新機能

このトピックでは、Kofax RPA 11.4.0 の新機能と拡張機能について説明します。

Kofax TotalAgility の Quick RPA

このリリースでは、TotalAgility Quick アプリに RPA 機能が統合されています。TotalAgility バージョン 7.11.0 以降では、専用の RPA API により、ロボット ワークフローの作成、管理、エクスポート、およびインポートが可能になります。たとえば、 TotalAgility ユーザーは次のタスクを実行できます。

  • ロボットを選択する

  • 簡単に視覚的に識別できるようにロボットのサムネイルを表示する

  • ロボット間でデータを渡すために必要なデータ オブジェクトとしてモデルを自動作成する

  • ロボットまたはサブロボット間でデータ オブジェクトを自動的に選択し、その後マッピングする

『Kofax TotalAgility Quick ヘルプ』の「Quick RPA」を参照してください。

TotalAgility バージョン 7.11.0 以降および RPA バージョン 11.4.0 以降にアップグレードする必要があります。

OAuth サーバー メニュー オプション

Management Console の OAuth サーバー メニュー オプションを使用して、トークンベースの認証のための Oauth シークレットを表示、変更、および取り消しできます。このオプションには 3 つのタブがあります。

  • Kapplets

  • サービス DAS

  • シンクロナイザー

『Kofax RPA ヘルプ』の「OAuth サーバー」にあるトピックを参照してください。

シンクロナイザー OAuth コマンド

OAuth のトークンベースの認証をサポートするために、synchronizer.settings ファイルで 2 つのコマンドを使用できます。

  • oauth-client-secret

  • oauth-client-secret-file

ユーザー名とパスワードによる認証の代わりに、クライアント シークレットを設定してトークンベースの認証を使用します。

『Kofax RPA ベスト プラクティス ガイド』の「Management Console へのシンクロナイザー アクセスの設定」を参照してください。

また、『Kofax RPA ヘルプ』の「同期の開始」も参照できます。

kintone をプロバイダとして追加

kintone が OAuth のサポート対象プロバイダになりました。

『Kofax RPA ヘルプ』の「OAuth」にあるトピックを参照してください。

また、『Kofax RPA ヘルプ』の「サポートされているサービス プロバイダ」も参照できます。

RoboServer ライセンス

次の強化された新しい UI 要素を使用して、RoboServer にライセンスを割り当てることができます。

  • クラスター間でライセンス ユニットを配布するためのボタンが、メニューからクラスターと RoboServer を一覧表示するメイン テーブルに移動されました。『ユーザー ガイド』を参照してください。
  • 使用するライセンスに基づいて、クラスターを割り当てるオプションを動的に表示する新しいウィンドウとメニュー オプションが追加されました。メニュー オプションは、RoboServer に CRE を割り当てまたは RoboServer に KCU を割り当てです。ライセンスを自動または手動で配布するように RoboServer を設定します。

    ユーザー ガイド』および『インストール ガイド』を参照してください。

    動的ライセンスの分配モードは、高可用性設定には適用できません。

  • 限定ライセンス パラメータ -ll が追加されました。『管理者ガイド』および『ユーザー ガイド』を参照してください。

フローを展開アイコン

ロボットのツールバーに新しいアイコンが表示されます。新しいアイコンを使用して、次のことを行えます。

  • 選択したステップのフローを展開します。

  • グループ、ループ、条件付きステップなど、フロー ラインを含むすべての選択済みステップを展開します。

『Kofax RPA ヘルプ』の「ロボットのツールバー」を参照してください。

キーの計算ステップ

このロボット ステップを使用して、変数値のキーを計算します。値は、.type ファイルで指定された複雑なユーザー定義タイプである必要があります。

『Kofax RPA ヘルプ』の「キーの計算」を参照してください。

電子メールごとにステップ

このステップを使用すると、アプリケーションをレコーダー ビューで開き、選択した電子メール フォルダから 1 つのメッセージを表示します。

『Kofax RPA ヘルプ』の「電子メールごとに」を参照してください。

ディレクトリの反復ステップ

このステップを使用すると、ディレクトリ内のすべてのエントリ (ファイル、ディレクトリ、およびその他のオブジェクト) を反復処理します。ディレクトリの反復ステップをネストすることはできますが、再帰的または無限ループのプログラミングは機能しません。

『Kofax RPA ヘルプ』の「ディレクトリの反復」を参照してください。

出力値ステップ

このステップを使用すると、ロボットから値を返します。『Kofax RPA ヘルプ』の「出力値」を参照してください。

データベースの値の抽出と削除

新しいデータベース データ抽出およびデータベースから削除ステップを使用して、データベースの値を抽出および削除できます。

『Kofax RPA ヘルプ』の「データベース データ抽出」および「データベースから削除」を参照してください。

Kapplets 失敗オプション

スケジュール済みの Kapplets の実行が失敗した場合、次の新しいオプションを使用できます。

  • 失敗した場合は一時停止

  • タイムアウトした場合は一時停止

  • エラーで終了した場合は一時停止

停止オプションは削除されました。

これらの新しいオプションの詳細については、『Kofax RPA ヘルプ』の「スケジュール」を参照してください。

[選択したオブジェクトを削除] ボタン

管理者権限を持つユーザーは、新しいプロジェクトを作成してリポジトリを選択し、新しいボタン [選択したオブジェクトを削除] を使用してオブジェクトを同期から削除できます。読み取り専用 オプションを選択すると、この新しいボタンがアクティブになります。

『Kofax RPA ヘルプ』の「プロジェクト」の 「新しいプロジェクトの作成」 を参照してください。

Finder Updater Tool

Finder Updater Tool を使用して、プロジェクト内のすべてのロボットの名前を検索および置換することにより、ファインダー名を変更できます。また、このツールを使用して、ロボットを Internet Explorer から Microsoft Edge に移行できます。

『Kofax RPA ヘルプ』の「Finder Updater Tool」を参照してください。