テキストの検索と墨塗り

Power PDF では、開いている PDF ドキュメント、ポートフォリオ内の選択したドキュメント、PDF ポートフォリオ全体、あるいは特定のフォルダまたはサブフォルダ内にあるすべての PDF ドキュメントから特定の単語または語句を検索して墨塗りすることができます。

このプログラムでは、墨塗りの基礎としてさまざまな検索タイプを使用できます。詳細については、「検索ダイアログ ボックス」を参照してください。

フォルダ検索を実行する場合は、[詳細] ボタンをクリックし、[キー][処理]、および [値] 列のセルをクリックすることで、追加条件を指定できます。以下に例を示します。

[Keyword] [includes] ['Corp']
[Author] [includes] ['John Doe'] 

詳細な手順については、次のトピックを参照してください。

1 つまたは複数の PDF ドキュメントでのテキストの検索と墨塗り用のマーク

  1. 検索して墨塗りアイコン[セキュリティ] > [検索して墨塗り] を選択します。
  2. [検索範囲] フィールドで、現在の PDF を検索するか、複数の PDF を検索するかを指定します。利用可能なオプションについては、「複数のドキュメントの検索」を参照してください。
  3. [検索対象] で、以下の検索タイプを選択します。
    • [1 つの単語または語句]

    • [複数の単語または語句]

    • [Looks Like Search (TM) パターン]: 米国の社会保障番号、電話番号、クレジット カード番号、電子メール アドレス、日付などの定義済みのパターン。詳細については、「パターンとマスク」を参照してください。

    • [Looks Like Search (TM) カスタム パターン]: カスタム定義されたパターン (任意のマスク)。詳細については、「カスタム パターン (マスク) による検索」を参照してください。

  4. 上記の選択に従って手順を進めます。
    • 1 つの単語または語句を検索するには、対象の単語、単語の一部、または語句を入力します。

    • 複数の単語または語句を検索するには、[単語を選択] をクリックし、検索リストを作成します。

    • パターンで検索するには、リストから目的のパターンを選択します。

    • カスタム定義パターンで検索するには、表示される構文を使用してパターンを入力します。

  5. 必要に応じて、[大文字と小文字を区別][完全に一致する単語のみ] などの検索フィルタを設定します。

    1. 単一の単語検索の場合、これらのオプションはメイン パネルに表示されます。

    2. 複数の単語を検索するには、[単語を選択] をクリックして [検索文字列] ダイアログ ボックスを開き、オプションを表示します。

    上記のオプションは、パターン検索およびマスク検索には使用できません。

  6. [検索して墨塗り] をクリックします。
  7. 検索結果リストを確認します。検索を絞り込むには、[新規検索] をクリックし、検索フィルターを適切に変更します。
  8. 検索結果リストで、墨塗り箇所として指定するすべての項目にチェックマークを付けます。すべての項目を墨塗り箇所として指定する場合は、[すべて選択] をクリックします。
  9. [選択した結果を墨塗りにマーク] をクリックします。チェックマークを付けたすべての検索結果が、墨塗り保留箇所として指定されます。

プロセスを完了するには、マークを付けた項目に墨塗りを適用する必要があります。詳細については、「マークを付けた項目への墨塗りの適用」を参照してください。

マークを付けた項目への墨塗りの適用

最初に、墨塗りする項目にマークを付ける必要があります。詳細については、「1 つまたは複数の PDF ドキュメントでのテキストの検索と墨塗り用のマーク」を参照してください。

  1. 墨塗りを適用アイコン [セキュリティ] > [墨塗りを適用] を選択します。

    この設定を選択すると、検索結果でも手動選択でも、墨塗りが指定されたすべてのテキストと領域が完全に読めなくなり、元に戻すことができなくなります。

    個々の墨塗り指定箇所を右クリックすることでも、ドキュメントで墨塗りを適用できます。

  2. 必要に応じて、[マークを視覚的にのみ適用し、マークされた内容を保持する] 設定を選択します。

    この設定は注意して使用してください。この設定は、マークを付けた内容が Power PDF で完全に削除されることを防ぎます。テキストとオブジェクトには墨塗りが視覚的にのみ適用されるため、標準の印刷では安全に機能しますが、検索などの他の操作では墨塗りした情報が利用できる状態となります。

  3. [適用] ダイアログ ボックスに、墨塗りを元に戻すことができないという警告が再度表示されます。[適用] をクリックして、開いているすべてのドキュメントを確認して墨塗りを実行します。

内容の墨塗り」で、選択によりテキストおよびイメージを墨塗りする方法について説明し、墨塗り箇所に指定したテキストと墨塗りしたテキストの外観も示します。

墨塗りを適用した後、元に戻すことはできません。間違いが起こらないように、墨塗りを実行する前に、元の PDF ファイルのコピーを作成することを強くお勧めします。または、墨塗りした PDF を新しいファイルとして別の名前で保存するか、別の場所に保存します。または、別の名前で別の場所に保存します。