生成 AI チャット コントロールの構成

生成 AI チャット コントロールを使用して、AI プロバイダーにリクエストを送信し、情報を取得します。生成 AI プロバイダーを使用してプロンプトを送信するか、AI ナレッジベース プロバイダーを使用して検索を実行することができます。これらの AI プロバイダーは、統合メニュー内で構成できます。

生成 AI または AI ナレッジベースを使用する場合は、分析のためにケース データを含めることができます。これにより、実際のケース データは非表示のまま、ケース データを利用して自然言語クエリを通じて必要な情報を収集できるようになります。

生成 AI を使用して検索を実行するための設定

生成 AI を使用して検索を実行するには、次の設定を構成します。

[ヘッダー ラベル] 実行時に表示されるヘッダー ラベルを入力します。(デフォルト: 生成 AI チャット)
[検索のタイプ] 生成 AI に基づく検索を実行するには、[生成 AI] を選択します。
[プロバイダー] ChatGPT、OpenAI、または AI エージェントといった使用する生成 AI プロバイダーを選択します。(デフォルト: Tungsten)

[プロバイダー] リストには、[統合] > [生成 AI] で構成した AI プロバイダーが表示されます。「生成 AI と TotalAgility の統合」を参照してください。

生成 AI プロバイダーが構成されていない場合は、フォームに生成 AI チャット コントロールを追加すると警告メッセージが表示されます。

AI エージェント プロバイダーを選択すると、追加した入力変数と出力変数のリストが表示されます。入力変数と出力変数には、静的な値を設定するか、動的変数 (フォーム コントロール、フォーム変数、グローバル変数、および Copilot インサイト) を選択します。

ソース 次のいずれかのオプションを選択します。

[なし] (デフォルト)

AI プロバイダーからの応答は、提供された入力 (プレーン テキストまたは変数) に基づきます。

イメージ

[ドキュメント] リストで、フォーム コントロール (Web Capture コントロール)、フォーム変数、または文字列型のグローバル変数を選択し、[MIME の種類] リストでファイル タイプを選択します。

次の MIME の種類がサポートされています。GIF、JPEG、および PNG。

  • フォーム変数では [MIME の種類] はサポートされていません。

  • イメージを使用する場合は、選択したプロバイダーでイメージの使用がサポートされていることを確認してください。

  • 白黒二値 GIF ファイルはサポートされていません。GIF イメージを JPG または PNG に変換することをお勧めします。

プロバイダーとして AI エージェントまたはカスタム LLM を選択すると、実行時に次のようになります。

  • ドキュメント コンテンツ変数は、ドキュメントのコンテンツを base64 文字列として使用します。

  • ドキュメント変数はドキュメントのインスタンス ID を使用します。

テキスト

ドキュメントの OCR テキストは、ナレーターが読み上げる順序に近い、より論理的な読み取り順序で返されます。OCR によって返される「左上から右下」の順序で表示されるのではなく、より明確かつ一貫した位置にテキストが配置されます。

請求書、注文書、その他の半構造化ドキュメント、または固定フォームなどのレイアウト テキストを含むドキュメントでは、カスタム LLM プロバイダーを使用して返される結果よりも優れた結果が得られます。

ドキュメントに半構造化ドキュメント (請求書、注文書など) や固定フォームなどのレイアウト テキストが含まれている場合は、カスタム LLM プロバイダーを使用するよりもテキスト形式を使用したほうがより良い結果が得られます。

[ドキュメント] リストで、フォーム コントロール、フォーム変数、またはグローバル変数を選択します。入力として渡されたテキストに基づいて応答が生成されます。

プロバイダーとして AI エージェントまたはカスタム LLM を選択すると、実行時に次のようになります。

  • 入力プロンプト変数: 入力プロンプトの最後にイメージの内容を追加します。

  • ドキュメント変数: ドキュメントの ID を使用します。

TotalAgility のテキスト ソース形式では、実行時に Transformation Designer で次のようなファイル タイプがサポートされます。TIFF (*.tif)、JPEG (*.jpg)、PNG (*.png)、および PDF。

ソース形式を [テキスト] に設定すると、標準モデル構成が使用されます。

[インライン画像]

実行時に利用可能な添付ファイル アイコン をクリックして、イメージをアップロードし、それについての質問をします。アップロードした画像のサムネイルが表示されます。

実行時に提供されたイメージに基づいて応答が生成されます。

プロバイダーとしてエージェントまたはカスタム LLM を選択すると、ドキュメント コンテンツ変数は実行時にドキュメントのコンテンツを base64 文字列として使用します。

[会話の永続化] 選択すると、会話を継続している間にコンテキストが維持されます。(デフォルト: オフ)

会話を永続化するとトークンの使用量が増加し、トークン制限を超過する可能性があります。プロンプトがトークン制限を超過すると、トークン制限を自動的に管理するために以前の会話履歴が削除されます。

[応答プロファイルの使用] 選択した場合、特定の単語数やスタイルを応答に適用する必要がある際に、実行時に使用できる応答プロファイルを追加することができるようになります。(デフォルト: オフ)
[応答プロファイル] 「回答を 20 語以内で要約する」といったインライン値を指定するか、グローバル変数、フォーム変数、またはフォーム コントロールを選択します。
[シードを使用] 選択した場合、シード値を指定できるようになります。(デフォルト: オフ)

シード値により、繰り返しのリクエストで AI プロバイダーからより一貫性のある結果が得られる可能性が高まりますが、一貫性が保証されるわけではありません。

シード インライン値を指定するか、数値変数を選択します。(デフォルト: 0、最大: 32767)
ケース データを含める 選択した場合、生成 AI を使用するときに分析用のケース データを含めることができるようになります。(デフォルト: オフ)

ケース データを含めると、最適な結果を得るためにプロセスおよびアクティビティの説明を入力してエクスペリエンスを向上させるように求めるメッセージが表示されます。

カスタム LLM プロバイダーを使用する場合、「ケース データを含める」オプションは使用できません。

  1. [ケース識別子] の場合は、変数 (グローバル変数、フォーム変数、またはフォーム コントロール) を選択するか、[ケース参照] または [ケース ID] のインライン値を指定します。

  2. ケース データのリストが表示されます。デフォルトでは、主要なケースの詳細、履歴 (完全)、変数、およびメモのオプションが選択されています。必要に応じてリストから項目を選択することができます。

実行時に、ケースの詳細は検索可能な情報および応答に含まれます。

デフォルト メッセージの上書き

選択した場合、[ようこそメッセージ] ボックスと [ヘルプ テキストを入力] ボックスが有効になり、実行時にチャット コントロールに表示されるカスタマイズされたようこそメッセージとヘルプ テキストを入力できるようになります。(デフォルト: オフ)

ようこそメッセージ

ようこそメッセージには、静的または動的な値 (フォーム コントロール、フォーム変数、またはグローバル変数)、あるいはその両方の組み合わせを指定することができます。

たとえば、メッセージとして「こんにちは!」と入力し、[名前] というフォーム変数に「John Doe」という値が含まれている場合、デフォルトの「ようこそ <ユーザー名> 様、今日は何かお手伝いできることはありますか?」は「こんにちは!」に置き換えられます。実行時には「John Doe」と表示されます。

ヘルプ テキストを入力

実行時にチャット ウィンドウに表示されるヘルプ テキストを入力します。

応答形式

応答形式にいずれかのオプションを選択します。

  • [HTML] (デフォルト): 箇条書き、見出し、および太字テキストなどの HTML 形式で応答を返すことで、構造化されたコンテンツを明確に表示し、読みやすさを向上させます。

  • [なし]: フォーマット設定されていないプレーン テキストとして応答を返します。

  • TotalAgility を 2025.2 にアップグレードすると、応答形式が [なし] に設定されます。

  • この設定は、カスタム LLM または AI エージェント AI プロバイダーを使用する場合は使用できません。

検索のタイプとして生成 AI を使用してフォーム上の生成 AI チャット コントロールでプロンプトを送信すると、監査ログにエントリが記録されます。

実行時に生成 AI チャット コントロールを表示すると、次のような動作が発生します。

  • Copilot チャット ウィンドウに、「ようこそ <ユーザー名> 様、今日は何かお手伝いできることはありますか?」というようこそメッセージが表示されます。ようこそメッセージや入力ヘルプ テキストを変更したり、Copilot チャット ウィンドウのヘッダーの色を変更したり、Copilot のアイコンを設定したりするなど、チャット ウィンドウの外観をカスタマイズすることができます。「生成 AI チャット コントロール スタイル」を参照してください。

  • 入力を行うと、応答は表示される前にストリーミングされます。リクエストをキャンセルするには、[キャンセル] ボタン をクリックします。車の登録証の画像をアップロードするなど、入力の一部として画像またはテキストを追加し、AI プロバイダーに登録番号の取得をリクエストすると、それに応じた応答が返されます。

  • 現在の会話(生成 AI を使用した検索で [会話の永続化] がオンになっている場合も含む)をクリアして新しい会話を開始するには、チャット ボックスの右上隅にある [新しいチャット] アイコン をクリックします。

  • コントロール内のプロンプトは、構成された検索のタイプ (生成 AI または AI ナレッジベース) に基づいて実行されます。

AI ナレッジベースを使用して検索を実行するための設定

生成 AI チャット コントロールで AI ナレッジベースを使用して、TotalAgility のドキュメントおよび TotalAgility 以外のドキュメントを使用して検索を実行するには、次の設定を構成します。

ナレッジベースへのアクセスは、エンタープライズ レベルの顧客のみが利用できます。標準およびアドバンスト レベルのユーザーの場合、この機能は制限されており、ロック アイコンが表示されます。

[ヘッダー ラベル] 実行時に表示されるヘッダー ラベルを入力します。(デフォルト: 生成 AI チャット)
検索のタイプ AI ナレッジベースに基づいて検索を実行するには、[AI ナレッジベース] を選択します。
AI ナレッジベース 構成済みの AI ナレッジベース プロバイダーを選択します。(デフォルト: Tungsten) 「AI ナレッジベースとの統合」を参照してください。

選択した AI ナレッジベース統合のインデックスのリストが表示されます。

インデックス: インデックスを選択します。
一致の最大数を上書き

選択した場合、AI ナレッジベース統合の構成時に構成したドキュメントの最大数を上書きできるようになります。(デフォルト: オフ)

AI ナレッジベースとの TotalAgility の統合」を参照してください。

一致の最大数

上書きするドキュメントの最大数を指定します。(デフォルト: 5)

このプロパティは、「一致の最大数を上書き」が有効になっている場合にのみ使用できます。

インデックス フィールド

AI ナレッジベースのソース識別子により、関連するソースを決定して、情報を取得するためのクエリを作成し、関連性と信頼性に基づいて取得した情報にランク付けをして、十分な情報に基づいた応答が保証されるようにします。

1 つまたは複数のソース識別子を追加できます。

  1. をクリックします。

  2. [名前] リストで、ソース識別子のタイプを選択し、インライン値を入力するか、グローバル変数、フォーム変数、またはフォーム コントロールを指定します。使用可能な識別子タイプは、[ジョブ ID][ケース ID][ケース参照]、および [タグ] です。たとえば、ジョブ ID を選択すると、そのジョブ ID に関連付けられたドキュメントに基づいてナレッジベース検索が実行されます。

    AI ナレッジベースの検索フィルタリングでは、データ オブジェクト フィールドはサポートされていません。

  3. [値] ボックスで、インライン値を入力するか、グローバル変数、フォーム変数、またはフォーム コントロールを選択します。

  4. [追加] をクリックします。

[会話の永続化] 選択すると、会話を継続している間にコンテキストが維持されます。(デフォルト: オフ)

会話を永続化するとトークンの使用量が増加し、トークン制限を超過する可能性があります。プロンプトがトークン制限を超過すると、トークン制限を自動的に管理するために以前の会話履歴が削除されます。

[応答プロファイルの使用] 選択した場合、特定の単語数やスタイルを応答に適用する必要がある際に、実行時に使用できる応答プロファイルを追加することができるようになります。(デフォルト: オフ)
[応答プロファイル] 「回答を 20 語以内で要約する」といったインライン値を指定するか、グローバル変数、フォーム変数、またはフォーム コントロールを選択します。
[シードを使用] 選択した場合、シード値を指定できるようになります。(デフォルト: オフ)

シード値により、繰り返しのリクエストで AI プロバイダーからより一貫性のある結果が得られる可能性が高まりますが、一貫性が保証されるわけではありません。

シード インライン値を指定するか、数値変数を選択します。(デフォルト: 0、最大: 32767)
ケース データを含める

選択した場合、AI ナレッジベースを使用するときに分析用のケース データを含めることができるようになります。(デフォルト: オフ)

ケース データを含めると、最適な結果を得るためにプロセスおよびアクティビティの説明を入力してエクスペリエンスを向上させるように求めるメッセージが表示されます。

カスタム LLM プロバイダーを使用する場合、「ケース データを含める」オプションは使用できません。

  1. [ケース識別子] の場合は、変数 (グローバル変数、フォーム変数、またはフォーム コントロール) を選択するか、[ケース参照] または [ケース ID] のインライン値を指定します。

  2. ケース データのリストが表示されます。デフォルトでは、主要なケースの詳細、履歴 (完全)、変数、およびメモのオプションが選択されています。必要に応じてリストから項目を選択することができます。

実行時に、ケースの詳細は検索可能な情報に含まれるとともに、応答にも含まれます。

デフォルト メッセージの上書き 選択した場合、実行時にデフォルトのようこそメッセージと入力ヘルプ テキストがカスタム テキストで上書きされます。(デフォルト: オフ)

実行時にチャット ウィンドウに表示される [ようこそメッセージ][ヘルプ テキストを入力] のテキストを入力します。たとえば、ようこそメッセージに「こんにちは!」と入力すると、チャット ウィンドウ内のデフォルトの「ようこそ <ユーザー名> 様、今日は何かお手伝いできることはありますか?」というテキストは実行時に「こんにちは!」に置き換えられます。

応答形式

応答形式にいずれかのオプションを選択します。

  • [HTML] (デフォルト): 箇条書き、見出し、および太字テキストなどの HTML 形式で応答を返すことで、構造化されたコンテンツを明確に表示し、読みやすさを向上させます。

  • [なし]: フォーマット設定されていないプレーン テキストとして応答を返します。

  • TotalAgility を 2025.2 にアップグレードすると、応答形式が [なし] に設定されます。

  • この設定は、カスタム LLM または AI エージェント AI プロバイダーを使用する場合は使用できません。

イベント [クリックされたドキュメント] イベントに 1 つ以上のアクションを追加します。アクション内で、クリックされたドキュメントのドキュメント ID へのアクセス権が割り当てられている必要があります。たとえば、Web Capture コントロールにドキュメントが表示されるようにするには、同じページ イベントを追加します。

イベントを [保存] します。

実行時に、ナレッジベースで TotalAgility および TotalAgility 以外のドキュメント データに基づく結果を検索すると、次のようになります。

  • 応答は表示される前にストリーミングされます。検索をキャンセルするには、[キャンセル] ボタン をクリックします。

  • 検索で返されるドキュメントの数は、統合設定または AI ナレッジベースの構成に応じて異なります。「一致の最大数を上書き」設定で指定した数は、統合設定よりも優先されます。

  • ナレッジベースに追加された TotalAgility のドキュメントは、ハイパーリンク付きの参照として表示されます。これらのハイパーリンクをクリックすると、関連するアクションがトリガーされます。

  • 検索に使用されるドキュメントは、追加されたすべてのソースからのドキュメントです。ソースが追加されていない場合は、ナレッジベース内のすべてのドキュメントが使用されます。コントロール内で検索を実行できるのは、検索アクセス (AI ナレッジベース統合で構成) が割り当てられている場合のみです。

  • 検索結果には、関連する参照とともに、TotalAgility および TotalAgility 以外のドキュメント データが表示されます。テキスト応答では、参照は [1] などの番号を使用して示されます。実行時に、TotalAgility ドキュメント参照の場合、ドキュメントの名前はそれぞれのドキュメントに移動するハイパーリンクとして表示されますが、TotalAgility 以外のドキュメント参照の場合、参照プロパティに指定されたテキストがハイパーリンクなしで表示されます。さらに、TotalAgility 以外のドキュメント参照では、ドキュメント クリック イベントはトリガーされません。

  • 検索結果内の参照を選択すると、ドキュメントの対応するセクションが強調表示されます。参照が Web Capture コントロールでドキュメントを表示するように構成されている場合は、その特定のセクションがコントロール内で強調表示され、フォーカスされます。同じドキュメントが検索結果に複数回表示された場合は、ドキュメントをクリックするとそのたびに異なるセクションが強調表示されることがあります。