動作の変更点

このトピックでは、Kofax RPA 11.2.0 で変更された次のような動作について説明します。

ロボット名の変更

WebKit から Chromium への移行の進行に伴い、Kofax RPA のロボット名に 2 つの変更が導入されました。

新しいロボット名 元のロボット名

ベーシック エンジン ロボット

Web オートメーション ロボット

ロボット

Desktop Automation ロボット

この名前の変更は、Kofax RPA 内で進行中の変更を容易にするためのものです。より多くの相互作用が一連の動的データに依存するようになったため、ロボット (これまでは Desktop Automation ロボットと呼ばれていました) を使用することにより、製品の将来のリリースにおいて Kofax RPA が果たす主導的な役割は強化されます。

Kofax RPA ドキュメント セット全体が更新され、名前の変更と Chromium ブラウザへの進行中の移行が反映されるようになりました。ヘルプ システムで、「Desktop Automation」セクションの名前が「ロボットの構築」に変更されました。「Web オートメーション」セクションの名前が「ベーシック エンジン ロボット」に変更され、「参照」セクションの下に配置されました。

詳細については、『Kofax RPA のヘルプ』の「CEF への移行とロボット名の変更について」を参照してください。

製品パッケージ コンポーネント名の変更

Kofax RPA 製品パッケージ コンポーネントの名前が次のように変更されました。

  • KofaxAnalyticsforRPA-2.5.0.zip

  • KofaxRPA-11.2.0.msi

  • KofaxRPA-11.2.0.tar.gz

  • KofaxRPADesignStudio-11.2.0.msi

  • KofaxRPADesktopAutomation-11.2.0.msi

  • KofaxRPADocumentation-11.2.0_EN.zip

  • KofaxRPADocumentation-11.2.0_JA.zip

  • KofaxRPADocumentation-11.2.0_FR.zip

  • KofaxRPADocumentTransformation-11.2.0.msi

  • KofaxRPAProcessDiscoveryAgent-11.2.0.msi

  • KofaxRPAProcessDiscoveryAnalyzer-11.2.0.zip

  • KofaxRPARoboServer-11.2.0.msi

一部の製品コンポーネントの 32 ビット サポートの終了

次の Kofax RPA 製品パッケージ コンポーネントは、64 ビット プラットフォームにのみインストールできます。

  • KofaxRPA-11.2.0.msi
  • KofaxRPA-11.2.0.tar.gz
  • KofaxRPADesignStudio-11.2.0.msi
  • KofaxRPADesktopAutomation-11.2.0.msi
  • KofaxRPARoboServer-11.2.0.msi

次の製品パッケージ コンポーネントは、引き続き 32 ビット プラットフォームにインストールできます。

  • KofaxRPADocumentTransformation-11.2.0.msi
  • KofaxRPAProcessDiscoveryAgent-11.2.0.msi
  • KofaxRPAProcessDiscoveryAnalyzer-11.2.0.zip

詳細については、Kofax RPA 製品ドキュメント サイトにある『Kofax RPA 技術仕様』を参照してください。

命名規則の調整

Kofax RPA で使用される命名規則は、Management Console、Design Studio、およびドキュメントと統一されています。詳細については、『Kofax RPA のヘルプ』の「命名規則」を参照してください。

Kapplets でのクラスタ名の不要化

Kofax RPA Kapplets は、プロジェクトごとに指定された対応するクラスタでロボットを実行するようになりました。kapplets.services.execution.cluster-name プロパティが Kapplets 設定から削除されました。

ツリーを XML として抽出ステップによる XML の検証

Chromium ブラウザでツリーを XML として抽出ステップを使用している場合に、サポートされていない記号、誤ったタグ、または誤った属性が使用されていると、不正な形式の HTML から無効な XML が生成されることがあります。この場合、無効な要素が置き換えられて、XML が有効になります。

詳細については、『Kofax RPA のヘルプ』の「ロボットの構築」>「ロボットのステップ」>「ツリーを XML として抽出」を参照してください。

Document Transformation ステップでのコールバック URL の置き換え

Document Transformation ステップの [コールバック URL] オプションが、[コールバック] オプションに置き換えられました。このオプションを使用した場合、検証の完了時に Management Console からコピーした REST URL を指定する代わりにロボット名とロボットを含むプロジェクトの名前を指定することで、ロボットを呼び出すことができます。

また、検証後に、コールバック ロボットに返送されるドキュメントに、検証を行ったユーザーの名前が含まれるようになりました。

詳細については、『Kofax RPA のヘルプ』の「ロボットの構築」>「ロボットのステップ」>「Document Transformation」を参照してください。

Kapplets の移行のためのデータベース構造の互換性

Kapplets バージョン 11.0.0 または 11.1.0 から移行するときにデータベースを手動で初期化した場合は、create-kapplets.sql ファイルからデータベースに APP_SCHEDULES テーブルを追加する必要があります。データベースを自動で初期化した場合、必要となる操作はありません。

HBbase テーブルおよびオブジェクトを再検出ステップの廃止

ベーシック エンジン ロボットの HBbase テーブルおよびオブジェクトを再検出ステップは廃止されました。