[スキャン設定] ウィンドウの [スキャナの設定] タブ

スキャンを予定しているドキュメントのタイプについてスキャナ設定を構成するには、このタブを使用します。このタブでは、大部分のスキャナに共通しているカラー モード、解像度、および用紙サイズの設定と、[傾き補正] や [自動クロップ] などの設定のほか、イメージ品質とプロセスを最適化するための空白イメージ削除を設定できます。

このウィンドウで指定する設定の大部分は、TWAIN ドライバ スキャナを選択した場合、または [[デバイス ベンダー] ダイアログからスキャン] を選択した場合は無効になります。

スキャナの設定
  • [スキャナの選択]: インストール済み TWAIN スキャナのリストからスキャナを選択します。

  • [[デバイス ベンダー] ダイアログからスキャン]: このウィンドウが、スキャナの製造元が提供するスキャナ ウィンドウに変わります。[スキャナの選択] を除き、このウィンドウ上で指定するすべての設定は、[[デバイス ベンダー] ダイアログからスキャン] を選択すると無効になります。オプションを設定するには、ベンダーのインターフェイスを使用します。

    スキャナ ドライバが空白ページの削除をサポートしている場合は、それを有効にしないでください。

  • [プロファイルの選択]: スキャナ プロファイルのリストからプロファイルを選択します。

プロファイルの設定

これらの設定を変更するには、特別な権限が必要です。適切な権限を持たない場合、設定は淡色表示されます。現在選択しているスキャナには適用されない設定も淡色表示されます。

スキャンされたイメージの色深度を選択します。

  • [モノクロ (イメージ補正が必要)]: 高品質なモノクロ イメージを作成します。この設定は、[イメージ補正設定] が選択されている場合にのみ使用できます。

  • [白黒二値]: 出力される色をモノクロに設定します。モノクロ イメージのファイル サイズは、グレースケール イメージやカラー イメージの場合よりも大幅に小さくなります。

  • [グレー]: 出力される色をグレースケールに設定します。グレースケール イメージは、通常、モノクロの場合よりも品質が少し向上しますが、ファイル サイズはモノクロより大きくなります。

  • [カラー]: 色付きで出力されるように設定します。色付きでスキャンするとファイル サイズは大きくなりますが、グレースケールと比べた場合のサイズの違いはわずかです。

  • [自動 (イメージ補正が必要)]: 自動色検出では、スキャン対象のシートが色付きかモノクロかを Tungsten TotalAgility が判断し、それに従ってイメージを処理します。自動色検出の場合、スキャンの前に色付きのシートをモノクロのシートから分割する必要はありません。この設定は、[イメージ補正設定] が選択されている場合にのみ使用できます。

解像度

DPI (Dots Per Inch) 設定を適用して、満足できるイメージ品質を実現します。解像度は、スキャナが解釈できる画像詳細の測定基準です。解像度を高く設定すると、より詳細に再現されます。高解像度でスキャンされたイメージの場合、他のイメージよりもストレージ容量が大きくなります。一般的に、許容できる文字認識結果を得るには、200 DPI 以上をお勧めします。

サイズ

スキャンするドキュメントの用紙サイズを設定します。使用可能なサイズのリストは、使用するスキャナによって異なります。

方向

ソース ドキュメントの向きを指定します。

  • [すべて]: 縦方向と横方向を有効にします。

  • [縦]: 用紙の向きを縦に設定して、用紙の短い方の端からスキャナにフィードされるようにします。

  • [横]: 用紙の向きを横に設定して、用紙の長い方の端からスキャナにフィードされるようにします。

給紙方法

用紙をスキャナにフィードする方法を選択します。

  • [すべて]: 用紙ソースとして ADF とフラットベッドを有効にします。

  • [ADF]: スキャナの自動給紙装置 (ADF) からシートをスキャンします。ADF は、同じタイプのシートが重ねられている場合や、良好な状態にあるドキュメントをスキャンする場合に便利です。

  • [フラットベッド]: スキャナのフラットベッドからシートをスキャンします。フラットベッド スキャンは、スキャナを通過できない厚いドキュメントや製本されたドキュメントをスキャンする場合や、傷んだ、または状態の良くないドキュメントをスキャンする場合に便利です。

デュプレックス

片面スキャンまたは両面スキャンを選択します。

  • [シンプレックス]: シートの片面のみをスキャンします。

  • [デュプレックス]: シートの両面をスキャンします。

  • [自動]: どちらのタイプのスキャンを実行するかを、アプリケーションが決定します。

  • [それぞれの面を別々のページとして]: デュプレックスまたは自動モードで、1 枚の用紙の表面と裏面を別々のページとして保存します。ただし、この設定はシンプレックス モードでは無効になります。

イメージ補正設定の適用

次のイメージ設定を使用するには、このオプションを選択します。

  • [傾き補正]: 傾いたイメージを自動的に補正します。

  • [自動回転]: スキャナを通過するときのテキストの方向に基づいて、イメージを正しい方向に自動的に回転させます。テキストのみが含まれており、均一に方向付けされないシートをスキャンする場合は、自動回転が効果的です。
  • [自動クロップ]: 選択されている用紙サイズではなく、スキャンされている実際の用紙サイズに合わせて、イメージをトリミングします。

  • [空白ページの削除]: 空白ページをドキュメントから自動的に削除します。

[OK]: 現在選択されているスキャナをデフォルト スキャナとして保存し、ベンダーのウィンドウ設定とプロファイル設定を現在のスキャナと関連付けます。そのスキャナを次回選択したとき (またはデフォルトとして使用したとき) には、すべての設定が復元されます ([リセット] が使用されていない場合)。

[リセット]: デフォルト プロファイルの設定を、システム プロファイルの設定と一致するようにします。デフォルト プロファイルを変更してからシステム設定に戻す必要がある場合に、これが役立ちます。