プロジェクト間のデータの同期

KCM Designer では、ソース プロジェクトとターゲット プロジェクト間でデータを同期できます。同期は、ソース プロジェクトの発行済みオブジェクトの変更を受け取り、ターゲット プロジェクトの対応するオブジェクトに適用します。ターゲット プロジェクトにはオブジェクトを追加できます。追加されたオブジェクトは消失しません。

[変更セット] で作業している場合は、プロジェクトを同期することはできません。

次のオブジェクトは、常に同期に含まれます。ターゲット プロジェクトでこれらのオブジェクトのステータスが開発中になっていない必要があります。

  • Data Backbone
  • フィールド セット

    既存の [フィールド] は更新されません。新しい [フィールド] の追加のみが行われます。追加されるのは、[Data Backbone] で使用されている [フィールド セット] のみです。

  • DID

    同期に含まれるのはコンパイル済みの DID のみです。DID ドキュメントは含まれません。DID の詳細については、Kofax Communications Manager DID Developer's Guide (Kofax Communications Manager DID 開発者ガイド) を参照してください。

  • ライブラリ

    ターゲット プロジェクトで、ライブラリ オブジェクトが保有できる唯一のステータスは発行済です。

次のオブジェクトは、必要に応じて同期に含めることができます。

  • テキスト ブロック
  • [コンテンツ ウィザード] ([テキスト ブロック リスト][フォーム] を含む)
  • ドキュメント テンプレート

    [ドキュメント テンプレート] は、基になる [マスター テンプレート] がターゲット プロジェクトに存在する場合にのみ更新または追加されます。存在しない場合は、[ドキュメント テンプレート] は同期から除外されます。

2 つのプロジェクトを同期するには、次の手順に従います。

  1. ターゲット プロジェクトをクリックし、[データ] に移動します。
  2. [Data Backbone] オブジェクトを見つけてクリックし、右側の [その他のアクション] ペインで [同期元] をクリックします。
    [同期元] ウィンドウが表示されます。
  3. データの同期元のソース プロジェクトを選択します。
  4. ソース プロジェクトからターゲット プロジェクトにコピーするオブジェクトのタイプを選択します。
    既存の [ドキュメント テンプレート] を同期する必要がない場合は、[新しいドキュメント テンプレートのみを同期] を選択します。このオプションを選択しなければ、変更された [ドキュメント テンプレート] も同期されます。
  5. [ターゲット ステータス] リストからオブジェクトがターゲット プロジェクトで受け取るステータスを選択します。
    同期により、ターゲット プロジェクトの変更は上書きされます。ローカルで変更したコンテンツが上書きされないように、ターゲット プロジェクトをバックアップしてください。
  6. [同期] をクリックします。

    同期は、2 つの Data Backbone に互換性がある場合にのみ実行されます。ターゲット プロジェクトの [Data Backbone] のすべてのノードがソース プロジェクトの [Data Backbone] に存在する必要があります。ただし、ソース プロジェクトの [Data Backbone] を拡張して、使用していたすべてのデータ構造が同期後に保持されるようにすることもできます。同期中に新しいデータ構造が追加される場合があります。

    同期により、ターゲット プロジェクトのアクティブな [変更セット] にあるオブジェクトは更新されません。そのようなオブジェクトがあると、同期は中止されます。

    同期でオブジェクトを更新する際にその他の問題が発生した場合にもプロセスは中止され、ターゲット プロジェクトは変更されません。