Power PDF は PDF およびその他のファイルのクラウド ストレージをサポートします。これにより、複数のデバイス (メインフレーム、ノート パソコン、携帯端末、タブレットなど) からファイルにアクセスし、ファイルをアップロードできます。ファイルの内容はすべてのデバイスで同期されます。
サポートされるクラウド コネクタは次のとおりです。
Nuance Cloud Connector (NCC)
Dropbox Connector
Evernote Connector
Power PDF Standard では、Dropbox と Evernote が自動的にインストールされます。NCC のインストールは任意ですが、NCC を使用すると、より広範囲のストレージ サイト (以下を参照) にアクセスできます。
Power PDF Advanced では、自動的にインストールされるコネクタはありません。カスタム インストールを実行し、必要なコネクタを有効にする必要があります。Microsoft SharePoint も利用可能であり、お使いのコンピュータにコンポーネントがインストール済みのすべてのサポート対象ドキュメント管理システムを使用することもできます。NetDocuments クラウド サイトは、ファイルをアップロードする場合にのみ、DMS グループとして提供されます。
これらのクラウド サイトには、[コネクタ] リボンを使用してアクセスします。コネクタまたは DMS ごとに固有のグループがあります。これらのクラウド サイトでユーザー登録を行い、操作のたびにユーザー ID およびパスワードを提供する必要があります。唯一 Nuance Cloud Connector は、Power PDF 内から登録およびコネクタ管理を行うことができます。
可能な操作は次のとおりです。
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ストレージからファイルを開く
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ストレージにファイルを保存する
ストレージからページを挿入するには、[ホーム] > [ページ] > [挿入] に移動し、[DMS から開く] ボタンをクリックし、目的のサイトを選択します。
サイトごとにログインが必要ですが、ログイン後は、Power PDF を閉じるまでは自由にアクセス可能です。登録してログインした後は、Windows のタスク バーまたは通知領域で有効になっていれば、複数のセッションで Nuance Cloud Connector を利用できます。
[ファイル] > [オプション] > [コネクタ] > [全般] で、インストールしたコネクタを一時的に無効にしたり、再度有効にしたりすることができます。
Convert Assistant では、[ファイル] メニューからストレージ サイトのファイルを開くことができ、変換したファイルは [出力形式] パネルの [DMS] リスト ボックスから、これらのサイトに保存できます。
Create Assistant では、ファイルを開くには [追加] ボタンをクリックし、[DMS から追加] を選択します。また、作成した PDF ファイルをクラウド サイトに保存するには、[保存] ボタンをクリックし、[DMS に保存] を選択して、目的のコネクタまたは DMS を選択します。
「コネクタ、SharePoint および DMS リボン グループ」および「DMS の概要」も参照してください。
Nuance Cloud Connector
Nuance Cloud Connector (NCC) は、Power PDF のインストール時に、インストールすることができます (省略することもできます)。これを後でインストールするか、他のコネクタをインストールする場合は、プログラムの Setup.exe ファイルをダブルクリックして [変更] をクリックします。Windows コントロール パネルからは、[アンインストール] のみを選択できます。
このコネクタではクラウド サービスを直接利用できます。Power PDF と直接統合されているだけでなく、ローカル ディスクまたはマップされたネットワーク ドライブ上のファイルであるかのように、クラウドのファイルにアクセスすることが可能です。このコネクタの機能は次のとおりです。
一度に複数のクラウド ストレージ サービスに接続する
Microsoft Windows (既定では N ドライブ) に「Cloud Drive」を追加する (いつでも利用可能)
Windows の任意のフォルダからクラウドへ、またはクラウド サービス間で、ファイルをドラッグ アンド ドロップする
ウェブ経由でコネクタが更新され、新しいコネクタを利用できる
クラウド サービスへアクセスする際に何度もログインしなくてよい
現在、直接接続を利用できるクラウド ストレージ サービスは次のとおりです。
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Amazon S3 |
FTP サイト |
Rackspace CloudFiles |
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AT&T Synaptic Storage |
Google Cloud Storage |
WebDav |
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Box |
Mezeo |
Windows/Azure |
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Caringo CAStor |
Microsoft OneDrive |
その他 |
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EMC Atmos Online |
OpenStack |
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ファイル サーバー共有 |
Peer1 CloudOne |
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少なくともいずれかのサポートされたクラウド ストレージ サービスで既存のアカウントを所有している必要があります。
Nuance Cloud Connector によってクラウド ストレージ アカウントが作成されることはありませんので、あらかじめご用意ください。
このコネクタは Nuance にライセンス供与されたサードパーティ コンポーネントです。ドキュメントの同期およびバックアップ機能が含まれる Professional バージョンにアップグレードすることができます。詳細については、下記を参照してください。
http://www.nuance.com/for-business/by-product/omnipage/nuance-cloud-connector/index.htm
Nuance Cloud Connector の設定:
Nuance Cloud Connector Management Console を起動するには、[スタート] > [すべてのプログラム] > [Nuance Cloud Connector] > [Management Console] をクリックするか、または [接続] メニューから選択します。
左上のドロップダウン ボックスで [Cloud Drive] が選択されていることを確認します。
[Mount Virtual Directory] リンクをクリックします (または、[ここをクリック] でアカウントをセットアップします)。
[ストレージ サービス] ドロップダウン ボックスから目的のクラウド ストレージ サービスを選択します。
この接続の既定の名前を受け入れるか、変更します。
[次へ] をクリックして、このサービスのユーザー名とパスワードを指定したら、[次へ] をクリックして終了します。
各接続について完了すると、NCC Management Console に接続しているサイトが表示され、Windows エクスプローラーにはマップされたドライブとして表示されます。
サイトの設定を表示するには、各サイトの矢印ボタンをクリックします。サーバーの URL、ユーザー名、パスワードなどが表示されます。 をクリックします。 をクリックします。NCC Management Console の [設定] タブでは以下の操作を実行できます。
Cloud Drive のドライブ文字やラベルを変更する
一時ファイルを格納するキャッシュ フォルダを変更する
Windows エクスプローラーからマップされたドライブを削除する
Nuance Cloud Connector の使用
NCC Management Console からサービスを開くには、[ドライブを開く] ボタンをクリックし、Nuance Cloud Drive で Windows エクスプローラー ウィンドウを呼び出し、接続した各ストレージ サイトのサブフォルダを表示します。
Power PDF 内からサービスを開くには、NCC ツールバーの [NCC から開く] ボタンまたは [NCC へ保存] ボタンを使用します。NCC の開くダイアログと保存ダイアログは、Windows の標準のダイアログと多少異なります。[接続] メニューには、ページの挿入や抽出、ファイルの添付、ストレージ アカウントの追加、NCC Management Console の起動など、さらに多くのオプションがあります。