GDPR - 忘れられる権利

Kofax Insight は、以前の Insight ユーザーを含む個人に、製品からの個人データの削除を要求する権利を与える一般データ保護規則 (GDPR) の 「忘れられる権利」 をサポートしています。こうした要求を受理して承認した場合、管理者は Admin Console を使用して、該当する Insight ユーザー アカウントを削除できます。次に、管理者は、ロール マッピング、製品データベース、または電子メール配信リストに存在する可能性のある、削除されたユーザーへの参照を削除する必要があります。

これには、プロジェクトのソース データベースまたはソース ファイルに由来するデータは含まれません。Insight は、接続されているソースからデータを削除することはできません。

ユーザーの削除とロール マッピングの確認

この手順を使用して Insight からユーザー アカウントが削除され、ロールにマッピングされたフィールド値にユーザーのデータへの参照が存在しないことを確認します。

  1. Admin Console で、[ドキュメント ツリー] > [ユーザー] を選択します。
    1. 削除するユーザーの名前を選択して右クリックし、[削除] をクリックします。
    2. 削除の確認を求められた場合は、[はい] をクリックします。
  2. [ドキュメント ツリー] > [ロール] を選択します。
    1. ロールを選択し、[固定値マッピング] タブを選択します。
    2. 削除されたユーザーのログイン、ユーザー名、電子メール アドレス、またはユーザー ID への参照を削除します。
    3. [ドキュメント ツリー] にリストされている各ロールについて、[固定値マッピング] タブを確認し、削除されたユーザーのデータへの参照を削除します。
    4. [保存] をクリックします。

データベースからの個人データの削除

この手順を使用して、削除されたユーザーへのすべての参照が製品データベースから削除されたことを確認します。

  1. Administration データベースで、User='<User name>'INSIGHTLOG テーブルのすべての行を削除します。
  2. Administration データベースで、LOGIN='<Login>'LOGINLOGS テーブルのすべての行を削除します。
  3. Administration データベースで、NAME='<Email>'NAMEDUSERS テーブルのすべての行を削除します。
  4. ユーザーがドキュメントを編集する権限を持つプロジェクトのメタ データベースで、USERNAME='<User name>'AUDITDATA テーブルからすべての行を削除します。

レポートとアラートの電子メール配信リストからのユーザーの削除

Insight Studio を使用して、削除されたユーザーの電子メール アドレスをレポートとアラートの配信リストから削除します。

  1. 管理者アカウントを使用して Studio を起動します。
  2. ユーザーの詳細を削除するプロジェクトを選択します。
  3. [ドキュメント ツリー] > [レポート] を選択します。
    1. レポート名をクリックして、[レポート エディター] を開きます。
    2. [レポート エディター][配信] グループで、削除されたユーザーの電子メール アドレスを電子メール サブスクリプション リストから削除します。
    3. [保存] をクリックします。
    4. [ドキュメント ツリー] リストされている各レポートに対して、上記の手順を繰り返します。
  4. [ドキュメント ツリー] > [ビュー] を選択します。
    1. 右クリックして [新しいビュー] を選択し、ビューに名前を割り当てます。
    2. ツールバーの [ビュー] タブを使用して、新しく作成されたビューに新しいアラート グリッド コンポーネントをドラッグします。
    3. [アクション] ツールバーを使用して、[プレビュー] モードを選択します。
    4. 既存のアラートのリストで、各アラートの [配信] 設定を確認し、削除されたユーザーの電子メール アドレスのすべてのインスタンスを削除します。
    5. 変更したアラートを保存し、新しく作成したビューを保存せずに終了します。