クラス内のすべてのドキュメントにわたって一貫した位置にあるデータを抽出するには、このロケータ メソッドを使用します。たとえば、フォームなどの構造化されているドキュメントからデータを抽出する場合などです。

ロケータを設定するには、参照ドキュメントにさまざまな種類のゾーンを構成して、処理中に各ゾーンのコンテンツが文字ごとに読み取られるようにします。このロケータは、フルページの認識結果を再利用するのではなく、独自の認識を実行する Kofax TotalAgility の唯一のロケータです。

[アドバンスト ゾーン ロケータ] は、ゾーンごとに異なる認識ゾーン プロファイルを使用できます。これにより、ゾーンごとの手書き文字と機械印刷文字、英数字、および文字サブセットに固有の最適化が提供されます。さらに、各ゾーンに画像前処理プロファイルを適用して、静的な背景やノイズを除去し、クリーンな画像スニペットを残すことができます。

ゾーンを含むフォームを読み取るには、ゾーンが正しい場所に正確に配置されている必要があります。これをゾーン登録と呼びます。Kofax TotalAgility には自動登録機能があり、重要なバックグラウンド構造を持つドキュメントに対して適切に機能します。自動登録の設定とテストは容易に行えるので、可能な限り使用するようにしてください。ドロップアウト カラーまたは不適切な背景構造で印刷およびスキャンされたドキュメントの場合は、手動アンカーを定義してゾーンを登録できます。これを行うには、より多くの設定とテストが必要ですが、ゾーンの登録方法をより細かく制御できます。

[アドバンスト ゾーン ロケータ] を管理するには:

• 参照ドキュメントを追加する

• 参照ドキュメントを開く

• サンプル画像を削除する

• 背景の削除を構成する

• 画像クリーンアップ プロファイルを追加する

• ゾーンを追加する

• 1 つ以上のゾーンを複製する

• ゾーンの名前を変更する

• ゾーンを変更する

• ゾーンのサイズを変更する

• 1 つ以上のゾーンを移動する

• ゾーンを削除する

• ゾーンの認識プロファイルを変更する

• 投票用にゾーンをコピーする

• サブフィールドを追加する

• サブフィールドへゾーンをマッピングする

• 複数ゾーンからの結果を組み合わせる

• 複数ゾーンからの最良結果を使用する

• アンカーを削除する

• アンカーの名前を変更する

• アンカーを修正する

アドバンスト ゾーン ロケータのプロパティ ウィンドウ には次のタブがあります。

• [一般] タブ

• [登録] タブ

• [アンカリング] タブ

• [ゾーン] タブ

• [サブフィールド] タブ

• [テスト結果] タブ