SQL 実行

[SQL 実行] アクションでは、SQL ステートメントをデータベースに送ります。オプションで、影響を受けた行の数を変数に保存します。データベースが返したその他の結果は無視されます。言い換えると、このアクションの目的は SQL のステートメントの挿入、アップデート、および削除です。このアクションを使用して、ストアド プロシージャなどを呼び出すこともできます。SQL の指定にはエクスプレッションを使用します。

  • Design Studio でデザイン モードを使用している場合、SQL ステートメントは実行されません。
  • SQL ステートメントは、ステップごとに 1 つずつ、個別のトランザクション内で実行されます。複数の連続する SQL 実行の呼び出し、またはデータベース照会の呼び出しにまたがるトランザクションを使用することはできません。
  • 「 SQL 実行」は現在、準備済みの (バインド) ステートメントまたは呼び出し可能なステートメントをサポートしていません。

SQL ステートメント内の use <Some Other DB> コマンドは実行しないでください。これ以降のすべての SQL コマンド (同一のロボット内など) の結果が変更されてしまいます。

プロパティ

[SQL 実行] アクション は、次の各プロパティを使用して設定できます。

データベース

このアクションでクエリを送るデータベースを、Design Studio で利用できるデータベースのドロップダウン リストを使用して選択します。

SQL

このフィールドには、有効な SQL ステートメントがエクスプレッションの形式で含まれる必要があります。このエクスプレッションの値が、選択したデータベースに送られます。

タイムアウト

SQL ステートメントを送信するタイムアウトを秒単位で指定します。変数または値のオプションを選択して、希望するタイムアウトを定義します。値はゼロより大きい必要があります。

タイムアウトは DBMS を通じて強制され、タイムアウトに達すると、[SQL 実行] アクションの実行が停止されて、データベース固有のエラー メッセージが表示されます。

それぞれの DBMS タイプおよび JDBC ドライバーに応じて、タイムアウトの処理方法が異なる場合があります。たとえば、一部のシステムにおいては、特定のステートメントの途中でのタイムアウトの発生が許可されていないこともあります。

変更された行

SQL ステートメントの影響を受けた行の数を保存する、テキストまたは整数の変数を選択します。これはオプションです。

デザイン モードで実行

これが有効になっていると、ステップは Design Studio 内部のデザイン モードでも実行されます。これが無効な場合、デザイン モードでロボットをナビゲートしても、ステップで何も起こりません。