ベーシック エンジン ロボットの設定
ロボットを構成するには、次に説明する各プロパティを使用します。[ロボットの設定] ウィンドウは、ツールバーの [ロボット設定] をクリックするか、Ctrl+R を押すと表示されます。また、[ファイル] メニューから [ロボット設定] を選択することもできます。
[基本] タブ
- デフォルト オプション
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ロボットのステップに対するデフォルト オプションを設定します。詳細については、ベーシック エンジン ロボットの設定のデフォルト オプションを参照してください。
- ロボット コメント
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ロボットについてのコメントを入力します。
- ロボットのサムネイル
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ロボットの画像を追加します。
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[ロード] をクリックして、必要なファイルがあるフォルダに移動します。推奨される画像タイプは PNG です。画像をアップロードすると、自動的に 20x20 ピクセルにスケーリングされます。ファイルを開き、[OK] をクリックして、ロボットを保存します。
異なるタイプのファイルをアップロードしようとすると、エラー メッセージが表示されます。
画像を削除するには、[ロボットの設定] ウィンドウを開き、ロボットのサムネイルの近くにあるアスタリスクをダブルクリックします。ロボットのサムネイルがデフォルトとして設定され、プレビュー ウィンドウに「画像なし」というテキストが表示されます。[OK] をクリックしてロボットを保存します。
- ロボット タグ
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ロボット用に 1 つ以上のタグを作成します。タグは、Management Console の [リポジトリ] > [ロボット] ページにある [タグ] 列に表示されます。タグを使用して、Management Console にあるロボットのリストをフィルタリングできます。タグには文字、数字、および下線を含めることができます。タグには 255 文字を使用できます。255 文字以上の文字を入力すると、最初の 255 文字のみが保存されます。同一のタグを 2 つ入力すると、赤い警告アイコンが表示されます。
- 手動の処理時間
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このオプションでは、選択したロボットによって実行時に行われるタスクをユーザーが実行する場合の所要時間を分単位で指定できます。Kofax Analytics for RPA の [概要] レポートの「節約された人手の処理時間」テーブルに、指定した値とロボットの実際の実行時間の差が表示されます。
[詳細] タブ
- デフォルト待機
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ロボットのデフォルトの待機基準を指定します。待機基準とそのオプションについての情報は、待機基準の使用を参照してください。
- プライベート HTTP キャッシュを有効化
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プライベート HTTP キャッシュを有効にするには、このオプションを選択します。Cache-Control: private とマークされた、サーバーから受けたページには、特定のクライアントに特有の情報が含まれ、これらはグローバル HTTP キャッシュ内に保存されません。このようなページを絶対にキャッシュしないためには、このオプションを無効にしてください。このようなページをロボット専用のキャッシュに保存するには、このオプションを有効にしてください。プライベート HTTP キャッシュ有効化の欠点は、ロボット 1 つあたりのメモリー使用量が増えることです。同一サーバーで大量のロボットを実行している場合は、このオプションを無効にするとメモリー領域を節減できます。
- プライベート HTTP キャッシュ サイズ
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このプロパティでは、プライベート HTTP キャッシュに使用する最大メモリー量を指定します。サイズはキロバイトで指定します。この数値は高く設定するように注意してください。クラウドで実行中のロボット インスタンスのそれぞれが、他の状態に加えて、このメモリー量を潜在的に使用するからです。HTTP キャッシュに保存したすべてのページは圧縮されます。そのため、テキスト コンテンツのシンプルなページでは、必要なメモリーはごくわずかです。また、Cache-Control: private などを含むページだけが、常にプライベート HTTP キャッシュに保存されます。非プライベートキャッシュとしてマークしたページは、すべてのロボットで共有されているグローバル HTTP キャッシュに保存されます。
プロキシ サーバー
- プロキシ サーバーを使用
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このオプションは、ロボット
のプロキシ設定には影響しません。ロボットのプロキシ設定を指定するには、「プロキシを構成する」を参照してください。グローバル プロキシ設定を指定するには、「プロキシ サーバー」を参照してください。
デザイン モード
デフォルト (WebKit) ブラウザ エンジンを使用するロボットに対して [デザイン モード実行] を選択します。使用できるオプションは以下のとおりです。
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最小実行 (ダイレクト)
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スマート再実行 (フル)
[外部の再実行を回避] オプションは、[スマート再実行] で利用でき、前の実行のキャッシュ結果を使用できない場合であっても、ステップを絶対に再実行しないようにします。このオプションを使用できるのは、外界との相互作用で再実行を回避する必要がある場合に限られます。たとえば、これによってパートナーのシステムでデータの相違や重複が起きるような場合です。
バージョン
保存されたロボットのバージョンおよびロボットの編集を最後に行った Design Studio のバージョンを表示します。