Kofax RPA の制限

以下のセクションでは、Kofax RPA 製品の制限について説明します。

一般

大量のデータ エレメントの収集時は、分割統治アプローチ向けにロボットを構築し、ロボットを実行するたびにデータ エレメントの一部のみが収集されるようにすることをお勧めします。

ブラウザ
  • [スナップショット生成] を使用してダウンロードした Web ページには、Kofax RPA の内部ブラウザからダウンロードしたコンテンツとスタイルが表示されます。ダウンロードされたページのデスクトップ ブラウザでの表示は、そのブラウザでの元の Web ページの表示とは異なって表示されることがあります。

Excel
  • Excel のグローバル変数をループする際には、特定のステップはループの内側、つまりループ ステップの後で許可されません。これは動的に強制されます。つまり、ステップが実行されるまでエラーは発生しません。次のステップは、ロボットがループ内部でループするグローバル変数での動作を常に拒否します。行挿入、列挿入、行除去、列除去、および シート名設定。

  • Excel の修正はメモリ集約型で、大きな Excel 文書では動作しないことがあります。この制限は、設計プラットフォームまたはサーバー プラットフォームで使用可能なメモリ、ロボットが行う変更の数といった、多くの要因によって決まります。したがって、Kofax RPA で処理する Excel ドキュメントがどのような場合に大きすぎると判断されるかについては、正確な基準を指定することができません。

  • 組み込み Excel で指定されている形式には Apache POI が使用されるため、Microsoft Excel と同じように表示されないことがあります。
  • 式のサポート。Excel での数式のサポートの詳細については、Apache POI Web サイトを参照してください。

  • サポートされている関数。サポートされている関数と関数の制限事項の詳細については、「各種機能」および Apache POI Web サイトを参照してください。
  • サポート対象外の機能

    • 配列/テーブル数式の操作 (Excel で、"=..." とは異なり "{=...}" で表される数式)

    • 地域演算子:union、intersection

    • 前に未呼び出しのアドイン機能の解析

    • 数式の空白の保持 (POI での操作時)

    • 太字、サイズなどのフォント変更

    • セルの背景色

    • 数式からの外部ファイル参照

    • 非表示値の除外

    • FLOOR、HOUR、MINUTE 関数を使用して文字列を日付に変換します。10 進値のみがサポートされています。

  • ロボットが非常に大きな Excel 文書で一部のアクションを実行するとき、処理が数百のイテレーションの後に遅くなることがあります。プロセスを高速にするには、Excel 処理についてロボットの設定を次のようにします。

    • グローバル変数の使用

    • 無視して続行エラー処理は使用しない

    • ロボットをデザイン モードで実行しない

      注意:

      上記のすべての条件を設定して、Excel の操作時にエラーが発生した場合、変数値は空に設定されます。ロボットを調査し、サポート対象の Excel 機能を使用していることを確認し、変数の値が有効になるようにエラーを修正する必要があります。

詳細については、各種機能を参照してください。関連項目: Excel の互換性と制限事項

実行モード

次のリストには、スマート再実行モードで利用できないステップが含まれています。

  • Web ストレージ消去

  • テキスト分割

  • 画像抽出

  • タグ非表示化

  • タグ挿入

  • スナップショット生成

  • セル結合解除

  • テーブル行除去

  • タグ範囲除去

  • タグ書き換え

  • ページ再描画

  • CSS 再描画

  • テーブル行列入れ替え

  • タグ表示化

Kofax RPAKapplets

次のリストには、Kofax RPA Kapplets で利用できない機能が含まれています。

  • Kapplets への OAuth ロボットの追加

大量のデータ出力を含むロボットで Kapplets を使用することはお勧めしません。

日付コンバータ

  • 年を 2 桁で入力している場合は、2029 年を境にした世紀の切り替わりが適用されます。

    09/10/30 は 1930-09-10 00:00:00.0 になります。

    09/10/29 は 2029-09-10 00:00:00.0 になります。

  • 日付内の数値は、値が 32 以上の場合のみ検証されます。値が 32 未満の場合、翌月の対応する日に日付が変換されます。

    2020-02-30 は 2020-03-01 になります。

    2020-02-31 は 2020/03/02 になります。

    2020-02-32 はエラーになります。

ロボットのドキュメント

次のリストには、ロボットのドキュメントで利用できない機能が含まれています。

  • ロボットによって使用される Connector に関する情報は、ロボットのドキュメントには含まれません。

JavaScript

最新の JavaScript 構築には、ポリフィルを適用してもエラーが解決されないものが多くあります。次のリストには、JavaScript の既知の問題が含まれています。

  • let ステートメント

    CMAScript 2015 (6th Edition, ECMA-262)

  • 定数

    CMAScript 2015 (6th Edition, ECMA-262)

  • アロー関数式 () => {}

    CMAScript 2015 (6th Edition, ECMA-262)

  • デフォルトの関数パラメータ

    CMAScript 2015 (6th Edition, ECMA-262)

  • for...of ステートメント

    ECMAScript 2015 (6th Edition, ECMA-262)

  • Rest パラメータ

    ECMAScript 2015 (6th Edition, ECMA-262)

  • メソッド定義

    var obj = {
              property( parameters… ) {},
              *generator( parameters… ) {},
              async property( parameters… ) {},
              async* generator( parameters… ) {},
    
              // with computed keys:
              [property]( parameters… ) {},
              *[generator]( parameters… ) {},
              async [property]( parameters… ) {},
    
              // compare getter/setter syntax:
              get property() {},
              set property(value) {}
            };
    

    ECMAScript 2015 (6th Edition, ECMA-262)

    ECMAScript 2016 (ECMA-262)

  • Fetch API

    fetch('http://example.com/movies.json')
              .then(function(response) {
                return response.json();
              })
              .then(function(myJson) {
                console.log(JSON.stringify(myJson));
              });
  • リソース リクエストを表す Fetch API のリクエスト インターフェイス

    var a = new Request(url);