複数の DAS セットアップへのラベルの使用
RPA のセットアップでは、さまざまなコンピュータに Desktop Automation サービス (DAS) の複数のインスタンスがインストールされている場合があります。
複数の DAS インスタンスを同時に Design Studio に接続するには、それらのインスタンス用に個別のデバイスを作成する必要があります。その後、ベーシック エンジン ロボット
の「ロボットを呼び出す」ステップの [アクション] タブにある [必要なデバイス] にリストされたことを確認してください。
DAS がデスクトップまたは仮想マシンにインストールされている場合、こうしたコンピュータには通常、広範なソフトウェア アプリケーションのセットがインストールされていません。ラベルの追加は、それぞれのコンピュータにインストールされたソフトウェアや、ロボット で使用可能なソフトウェアを識別するために役立ちます。
後ほど、ロボット がコンピュータにインストールされている特定のビジネス アプリケーションを自動化する必要がある場合、システムはロボット
に必要なすべてのラベルを持つ利用可能な DAS を見つけます。
以下のようなシナリオが考えられます。
- 複数のセットアップにさまざまな DAS バージョンが使用されているが、自動化するビジネス アプリケーションは特定の DAS バージョンのみで機能する。
- さまざまなデスクトップがさまざまなプラットフォーム バージョン (Microsoft Windows) でセットアップされている可能性があり、それがロボットの
設定に影響を与えている場合がある。
以下の手順でラベルを割り当てます。
- Desktop Automation サービスをスタート メニューから開始します。サービスが開始すると、そのステータスを通知領域のアイコンで確認できます。
- 通知領域で Desktop Automation サービス アイコン
を右クリックし、[設定] を選択します。この操作により、Desktop Automation サービス ウィンドウが開きます。 - [Management Console] タブの [ラベル] フィールドにラベルを入力します。以下の例では、Microsoft Windows 10、Microsoft Edge ブラウザ、および Team Foundation Server (TFS) アプリケーションがインストールされているコンピュータに DAS がインストールされています。ラベルはコンマで区切る必要があり、コンマと次のラベルの間にスペースを含めることはできません。
組織内では、制限なしで任意のラベルを作成できます。

- [保存して再起動] をクリックします。
- でデバイスが Management Console に登録されていることを確認します。
- Design Studio を起動します。
- [プロジェクト] リストで必要なプロジェクトを右クリックし、 を選択します。

- [新しいデバイス マッピング] 画面で新しいマッピングに名前を付け、[次へ] をクリックします。
- [Management Console ベースのデバイス マッピング] が選択されていることを確認し、必須ラベルを入力します。以下の例では、ロボット
は、Microsoft Windows 10 がインストールされているコンピュータ上の TFS アプリケーションを自動化します。

- 設定を完了し、ロボット
をこのデバイスにマッピングします。
DAS を使用して 2 台のコンピュータでロボットを実行するには、[Management Console] で異なるラベルを持つ 2 つのデバイス マッピングを作成します。
ロボットが Microsoft Windows ユーザー インターフェイスまたはローカライズされたアプリケーションと直接対話する必要がある場合は、プラットフォーム名および言語にラベルを使用することをお勧めします。これにより、ロボットは適切に設定された DAS インスタンスを選択できるようになり、他のプラットフォームへの管理された移行が容易になります。