チュートリアルで使用される TotalAgility の概念

このトピックでは、チュートリアルで使用される TotalAgility の概念について説明します。

データ モデル

データ モデルとは、データのコレクションを表すユーザー定義のデータ構造です。

データ モデルによって、REST API との統合を簡素化し、データベースのストレージ スペースを削減します。データ モデルは、データをグループ化するために使用します。構造内に保持されたデータは、データ オブジェクト変数を使用してプロセスおよびフォーム内で使用できます。

データ モデルは、グローバルまたはローカルにすることができます。

グローバル モデルはすべてのプロセスとフォームで使用できますが、ローカル モデルはモデルを定義したフォームまたはプロセスでのみ使用できます。ローカル データ モデルは、データ モデルの再利用が不要な 1 回限りの統合を行う場合に役立ちます。

グローバル データ モデルまたはローカル データ モデルは手動で作成するか、サンプル JSON を使用して作成することができます。

JSON ファイルを使用した場合、JSON 形式が解析され、ツリー構造が作成されます。データ モデルのフィールド名は JSON のフィールド名と一致し、フィールド タイプは JSON サンプルから暗黙的に設定されます。あいまいなフィールド タイプは、すべて文字列に設定されます。フィールド タイプを変更するか、不要なフィールドを削除することで、データ モデルを編集できます。

データ オブジェクト変数

データ モデル (グローバルまたはローカル) を保持するには、データ オブジェクト変数を使用します。このデータ モデルは、プロセスとフォームで使用できます。

同じデータ モデルまたは異なるデータ モデルを参照する複数のデータ オブジェクト変数を作成できます。

データ オブジェクト変数を使用して、RESTful サービスから送信された要求や受信された応答を格納できます。

RESTful サービス アクティビティ

TotalAgility と外部アプリケーションと結合するには、RESTful サービス アクティビティを使用します。このアクティビティは、RESTful Web サービス参照を介して外部アプリケーションと結合できます。

TotalAgility は単純なタイプの RESTful Web サービスのみをサポートしています。データ構造が複雑な場合は、使用しないでください。

RESTful Web サービスは通常、POST、GET、PUT、DELETE という 4 つの主要な HTTP メソッドを、実行する操作にマップします。

Web サービスは、基本的な HTTP メソッド (GET、PUT、POST、および DELETE) のみをサーバーに送信し、JSON または XML を応答として受信します。

例: http://service.com/emp/123

XML 形式 JSON 形式
<Emp>
           <Name>ABC</Name>
           <Id>321</Id>
           <Email>abc@domain.com</Email>
           <Org>Kofax</Org>
</Emp>
{
         "Name":"ABC",
         "Id":"321",
         "Email":"abc@doamin.com",
         "Org":"Kofax"
}

Web サービス参照

各 Web サービスの実装方法によらず、サードパーティ ソフトウェア アプリケーションに接続するには、Web サービス参照を使用します。たとえば、TotalAgility を、車両の詳細の自動取得や車両の安全性テスト履歴の取得を行う Web サービスに統合することができます。

ドキュメント テンプレート

ドキュメント テンプレートは、ドキュメントの作成に使用するものです。

ドキュメント テンプレートを TotalAgility にアップロードしておくと、ドキュメントの作成アクティビティでテンプレートを使用してドキュメントを作成できます。

メモ: TotalAgility は、Microsoft Word テンプレートの .dotx および .dotm のみをサポートします。