自動生成されたプロセスの定義
有効性のあるプロセス チャートを生成するには、各ステップにリンクするパスを指定する必要があります。ただし、多くの場合においてパスは不明であるため、場合によっては関連するステップが不明であることもあります。自動生成されたプロセスを使用して、Studio で各ステップをマッピングすることなく、Insight プロセス チャートとスイムレーンを作成できます。プロセスが作成された後に、ステップを変更し、ステップ名とその他の属性を変更できます。
- [ドキュメント ツリー] で、[プロセス] を右クリックして [新しいプロセス] を選択します。
- プロセスに名前を割り当て、[自動生成 (ステップと遷移なし)] プロセス タイプを選択して、[OK] をクリックします。
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[マッピング] タブでレコード フィールドの横にある省略記号アイコンをクリックして、使用可能なすべてのレコードがリストされた [ドキュメント ツリー] を開きます。使用するレコードを選択し、[OK] をクリックします。
選択したレコードのすべてのフィールドが左のレコード列に入力されます。
- ステップを特定するには、レコードの他に [時間フィールド] を定義する必要があります。レコードのすべての時間フィールドが含まれたリストから時間フィールドを選択します。時間フィールドを定義していない場合は、レコード時間フィールドが使用されます。
- [ステップ フィールド] リストから、プロセス ステップ ID (ActivityName や StepID など) として使用するフィールドを選択します。
- オプションです。[順序フィールド] を定義します。これは、ステップ時間が複数のステップで同一である場合にステップ シーケンスを定義するための追加のフィールドです。
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フィールド マッピングを定義します。フィールドをクリックして [プロセス プロパティ] 列にドラッグし、プロセス プロパティとしてマッピングします。
左側にはレコードのフィールドが表示され、右側には作成したカスタム プロセス フィールドが表示されます。プロセスで使用するレコードにディメンションなどの他のフィールドが存在する場合、プロセス プロパティ (右側に表示) を作成し、レコード フィールドをプロセス プロパティにマッピングします。
レコード フィールドからプロセス プロパティへのリンクの方向は重要です。矢印が右に向いている場合は、レコード フィールドの値をプロセス プロパティに入力する必要があることを意味します。
キー フィールドを定義して、プロセス インスタンスを決定します。この操作を行うには、プロセス プロパティを右から左にドラッグするか、[新しいレコードはこのフィールドによりプロセスにリンクされる] チェック ボックスを選択します。
Insight は、指定された識別子を持つ既存のプロセス インスタンスを見つけようとします。こうしたインスタンスが見つからない場合、新しいプロセス インスタンスが作成され、レコード フィールドの値がインスタンス プロパティに設定されます。
Insight がこのようなプロセスをロードすると、選択したレコードとプロセスのすべてのデータ、および選択したフィールドに基づくすべてのステップが使用されます。
すべてのステップに、プロセス インスタンスの開始ステップを割り当てることができます。
このようなプロセスに対して、違反は適用されません。自動生成されたプロセスには違反オプションがありません (違反 = null)。
デフォルトでは、自動生成されたプロセスには終了ステップはありません。ただし、ドキュメントで終了ステップを定義できます。
自動生成されたプロセス ステップの設定
Insight は、データのロード中にステップ フィールドから各値のステップを追加します。次の手順を使用して、ステップを構成します。
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ステップの追加: 新しいステップは、データのロード中に自動生成されたプロセスにすべて自動的に追加されます。また、必要なステップを手動で追加することもできます。このオプションを使用して、データのロード前にステップを除外したり、終了ステップを定義したりするといったステップのプロパティを構成します。
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[ステップ] タブの [ステップの追加] リストから、必要な値を選択して [追加] をクリックします。
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必要なステップがフィールドにない場合は、フィールド値を手動で入力してからその値をステップとして追加することができます。
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ステップを除外: プロセスに特定のステップが必要ない場合は、それらのステップを除外できます。
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[ステップ] タブの [ステップの追加] リストから、必要な値を選択して [追加] をクリックします。
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次に、[除外されています] チェック ボックスをオンにします。選択した値は、次のデータのロード時に除外されます。
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ステップを削除: [ステップ] タブで必要なステップを削除するには、リストからステップを選択し、[削除] ボタンをクリックします。
次のデータのロード中にこのステップに新しいデータが追加されると、ステップが再度追加されます。