動作の変更
このトピックでは、このバージョンの TotalAgility に導入された変更について説明します。
Microsoft Azure Active Directory の名前が Microsoft Entra ID に変更されました
2023 年 7 月以降、Microsoft Azure Active Directory は Microsoft Entra ID という名前に変更されました。TotalAgility の Microsoft Azure Active Directory のすべての UI インスタンスが Microsoft Entra ID に変更されます。
ジョブのアーカイブでの MSDTC の使用停止
ジョブのアーカイブでは単一の分散トランザクションは使用されなくなりました。複数のローカル トランザクションを使用するため、MSDTC は必要ありません。
TotalAgility サーバーまたはデータベースがオフラインになったためにトランザクションの 1 つが失敗した場合、ジョブはアーカイブ ステータスのままになり、そのジョブに対してアクションは実行されません。アーカイブ ワーカー タスクを再試行すると、データがクリーンアップされ、ジョブはアーカイブ データベースにのみ存在するようになります。
アーカイブされたジョブが再開され、アーカイブ データベースからメイン データベースに戻された場合も同じことが発生します。これはワーカー タスクを介して非同期的に行われ、この移動中、ジョブは新しいアーカイブ解除ステータスのままになります。移動が完了するまでは、アクションを実行できません。また、このジョブの移動中に TotalAgility サーバーまたはデータベースがオフラインになったために何らかの障害が発生した場合は、ワーカー タスクが再試行されるときに、データがクリーンアップされます。
Dynamics 365 CRM Online でのイベントの無効化
Dynamics 365 CRM Online ではイベントの構成はサポートされません。
ローカル監視フォルダへのアクセスの拒否
以前のリリースでは、ユーザーはデフォルトで、Message Connector の構成で設定されたローカル監視フォルダにアクセスすることができました。Message Connector 8.0 では、セキュリティの脆弱性を回避するために、ローカルの監視フォルダへのアクセスが拒否されます。
アクセスを有効にするには、Message Connector の構成の [セキュリティ オプション] にある [フォルダ入力ベース ディレクトリ] ボックスから「[Deny]」属性を削除します。
削除された機能
次の機能は、Kofax TotalAgility 8.0.0 から削除されました。
レガシー ラッパー
レガシー ラッパーは、インストールおよびアップグレードで削除されました。
パッケージ内のプロセスとフォームに関連付けられている項目を含めるためのオプション
すべての関連付けが [概要] タブに追加されたため、「プロセスに関連付けられている項目を含める」および「フォームに関連付けられている項目を含める」オプションが [パッケージ] タブから削除されました。
UCMA_PRESENCE_SERVICE_URL サーバー変数
Lync 統合に使用されていた UCMA_PRESENCE_SERVICE_URL サーバー変数が削除されました。
Transformation Designer の [ローカリゼーション] タブと、対応するローカリゼーション機能
Transformation Designer から、以下の項目が削除されました。
-
[プロジェクト設定] ウィンドウの [ローカリゼーション] タブ
-
表示される任意の画面の [翻訳] ボタン。これには次のような項目が含まれます:
-
フィールドの詳細 ([翻訳] ウィンドウのボタンと対応する [表示名] フィールド。関連性がなくなったため)
-
複数のフィールドの選択: [言語] リストと [表示名] フィールド。
-
テーブルの列
-
スクリプト リソース
-
レポート データベースの未使用のフィールド
未使用のフィールドがレポート データベースから削除されました。