Oracle データベースへのアクセス権
Project Builder で Oracle データベースを使用する前に、アクセス権を設定する必要があります。この構成では、Oracle データベースが使用可能で、適切な Oracle ユーザー アカウントがあることを確認するために、事前の計画が必要になります。
Oracle のデフォルトの動作では、オブジェクトの所有者のみがテーブルまたはビューの操作を実行できるため、この準備が必要です。つまり、Kofax Transformation Modules ユーザーと Oracle データベースの所有者が同一ではない場合、Oracle データベースにアクセスできるのは、特別なセキュリティ権限が構成され、必要な構成手順が実行された場合のみです。
これらの構成手順が実行されていない場合、Oracle データベースをに追加しても、 Kofax Search and Matching ServerAdministration では Oracle データベースが表示されません。
以下の手順に従って、 Oracle データベースを準備できます
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Oracle で最小のユーザーおよびロール権限を定義します。
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ORACLE_USER または Oracle データベースを作成するその他のユーザー アカウントには、データベース テーブルを作成できるように、次の権限が割り当てられている必要があります。
RESOURCE CREATE TABLE CREATE SESSION
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さらに、 Kofax Search and Matching Server でデータベースを表示して構成できるようにするには、次の権限が必要です。
CREATE ROLE CREATE SYNONYM
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ORACLE_USER または Oracle データベースを作成するその他のユーザー アカウントには、データベース テーブルを作成できるように、次の権限が割り当てられている必要があります。
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Kofax Transformation Modules から KTM_USER または Oracle データベースにアクセスするその他のユーザー アカウントには、次の権限が必要です。
CONNECT RESOURCE EXP_FULL_DATABASE (SELECT ANY TABLE)
- 必要に応じて、さまざまなユーザーがいる場合に、KTM_ROLE などのユーザー ロールを定義して上記の権限をロールに割り当てることができます。ロールとは、ユーザーに簡単に割り当てることができる事前定義された権限のコレクションです。
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Oracle テーブルを作成します。たとえば、KTM_VENDORS などを作成します。
CREATE TABLE KTM_VENDORS ( NUM NUMBER NOT NULL , Firma VARCHAR2(20) NULL , STREET VARCHAR2(30) NULL , CITY VARCHAR2(30) NULL , POSTAL_CODE VARCHAR2(20) NULL , CONSTRAINT PK_VENDOR PRIMARY KEY (NUM) )
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KTM_USER または KTM_ROLE に新しい Oracle テーブルへのアクセス権を付与します。
GRANT CREATE ANY INDEX, SELECT ANY TABLE TO KTM_USER; GRANT CREATE ANY INDEX, SELECT ANY TABLE TO KTM_ROLE;
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Oracle データベース テーブルにパブリック シノニムを定義します。
create public synonym KTM_VENDORS for ORACLE_USER.KTM_VENDORS;
これで、KTM_USER または KTM_ROLE が割り当てられたユーザーは、Oracle でデータベースを表示できるようになります。
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Oracle データベースのビューを作成し、KTM_USER または KTM_ROLE に割り当てて、Kofax Transformation - Project Builder または Kofax Search and Matching ServerAdministration でこのビューを選択して構成できるようにします。
CREATE VIEW KTM_VENDORS_VIEW AS SELECT * FROM KTM_VENDORS;
- Oracle データベースを Kofax Search and Matching Server Administration に追加します。