認識ゾーンの描画
[ゾーンの認識] を使用して、イメージ上に描画するゾーン内で認識されたテキストまたはデータをインデックス フィールド値に自動的に入力します。各ゾーン内のテキストは、関連するインデックス フィールドにコピーされます。
ゾーンを設定し、インデックス処理中に次のタイプのデータ認識を実行します。
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光学式文字認識 (OCR)
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磁気インク文字認識 (MICR)
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バーコード認識
OCR/MICR データとバーコード データの両方に認識ゾーンを設定しないでください。バーコード データについては個別のゾーンを常に使用します。また、1 つのゾーンは複数のバーコードをサポートしません。ゾーンでバーコードを正常に認識させるには、[バーコード設定] タブでバーコード設定を完了する必要があります。
長期にわたって認識ゾーンを再利用する予定がない場合は、「なげなわ」機能 (「ラバー バンド」または「アドホック」認識とも呼ばれます) を使用します。インデックス処理に使用する情報の場所がドキュメント間で大きく異なる場合は、なげなわ認識が適しています。このような場合、認識ゾーンは通常、短期間のみ使用されてから破棄されます。認識ゾーンをテンプレートとして無期限に保存する利点はありません。この機能を使用するには [なげなわモード]を使用します。これは [インデックス設定] タブのデフォルト設定です。
永続的に保存しない場合でも、[記憶] 設定を [なげなわモード] で使用して、現在のセッションの間は認識ゾーンを保持することもできます。[記憶] を選択しない場合、次のドキュメントに移るとゾーンは破棄されます。
[なげなわモード] を使用すると、ほとんどの場合に効果的に動作するようにゾーンの認識を簡単に設定できます。認識ゾーンを永続的に保持する場合は、「認識ゾーン テンプレートの設定」を参照してください。
認識ゾーンの処理時間を最小限に抑えるには、[ゾーンの認識設定] ウィンドウの [高速モード] 設定を使用します。
- サンプル ドキュメントをスキャンします。
- バーコード認識にゾーンを設定する予定がある場合は、[バーコード設定] タブを使用して該当するバーコードを設定します。それ以外の場合は、次のステップを続けます。
- [ホーム] タブで [インデックス処理] をクリックして、インデックス処理モードに切り替えます。
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描画しようとしているゾーンに対してカスタマイズされたゾーンの認識設定を適用するには、次の操作を行います。[ホーム] タブの [ゾーンの認識] グループで [設定] をクリックしてゾーン設定を行います (「ゾーンの認識設定」を参照)。
それ以外の場合は、デフォルトのゾーンの認識設定が適用された後、次のステップに進みます。
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[インデックス処理] パネルで、認識ゾーンからデータを入力する最初のインデックス フィールドをクリックします。
そのインデックス フィールドが選択されます。
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次のいずれかの操作を行います。
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[ホーム] タブの [ゾーンの認識] グループで、[ゾーン描画] をクリックします。
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ページ ミニ ツールバーまたはステータス バーで、[ゾーン描画] をクリックします。
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ビューアのドキュメントで、次のいずれかを行います。
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四角形を描画して、選択したインデックス フィールドに入力するテキストが含まれている領域を囲みます。精度を確保するには、ページのずれを考慮してテキストの周囲に余白を加えます。
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選択したインデックス フィールドに取り込む最初のテキスト文字の左上をシングルクリックします。クリックした位置から、ゾーンが右に 2 インチ、下に 1 インチ自動的に拡張します。この場合、インデックス フィールドに入力されるテキストは、ゾーン内で検出された最初のスペースで終了します。
新しいゾーンがドキュメントで緑色にハイライトされます ([記憶] が無効な場合はゾーンが黄色で表示されます)。ゾーンのサイズは変更できませんが、必要に応じて削除や再描画を行うことはできます。
ゾーン内で検出された値が、選択したインデックス フィールドに入力されます。次のフィールドに進む前に、値を編集できます。
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[インデックス処理] パネルで、ビューアのドキュメントに関連する次のインデックス フィールドに進み、次のいずれかの操作を行います。
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別のゾーンを作成します。
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値を手動で入力します。
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ビューアのドキュメントに適用するすべてのインデックス フィールドに対して処理を繰り返します。
ドキュメントのすべてのゾーンがビューアに表示され、現在選択されているインデックス フィールドに赤い境界線が表示されます。
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次のドキュメントに移動します。
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レイアウトが前のドキュメントと同じである場合は、既存のゾーンが新しいドキュメントに適用されます。ページ間で通常発生する伸長やずれを考慮して、Kofax Express によってゾーンが自動的に調整されます。この処理は "自動登録" と呼ばれます。
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レイアウトが前のドキュメントと異なる場合は、前に記憶されたゾーンが新しいドキュメントに適用されません。新しいドキュメントのインデックス値を手動で入力すると、元のドキュメントと属性が一致する別のドキュメントに後で移動する場合のみ、既存のゾーンが再利用されます。新しいドキュメントに異なるゾーンを描画する場合、後続の類似ドキュメントにゾーンが適用され、前の描画されたゾーンは破棄されます。
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- バッチでインデックス処理されるすべてのドキュメントに対して処理を繰り返します。
- ゾーンをテンプレートに保存し、現在のセッション後に再利用できるようにするには、「認識ゾーン テンプレートの設定」を参照してください。
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次のいずれかを行います。
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[ゾーン描画] をクリックし、描画モードを終了します。[パン] または [四角でズーム] をクリックして、描画モードを終了することもできます。
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[インデックス処理] をクリックして、インデックス処理モードを終了します。
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