおよび [削除] ボタンを使用します。パネル上部に一覧表示された透かしは、複合透かしとして使用されているものです。
見開きページの透かしは、連続した 2 ページにまたがって表示されます。これを選択すると、配置オプションが変更されます。綴じ側、および綴じ側からの距離を選択します (既定は 0)。[両面] を選択すると、透かしが見開きページに表示されるようになります。
注
人間がスタンプしたように見せるために、PDF Create では透かしをランダムに少しシフトまたは回転させて、各透かしが同じものにならないようにします。
Power PDF では、既存の PDF ファイルに透かしを追加することができます。