Thin Client の概要

Kofax Front Office Server の一部として Thin Client を使用して、スキャンおよびインポートしたドキュメントをジョブにまとめて、任意の行き先に送信することができます。ジョブの行き先は、電子メールまたは FAX 受信者、別の Kofax Front Office Server ユーザー(または送信者自身)、SharePoint などのコンテンツ管理システム、フォルダ、ネットワーク ドライブ、または Kofax Capture になります。管理者が、ジョブ送信用ショートカットを設定します。ショートカットには、データが入力されたフィールドを含めることができます。これらのショートカットを使用して、独自のショートカットを定義することもできます。

ジョブを送信する前に、Thin Client で、ジョブ内のイメージを回転させたり、塗りつぶしたり、注釈を付けることにより修正することができます。

Kofax Front Office Server に定期的にアクセスしない場合は、ローカル コンピュータ上で実行される Local Client をダウンロードできます。ブラウザ上で開いて、そこからほとんどの Thin Client 機能にアクセスできます。Local Client では、サーバーが利用不可になっても、ローカル コンピュータ上でジョブの作業を続けることができます。サーバーが再び利用可能になると、データが同期され、送信処理したジョブの配信が実行されます。Local Client は、接続が可能である限り、サーバーとの接続を維持します。

Thin Client を使用する際は、以下の点に注意します。

  • 特に明記されていない限り、Thin Client と Local Client に同じ機能が適用されます。

  • ポップアップ ウィンドウのサイズは、右下隅をドラッグすることで変更することができます。これらのウィンドウ サイズは、ブラウザを閉じた場合や、ログオフした場合でも保持されます。元のサイズに戻すには、右上隅の をクリックします。

Thin Client の使用を開始するには:

  1. 管理者が指定する URL を使って Thin Client に接続します。
  2. 以下の方法で Thin Client にログオンします。
    • Windows アカウントを使ってログオンできるように管理者が Kofax Front Office Server を設定している場合は、Thin Client が自動的に起動します。

    • ユーザー名とパスワードの入力が必要な場合には、表示される [ログオン] ウィンドウに資格情報を入力します。

    ホーム ページが開いて、割り当てられているショートカットと、個人用ショートカット(ユーザーが作成している場合)が表示されます。

  3. Thin Client の使用が終了したら、[ログオフ] をクリックします。

    ログオフすることで、コンピュータ上のデータに他のユーザーが偶発的にアクセスしないようにします。