オンライン ラーニング
オンライン ラーニングによって、抽出結果が向上します。ドキュメントの抽出結果が不十分な場合は、正しいデータを提供してから、そのドキュメントをオンライン ラーニング用にマーキングできます。Kofax TotalAgility で以降のドキュメントを処理する際に、学習した新しいドキュメントによって、同様の抽出エラーを最小限に抑えることができます。
Kofax TotalAgility は、ドキュメントのコンテンツを抽出し、そのコンテンツを有意味な構造で格納します。オンライン ラーニングによって、学習可能なロケーターが運用中に動的なナレッジ ベースを使用して、効率的にコンテンツを検索および抽出できるようになります。動的に学習したコンテンツは、そのナレッジ ベースに追加されます。ソリューション インテグレータが学習データを確認した後で、そのデータが静的なナレッジ ベースに発行されます。この静的ナレッジ ベースはバイナリ ファイルで、他のプロジェクト ファイルと一緒に格納されます。オンライン ラーニング用の動的ナレッジ ベースは、データ リポジトリに格納されます。
オンライン ラーニング用にドキュメントが選択されると、学習アルゴリズムがそのドキュメントのメタデータを検索し、学習可能なロケーターにとって意味のある情報を抽出します。
次の場合に、ドキュメントをオンライン ラーニング用にマーキングできます。
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ドキュメントが正しく分類されていない。
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特定のオンライン ラーニング用にドキュメントを既にマーキングしておらず、抽出が不十分で、そのドキュメントがそのクラスの典型的な例である。
- 自動マーキング
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1 つのドキュメント グループに対してオンライン ラーニングと自動オンライン ラーニングの両方が有効になっている場合は、特定のフィールドによって、ドキュメントをオンライン ラーニング用に自動的にマーキングできます。これらのフィールドでは、「Monitor for Automatic Online Learning」 プロパティが有効になります。
オペレータが、抽出プロセスによって選択されたものとは異なる、監視対象フィールド用の認識結果を選択すると、オンライン ラーニングが自動的に有効になります。オペレータが新しいテキストを入力した場合は、その認識が完全に失敗したことを意味し、オンライン ラーニングをそのフィールドに対して使用することはできません。その結果、プロパティの設定には関係なく、自動的に有効化されることはありません。
[オンライン ラーニング] ボタンが表示されている場合、オペレータは、監視対象フィールドによってそのドキュメントが有効化された後に、キャンセルまたはマーキング解除することができます。