ドキュメント上の表示
組織には、レター、会社の方針、提案書、請求書など、数百のドキュメントが存在することがあります。ドキュメントは住所、あいさつ、レターの本文、結びなど、さまざまな要素で構成されています。ドキュメントには、ロゴ、フッター、標準フォント、カスタムの余白幅などのコーポレート アイデンティティを含めることもできます。
通常、組織には似たようなドキュメントが複数あります。たとえば、組織内のすべてのレターのレイアウト、ヘッダー、フッター、住所ブロック、あいさつが同じ場合があります。
KCM Designer では、これらのすべての要素を正確かつ簡単に個別管理することができます。KCM Designer のドキュメント生成はテンプレートに基づいて行われます。テキストのブロック (いわゆる [テキスト ブロック]) や企業のフッターなど、ドキュメントのさまざまな要素を個別に作成して、調整することができます。変更は 1 回適用するだけで済みます。
KCM Designer は役割ベースです。コーポレート アイデンティティに関連する要素など、ドキュメントの特定の要素を変更できるのは、その要素を管理する役割を持つユーザーのみです。
ドキュメントの要素を個別に扱うことで、マルチブランド化の適用も簡単に行えるようになります。異なるコーポレート アイデンティティを使用しながら、サブブランドで [テキスト ブロック] などのコンテンツ要素を再利用することができます。
次の図に、さまざまな要素を持つレターの構造を示します。
ロゴ、名前、住所、参照、結び、署名、およびフッターは各レターで共通している場合があります。KCM Designer では、これらの要素は [マスター テンプレート] で定義されます。
本文はレターごとに異なることがあります。本文は [コンテンツ ウィザード] および [テキスト ブロック] で定義されます。[コンテンツ ウィザード] および [テキスト ブロック] は [ドキュメント テンプレート] を使用して [マスター テンプレート] にリンクされます。
フォントや余白などのドキュメントのスタイル要素は、[コーポレート デザイン] で定義します。詳細については、「コーポレート デザインの使用」を参照してください。