ブラウザのタイプ

Kofax RPA はロボットを使用して Web サイトを操作し、そこからデータを抽出します。この目的のために、ロボットはChromium および WebKit という特定のテクノロジを基盤にした組み込みブラウザを使用します。バージョン 11.2.0 以降の Kofax RPA は、WebKit ベースのブラウザから Chromium ブラウザに移行しているため、新しいロボットの作成には Chromium ブラウザを使用することをお勧めします。CEF への移行とロボット名の変更についてを参照してください。

Chromium ブラウザ

このセクションでは、ロボット (旧称は Desktop Automation ロボット) で使用される推奨ブラウザについての情報を示します。

Chromium ブラウザは、Kofax RPA に実装されている最新のブラウザ エンジンです。このブラウザは、状態がサーバー側に存在する Web サイト、つまり状態がロボットの外部にある最新の Web サイトで使用することが推奨されます。このブラウザでのステップの実行は前方への移動のみに限定され、Web ページを移動するには、ブラウザのツール (戻るボタンや進むボタンなど) を使用する必要があります。このブラウザは定期的に更新され、JavaScript などの最新の Web テクノロジーで構成されます。このブラウザの使用方法の詳細については、Web サイトのアクセスを参照してください。

その他のブラウザ

このセクションでは、ベーシック エンジン ロボット (旧称は Web オートメーション ロボット) で使用されるブラウザについての情報を示します。

WebKit ベースのブラウザ
このブラウザでは、Web ページの状態がロボットの内部に保存されます。これは、Web コンテンツ (クライアント側の状態) をクライアント側で制御できる、リソースへの依存度が低いレガシー Web サイト向けのブラウザです。WebKit ベースのブラウザでは、async 関数、await 演算子などの JavaScript 機能を含む、最新の Web 標準およびテクノロジがサポートされていません。
クラシック エンジン ブラウザ
このブラウザは、レガシーの Kofax Kapow 製品との下位互換性を確保するために用意されています。