フィールドのオートコンプリート
テキスト ボックスとして定義した単純フィールドでは、オートコンプリートを利用できます。この機能は、現在のドキュメント ページで見つかった OCR 結果で、現在のフィールドのユーザー入力を完了します。挿入するそれぞれの文字について、入力テキストとページの OCR 結果が照合されます。一致が 11 未満の場合、リストが表示されます。一致した文字は [ドキュメント ビューア] のページでハイライトして表示されます。現在のリスト アイテムは MiniViewer に表示され、[ドキュメント ビューア] で赤または緑の境界線でマークされます。デフォルトでは、最初のリスト アイテムが入力テキストのオートコンプリートに使用されます。
正しいアイテムがすでにリストにある場合、上矢印および下矢印キーを使用してアイテムを選択し、Enter キーを押してフィールドを検証します。リストに同じエントリが複数回含まれる場合があります。これは、同じ OCR 結果がドキュメントの異なる場所で複数回見つかったためです。特定のナレッジベース ラーニングを使用する場合、プロジェクトを正しくトレーニングするには図形情報が必要になります。リストから正しいアイテムを選択したことを確認してください。マウスとオートコンプリートを使用しないで Validation のデータを設定した場合、抽出オンライン ラーニングで最適なパフォーマンスが得られないことがあります。
リスト内で選択したエントリに OCR エラーが含まれている場合には、Esc キーを押してオートコンプリートを無効にすることができます。それによって、ドキュメント ビューアに表示されているフィールド座標を変更せずに値を編集できます。オートコンプリートを無効にしないでフィールドを編集すると、フィールド座標は保持されません。そのため、ドキュメント ビューアでフィールドがハイライトされません。オートコンプリートが無効になっている場合は、フィールドをクリアして再度有効にすることができます。次にフィールドに新しい文字を入力すると、オートコンプリートによって OCR 結果の新しいリストが表示されます。
オートコンプリートを使用して入力した後にフィールドの値を変更すると、画像上のフィールドの位置座標が失われます。これは、フィールドの内容が変更された場合、オートコンプリートで記録されたフィールド座標を保持することが望ましくないためです。