Import Connector の機能強化

このトピックでは、Import Connector の機能強化について説明します。

クラウドからのファイルのインポート

TotalAgility は、Azure File Share や Azure Blob などのクラウドの場所からのファイルのインポートをサポートしています。『Kofax TotalAgility Designer ヘルプ』の「クラウド ファイル」を参照してください。

Message Connector サービス アカウント

インストール中に、Message Connector は、TotalAgility インストールに提供されたものと同じサービス アカウントを使用します。

埋め込まれたドキュメントの抽出

ドキュメント変換プロファイルのファイル抽出は、埋め込みドキュメントの抽出をサポートしています。たとえば、Word ドキュメントが埋め込まれた Excel ファイルを処理した場合、TotalAgility では埋め込まれた Word ドキュメントが抽出され、Excel ファイルおよび Word ドキュメントの両方が処理されます。

強化されたエラー メッセージ

以前は、ドキュメントの変換が失敗した場合にエラー コードのみが返されていましたが、簡単な説明が返されるように強化されました。

新たなメタデータ

以下の新しいメタデータ項目が追加されました。

  • メッセージ応答 XML: このメタデータ項目は「通知設定」と「関連アクション」に追加され、通知メール内の電子メール、ドキュメント、またはファイルで利用可能なすべてのメタデータに関する情報が含まれます。

  • KfxMessageRemovedAttachmentList: このメタデータ項目は「通知設定」に追加され、インポートからスキップされたすべてのファイル名のリストが含まれます。このメタデータは、通知メールの件名フィールドまたは本文で使用できます。

  • メッセージ配信優先度: このメタデータ項目は、配信優先度を設定するために、IMAP、POP3、MS Graph、および EWS インポート ソースに追加されました。

『TotalAgility Designer のヘルプ』の「インポート設定」の「すべてのインポート ソースのメタデータ」を参照してください。

強化されたポーリング サイクル

インポート ソースのポーリング周期の最大値が 86400 秒に更新されました。

空のメッセージの検出

Message Connector は、MS Graph を使用してメッセージをインポートするときに空のメッセージを検出できるようになりました。

連結された PDF への PDF ブックマークとページ番号の追加

どのドキュメントが連結されているのかを出力から確認することができます。連結された PDF に対しては、KFXConverter 設定の次の 2 つの新しいオプションを有効にすることができます。

  • ブックマークの有効化: 連結された PDF にブックマークを生成します。

  • ページ番号の有効化: 連結されたすべてのドキュメントに対して個別の番号付けを有効にします。

『Kofax TotalAgility Designer ヘルプ』の「Kofax コンバータの構成」の「PDFCONCATENATION」を参照してください。

ドキュメント変換パスワード

ドキュメント変換パスワードでは、350 文字を超える文字がサポートされます。

共有 Message Connector プールの検証

共有 Message Connector プールのステータスが検証され、表示されます。共有 Message Connector プール接続の検証は、プール内のアクティブな Message Connector 接続の少なくとも 1 つが稼働している場合に成功します。エラーは、プール内のすべての Message Connector がダウンしている場合にのみスローされます。接続ステータスは、次の色分けされたコードを使用して表示されます。

  • 接続が成功した場合は緑。

  • 接続がダウンした場合は赤。

メッセージを未読のままにするオプション

MS Graph メールボックス設定に追加された新しい [メッセージを未読のままにする] オプションを使用すると、ユーザーはメッセージを既読にするか未読にするかを選択できます。たとえば、ユーザーが電子メールに既読のマークを付けることを希望し、既読メッセージ通知を送信するようにアラートが設定されている場合は、メッセージが処理されると通知が送信されます。

ヘッダー付きの電子メール本文の抽出

[メッセージ ヘッダー付きの本文] オプションがドキュメント変換プロファイルに追加され、メッセージ ヘッダーの有無にかかわらず電子メールを変換できるようになりました。『Kofax TotalAgility Designer ヘルプ』の「ドキュメント変換プロファイルの追加」の「一般設定」を参照してください。

新しい MS Office 形式のサポート

MS OneNote、MS Project、および MS Visio ファイルを PDF および TIFF に変換できます。

Uuencode エンコーディング

Uuencode エンコードを使用した添付ファイルがサポートされます。

ドキュメント変換での Code-39-25 フォントのサポート

ドキュメント変換では、Code-39-25 フォントを使用した PDF 変換がサポートされます。