Kapplet を使用する準備が整うと、Kapplet ユーザーまたはユーザー グループは専用ワークスペースを使用して Kapplet へのアクセス権を取得できます。ユーザー グループが使用できるのは、管理者が定義した一連の Kapplet のみです。Kapplet ユーザーのワークスペースには、インストールされた Kapplets のリストが保持されます。

Kapplets ユーザーは、自分がアクセス資格のあるプロジェクト内のリポジトリにのみアクセスできます。たとえば、Kapplets にユーザーとしてログインした場合は、アクセス権のあるプロジェクトに属するロボットに対してのみ Kapplets を実行できます。

アクセス権のないプロジェクトに属するロボットが Kapplet に少なくとも 1 つ含まれている場合は、警告アイコンと、この Kapplet が無効になっていることを示すツールチップが表示されます。ロボットが Management Console から削除された場合も、同じシナリオが適用されます。つまり、Kapplet を実行するには、これらのロボットが含まれているすべてのプロジェクトに対する権限 (少なくとも Kapplet ユーザー ロール) を持っていることと、ロボットが Management Console リポジトリ内に存在することが必要です。

同じルールがスケジュールとテンプレートにも適用されます。

Kapplet は、ユーザーが、そのロールと権限に応じて作成およびメンテナンスします。ロールと権限は、Kapplets 側のグローバル管理者によって割り当てられ、変更されます。たとえば、Management Console で権限を持たないユーザーを作成した場合、Kapplet 管理者はこれらの権限を変更して、初期設定を上書きすることができます。

• ユーザー: Kapplets の実行

• 開発者: Kapplets とテンプレートを作成し、Kapplets を実行します。

• 管理者: Kapplets、テンプレート、およびワークスペースを作成し、Kapplets を実行して、権限を割り当てます。

テンプレートを作成するには、Management Console で、テンプレートに必要なロボットが含まれているプロジェクトに対する Kapplet 管理者ロールを Kapplet ユーザー (開発者または管理者) に付与する必要があります。

Kapplets の Management Console ロールに相当するロール

これらの権限には、ローカル権限とグローバル権限の 2 種類があります。

• グローバル権限はシステム全体で管理され、ユーザー グループまたは特定のユーザーに割り当てることができます。ユーザー グループ内のユーザーは権限を継承します。

• ローカル権限は、特定のワークスペースのユーザー グループにのみ割り当てられます。ユーザーはユーザー グループからこれらの権限を継承します。

Management Console で Kapplet ユーザー ロールが割り当てられている場合は、Kapplets インターフェイスで、Kapplets の実行のみが可能ですが、Kapplets を編集するには、Kapplet 管理者ロールが割り当てられている必要があります。これらの 2 つのロールは、Kapplets で使用される Management Console リポジトリへのアクセスを制限します (ロボット、タイプなど)。