Form Typer は、線とチェック ボックスを自動的に検出し、フォーム フィールドを作成します。 テキスト フィールドは線から生成されます。その他のフォーム要素 (ラジオ ボタン、ドロップダウン リスト、コンボ ボックスなど) は手動で作成する必要があります。詳細はフォーム フィールドの作成と編集作成されたフィールドは、[フォーム コントロール] パネルに一覧表示されます。このパネルは、非表示に設定していない限り Form Typer の実行時に表示されます。
Form Typer では、コントロール名と、マウス ポインタがコントロールの上に置かれたときにポップアップ表示されるテキストの両方を自動生成できます。通常、これら 2 つのテキストは同一ですが、異なる内容にすることもできます。 Form Typer は光学式文字認識 (OCR) を使用して、フィールド名とポップアップ テキストを検出および生成します。
テキスト ボックスに関するアドバイス
テキスト ボックス (線から生成されます) の場合、最初に線の左側にある文字列が検索されるため、以下の例では、フィールド名とテキストは次の文字列になります:‘アドレス’
アドレス:_______________
そのようなテキストが見つからない場合、線の開始点の真下にある文字列が検索されるため、以下の例でも、フィールド名とテキストは次の文字列になります: ‘アドレス’
______________________
アドレス
線の上部や右側にあるテキストを検索することはありません。検索された文字列はコントロール ラベルになるため、線の前や下には長い説明を配置しないでください。
Form Typer が適切な文字列を見つけられない場合、コントロール名とポップアップ テキストは、textfield0、textfield1、textfield2 のようになります。このような場合は多くの後編集が必要になるため、あらかじめ適切なフォーム設計を行うことが重要です。
チェックマークに関するアドバイス
Form Typer は検出されたチェック ボックスの左右にあるテキストを検索します。これらは通常、短いテキストです。
一意のコントロール ラベルが必要
手動で作成するすべてのフォーム コントロールのラベルは一意である必要があります。同じフォーム内に重複したラベルがある場合、最初のフィールドに入力したデータが、同じ名前のすべてのフィールドに自動入力されます。これらのフィールドの内容を個別に変更することはできません。重複が発生することがあるのは、たとえば、個人を参照している「名前」というラベルがあり、フォームの下部に、会社名を参照している同名のラベルがあるような場合です。Form Typer が同一の文字列を検出すると、それらは次のように区別されます:Yes0、Yes1、Yes2 など。
フォーム コントロールのプロパティ
フォーム コントロール、または [フォーム コントロール] パネル内のコントロール名をダブルクリックすると、複数のパネルで構成される [プロパティ] ダイアログ ボックスが開きます。 テキスト ボックスの場合、[全般] パネルで、コントロール ラベルとポップアップ テキスト、フォーム コントロールの外観やその他の属性 (必須フィールドの定義など) を定義します。[オプション] パネルでは、コントロールの整列設定、事前入力される既定のテキストの定義、入力文字数の上限設定、単一行または複数行にわたる回答の定義 (以下を参照)、コーム ボックス (手書き文字を処理するための特別なタイプのテキスト ボックス ) の指定を行います。その他のパネルについては、 フォーム フィールドの作成と編集 を参照してください。
複数行テキスト ボックスの定義
[オプション] パネルで、[マルチライン] と [長いテキストのスクロール] という 2 つのチェックマークを選択する必要があります。コントロールを最初に開いたときは、複数行にわたる回答が可能であることを示すものはありません。しかし、入力したテキストが 1 行目の末尾に到達すると、コントロールの右側にスクロール バーが表示され、テキストをさらに入力できるようになります。回答の長さを管理するには、文字数制限を設定してください。