Web ストレージ読込
「Web ストレージ読込」ステップ アクションは、ローカル ストレージまたはセッション ストレージあるいはその両方にデータを読込ます。ローカル ストレージとセッション ストレージは、通常は Cookie に保存できる大量のデータを存続させるために一部の Web サイトによって使用されます。
読み込むデータはデータ フィールドで指定できますが (方法は下の例を参照してください)、このステップ アクションは、Web ストレージ抽出ステップ アクションを使用して抽出されたストレージ データの読込にも使用できます。
プロパティ
「Web ストレージ読込」アクションは、次のプロパティを使用して設定できます。
- データ
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ローカル ストレージまたはセッション ストレージあるいはその両方に読み込むデータを指定します。通常、このデータは「Web ストレージ抽出」アクションを使用した結果を保存する変数から取りますが、特別に入力または生成することもできます。
データは JSON 形式で指定し、またオブジェクトの配列として指定しなければなりません。各オブジェクトは次のプロパティを含む必要があります。
- ストレージのタイプ
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ストレージのタイプは、「セッション」または「ローカル」のいずれかでなければなりません。セッション ストレージ は、現在のウィンドウに読み込まれ、セッション Cookie と同様に、最上位のウィンドウが存在する限りは存続します。ローカル ストレージ は、永続 Cookie と同様に、すべてのブラウザー ウィンドウ間で共有されます。
- ドメイン
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ストレージへのアクセスを有するサイトを含むドメインです。
- ストレージ
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ストレージを構成するアイテムの配列です。各アイテムは次のプロパティを有するオブジェクトです。
- キー
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ストレージ内のアイテムを探すために使用する名前です。
- 値
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保存された値であり、文字列タイプでなければなりません。
- 例
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この例では、ローカル ストレージ内に値 "http://help.kofax.com" を有する「ヘルプ」と命名された 1 つのストレージ アイテムと、セッション ストレージ内の 2 つのストレージ アイテム、つまり、値 "Kofax RPA" を有する「製品」および値 "10" を有する 「バージョン」を定義してみます。すべてのストレージ アイテムはドメイン "www.kofax.com" のために定義されます。
以下のデータを「Web ストレージ読込」ステップ アクションに入力します。
[ { "storage-type": "local", domain: "www.kofax.com", storage: [ { key: "help", value: "http://help.kofax.com" } ] }, { "storage-type": "session", domain: "www.kofax.com", storage: [ { key: "product", value: "Kofax RPA" }, { key: "version", value: "10" } ] } ]