電子メールから抽出

このアクションは、保存された電子メールから情報を抽出します。このステップでは、入力として、文字列または MIME 形式で .eml ファイルに保存された電子メール メッセージを含むテキスト変数を使用します。Outlook .msg 形式からの抽出はサポートされていません。

メッセージ ファイルに HTML バージョンとプレーン テキスト バージョンが含まれている場合、このステップは、電子メールのフレームを 2 つ作成します (HTML 表現とプレーン テキスト表現)。

抽出された電子メールはブラウザで開かれ、HTML ファイルまたはプレーン テキスト ファイルからの抽出と同様に、情報を抽出できます。画像以外の添付ファイルはアンカー タグに追加されます。ユーザーは添付ファイルを変数に追加したり、添付ファイルのタイプが Kofax RPA でサポートされている場合は、開いて編集したりすることができます。

たとえば、添付された PDF、Excel、または HTML ドキュメントを編集できます。電子メールに添付ファイルとして画像が含まれている場合は、インライン画像要素として追加されます。[画像からテキストを抽出] ステップを使用するなど、画像を開いてそこから情報を抽出することもできます。

Unicode 文字を含む .eml ファイルで [ファイル読み込み] ステップを使用すると、エンコードが正しく処理されず、エンコードが不適切なテキスト値が発生することがあります。この問題が発生した場合は、バイナリ変数を用いた [ファイル読み込み] ステップを使用し、その後コンバータ ステップでエンコーディングを手動で設定します。データ コンバータ の「バイナリをテキストに変換」オプションを参照してください。

プロパティ

次のプロパティを使用して、[電子メールから抽出] アクションを設定します。

電子メールを含む変数

文字列または MIME 形式の電子メールを含むテキスト変数を選択します。

すべてのヘッダーを含める

デフォルトでは、ステップには送信者、宛先、件名、日付、メッセージ ID などの基本的なヘッダー情報のみが含まれます。このオプションを選択すると、抽出された電子メールにメッセージ ヘッダー全体が含まれます。

オプション
  • ロードする画像

    電子メールとともにロードされる画像をフィルタリングします。[なし][すべて]、および [URL に依存] から選択します。

    [URL に依存] を選択した場合は、+ 記号をクリックし、URL をフィルタリングするための条件を指定します。

  • [詳細]

    [詳細] をクリックして、ステップのデフォルト オプションを編集します。