この Power PDF Advanced 機能では、作成した PDF/A ファイルまたは受け取った PDF/A ファイルの互換性をチェックします。このようなドキュメントを作成するには、[ファイル] メニューで [名前を付けて保存] を使用するか、ファイル タイプとして PDF/A を選択します。[設定] をクリックして、コンプライアンス レベルを選択します (下記参照)。
PDF/A は、PDF ファイルの標準のセットで、さまざまなプラットフォームでの PDF 製品のアクセシビリティを最大限に確保し、ファイルを将来にわたって使うことができるようにすることを目的としています。PDF/A は PDF のバージョン 1.4 に基づいているため、それより古い PDF 製品を処理することができます。JavaScript のような、環境によって正しく解釈されない可能性のある要素は除外されます。適切なタグ、良好なアクセス、適切なメタデータのような特定の要素が必要です。
互換性チェックは、[互換性] パネルにあります。この機能を [パネル] バーから呼び出すには、次のツールを使用します。
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このツールが表示されていない場合は、[パネル] バーの何もない領域を右クリックし、ツールを選択します。
このパネルには、次のようなボタンがあります。
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さまざまな互換性レベルが表示されます。下に行くほど高レベルになります。
PDF/A-1a
PDF/A-1b
PDF/A-2a
PDF-A-2b
PDF/A-2u
PDF/A-3a
PDF/A-3b
PDF/A-3u
ユーザー補助
現在の PDF ドキュメントが PDF/A である場合、リストにはそのドキュメントで有効な最も高いレベルが表示されます。
テストするコンプライアンス レベルを選択します。
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このボタンを使用して、現在のドキュメントを選択したコンプライアンス レベルでチェックします。詳細については、レポート ツリーを展開して、各エントリの右にあるボタンをクリックします。
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非互換性レポートの項目をクリックして [修正] をクリックして、プログラムが必要な修正を行って互換性を確保できるようにします。
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クリックすると、検出されたすべての問題を一覧表示する HTML 形式のレポートが表示されます。
次のトピックでは、互換性チェックで検出される非互換性の問題についての説明と、それぞれの問題の解決方法を示します ([修正] をクリックして自動で解決するか、または手動で解決する)。
[オプション] ドロップダウン リストから [ユーザー補助] を選択すると、次の 4 つのグループの基準に従ってユーザー補助の確認が実行されます。
PDF/A 標準の一部ではユーザー補助も扱っていますが、この標準の主な目的は、長期間にわたってアーカイブされる PDF ファイルを、時間が経過しても利用できるように保証することです。(主に画面読み取りプログラムによる) ファイルのユーザー補助についてさらに詳細なテストを実行するには、[ユーザー補助] を選択して [チェック] をクリックします。