KCM Designer へのアクセス

KCM Designer の機能は役割に従って編成されています。各ユーザーには、プロジェクトで担うタスクに応じて役割が割り当てられています (「共通の開始点」を参照)。すべての役割に一連の権限が設定されています。たとえば、Project Administrator (プロジェクト管理者) はテンプレート開発者に対して、プロジェクトにアクセスして [テキスト ブロック] を編集する権限などを付与することができます。

通常、KCM Designer は組織のビジネス アプリケーションに統合されます。ユーザーはログオンする必要がない可能性があります。KCM Designer が統合されていない場合は、ログオンするための資格情報がシステム管理者からユーザーに与えられます。

インストールに成功した場合は、ユーザーがログオンした後に "InstallationTest" という名前の定義済みプロジェクトが表示されます。この定義済みプロジェクトはテストとトレーニングを目的とするもので、このガイドのいくつかの使用例はこのプロジェクトに基づいています。このプロジェクトは、KCM Designer for Windows を使用して削除できます。

KCM Designer では、KCM 4.0 より前に作成されたプロジェクトのサポートが制限されており、そのようなプロジェクトに対しては警告メッセージが表示されます。

役割と権限

KCM Designer には、次の役割および対応する権限が付属しています。

  • Author (作成者): [削除][編集][新規][名前変更]、[Set Description] (記述の設定)、[テスト][ロック解除][レビューへ送る][表示]

    ただし、Author (作成者) は、[マスター テンプレート][ライブラリ]、[Includes]、[Data Backbone]、ブランド、およびブランドの [スタイル シート][ページ スタイル] ドキュメントでこれらのアクションを実行することはできません。

  • Content Reviewer (コンテンツ レビューア): [承認][拒否][テスト][表示]
  • Publisher (発行者): [発行][拒否][テスト][表示]
  • Publishing Author (発行作成者): Author (作成者) とPublisher(発行者) の両方の権限が付与されます。
  • Publishing Reviewer (発行レビューア): Content Reviewer (コンテンツ レビューア) と Publisher (発行者) の両方の権限が付与されます。
  • Viewer (レビューア): [表示]
  • Project Administrator: Project Administrator (プロジェクト管理者) には、上記のすべての権限に加えて [承認を取り消す] 権限があり、他のユーザーにアクセス権を付与することができます。さらに、Project Administrator プロジェクトをエクスポートできます。

KCM Designer では新しい役割を作成できません。

一般に、すべての権限に次のルールが適用されます。

  • 役割および対応する権限をユーザーに付与するには、役割を割り当てる必要があります。
  • デフォルトでは、権限は付与されていません。
  • アクションに関連するすべてのケースに権限が付与されます。