詳細プロパティ - マルチフィード - Kodak スキャナ
マルチフィード パネルを使用して、マルチフィード検出に関連する設定を構成します。
マルチフィード アクション
マルチフィード アクション グループの 有効にする を選択すると、マルチフィード検出が有効になります。選択した場合、スキャナによりマルチフィード エラーが検出され、管理コンソールの 例外処理 パネルで設定したアクションが実行されます。
マルチフィード エラー時のアクションが 例外処理 パネルの 継続スキャン モード に設定されている場合は、マルチフィード アクション リストから次のいずれかのスキャナ対応を選択します。
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一時停止しイメージを出力する: スキャン操作を一時停止して、イメージを作成します。該当ページはスキャナから排出されます。スキャナの操作パネルを使用してスキャンを再開し、次の追加オプションを選択します。
マルチフィードの省略: 次にスキャンされるページのマルチフィード検出をスキップします。
印刷の省略: 次にスキャンされるページの印刷をスキップします。
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一時停止し用紙を出口で保持する: スキャン操作を一時停止して、用紙パスにあるページを保持します。
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一時停止し用紙を保持する: スキャン操作を一時停止して、用紙パスにある該当ページの保持が試行されます。用紙パスのマルチフィードを解消したら、スキャナの操作パネルを使用してスキャンを再開し、前述のようにオプションで [マルチフィード検出の省略] または [印刷の省略] を選択します。
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停止し用紙を保持する: スキャン操作を停止して、用紙パスにある該当ページの保持が試行されます。用紙パスのマルチフィードを解消したら、スキャナの操作パネルを使用してスキャンを再開します。
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停止し用紙を排出する: スキャン操作を停止して、該当ページをスキャナから排出します。スキャナの操作パネルを使用してスキャンを再開します。
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停止し用紙を出口で保持する: スキャン操作を停止して、用紙パスにあるページを保持します。
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ブザーを鳴らし動作を継続する: 中断せずにスキャン操作を続行します。スキャナが警告音を鳴らすように設定されている場合は、マルチフィードの状態の検出時に警告音が鳴ります。
例外処理 パネルのマルチフィード エラー時のアクションが エラーを返します または 手動調整 に設定されている場合、マルチフィードの状態に対する処理は次のようになります。
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エラーを返します: 上記のマルチフィード アクション がブザーを鳴らし動作を継続する以外に設定されている場合は、スキャン操作が停止し、イメージが削除されます。そして、マルチフィード エラー メッセージが表示されずに、スキャン アプリケーションにマルチフィード検出エラーが送信されます。この場合、スキャンを再開することはできません。また、別のバッチを開始する前に、用紙パスのマルチフィードを解消しておく必要があります。ただし、マルチフィード アクションがブザーを鳴らし動作を継続するに設定されている場合は、スキャン操作は停止しません。警告音の発生を除き、中断することなくスキャン操作が続行されます。
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手動調整: 上記のマルチフィード アクション がブザーを鳴らし動作を継続する以外に設定されている場合は、スキャン操作が停止し、該当ページがスキャナから排出されます。そして、マルチフィード イメージ ビューアにイメージが表示されます。その後、そのイメージを適用するか、ページを再スキャンするかを尋ねられます。マルチフィード アクションが ブザーを鳴らし動作を継続するに設定されている場合は、スキャン操作は停止しません。警告音の発生を除き、中断することなくスキャン操作が続行されます。
超音波感度
マルチフィード検出にスキャナ センサーを使用する場合は、超音波感度 グループの設定を使用してセンサーの感度レベルを調整します。感度を低く設定すると、一部のマルチフィード ページが検出されない可能性があります。感度を高く設定すると、一部のページが誤ってマルチフィード ページと報告される可能性があります。
スキャナ センサーに関する詳細は、Kodak スキャナのドキュメントを参照してください。
センサー
このスキャナには、マルチフィードになったことを検出するためのセンサーが 5 つ (左から右に) 配置されています。各センサーはページの長さに応じた検出範囲を担当し、ページがセンサーを通過したかどうかでマルチフィードの有無を検出します。
個別のセンサーを選択し、それぞれに対し特定のドキュメント サイズを指定し、それ以外の部分をマルチフィード検出時に無視させることもできます。たとえば、ページの左上に長さ 3 インチのメモが貼られている場合、通常はマルチフィード エラーが発生します。このエラーを回避するには、最も左側のセンサーの 長さを無視する チェック ボックスを選択します。その後、[次の位置まで無視する] ボックスで、3 インチなどのように長さを設定します。この結果、最も左側のセンサーで長さ 3 インチ以下のドキュメント (メモなど) が検出された場合に、マルチフィード エラーが報告されないようになります。
長さを無視する 機能を使用すれば、メモなどのドキュメントがスキャンされたときに、センサーをオンにしたままでも不必要なマルチフィード エラーが生成されなくなります。
すべてのセンサーで 長さを無視する が選択されていない場合は、ページ全体がマルチフィード検出プロセスで判断されます。
ドキュメントの長さ
ドキュメントの長さ グループで 有効にする を選択すると、バッチの各ページの長さが分析され、指定された用紙サイズを超えるページが検出されます。このようなページが検出された場合は、マルチフィードの状態が報告されます。用紙サイズを指定するには、重複の長さを設定します。この値が、スキャン アプリケーションで選択した用紙サイズに加算されます。たとえば、長さ 11 インチのページをスキャンする際に、重複の長さが 2 インチに設定されているとします。この場合、13 インチを超えるページが検出されると、マルチフィードの状態が報告されます。
この設定は、バッチの用紙サイズが同程度の場合に使用します。マルチフィード検出は、ドキュメントの長さまたはスキャナ センサー、あるいはその両方に基づいて実行することができます。