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ドキュメント分離は、スキャン時またはインポート中に、1 つのドキュメントを別のドキュメントと区別するプロセスです。紙シートのスタックには、単一シートのドキュメント、複数シートのドキュメント、またはそれらの組合せが含まれていることがあります。スキャンやインポート中、自動的または手動で、イメージをドキュメントに分離できます。

バーコードとパッチ コードの分離

TotalAgility は、バーコードとパッチ コードの組合せに基づいて、ドキュメントを分離します。

バーコード分離

TotalAgility は、特定のバーコードに基づいて、スキャンしたシートをドキュメントに分離し、そのバーコードが出現するたびに新しいドキュメントを作成します。そのバーコードがシートの裏面にある場合は、シート全体が次のドキュメントに分離されます。

[バーコード タイプ]: TotalAgility は、選択されているバーコード タイプのリストのいずれかが出現するたびに、次の条件に基づいて新しいドキュメントを作成します。

[バーコード チェックサム]: このアプリケーションでは、チェックサムがオプション (Codabar、Code 39、および Interleaved 2 of 5) となっているバーコード タイプ用に、チェックサム処理を使用します。[バーコード チェックサム] では、チェックサムが必須となっている、またはチェックサムが使用されないバーコード タイプについては、チェックサム処理ルールが変更されません。

チェックサムが必須となっているバーコード タイプの場合は、チェックサム処理が必ず実行されます。同様に、チェックサムが実行されないバーコード タイプについて、チェックサム処理が実行されることはありません。

チェックサム処理: チェックサム (最後の文字) が有効の場合はデータが返されます。チェックサム文字は、返されるバーコード値には含まれません。

[次の場合に新規ドキュメントを開始]

  • [バーコード タイプの検出]: TotalAgility が指定されたタイプのバーコードを検出すると、新しいドキュメントを開始します。

  • [バーコード値の変更]: 検出したバーコードの値が、前に検出したバーコードとは異なる場合に、新しいドキュメントを開始します。

  • [バーコード値の検出]: バーコードの値が、ユーザーが指定した値と一致した場合に、新しいドキュメントを開始します。

    • [値の検索文字列]: バーコードが、ユーザーが指定したテキストと正確に一致した場合に、新しいドキュメントを開始します。

    • [値の検索文字列は正規表現を使用]: 値の検索文字列 を Java Script の正規表現として扱います。

      正規表現ではチェック デジットを使用しないでください。
  • [ドキュメント タイプにバーコード値を使用]: バーコードの値をドキュメント タイプの名前として使用します。

[バーコード分離シートを削除]: ドキュメント分離プロセス中に、バーコードのあるイメージをドキュメントから削除します。

パッチ コード分離

TotalAgility は、特定のパッチ コードを持つシートに基づいて、スキャンしたイメージをドキュメントに分離し、そのパッチ コードが出現するたびに新しいドキュメントを作成します。

TotalAgility がパッチ コード分離シートを検出すると、スキャン エンジンによって、以降のシートが新しいドキュメントに追加されます。通常、パッチ コード分離シートはドキュメント分離後に自動的に削除されますが、分離シートを保持することもできます。

パッチ コード タイプ

サポートされるパッチ コード タイプのリストから、パッチ コードを選択します。


パッチ コード タイプ 1

Patch I


パッチ コード タイプ 2

Patch II


パッチ コード タイプ 3

Patch III


パッチ コード タイプ 4

Patch IV


パッチ コード タイプ 6

Patch VI


パッチ コード タイプ T

Patch T

[パッチ コード分離シートを削除]: ドキュメント分離プロセス中に、パッチ コードのあるイメージをドキュメントから削除します。

固定シート分離

ドキュメントごとに固定されたシート数に基づいて、スキャン時にシートをドキュメントに分けます。

ドキュメントあたりのシート

各ドキュメント内のシート数を指定します。

手動分離

ユーザーがイメージを手動でドキュメントに分離する必要があります。