コーポレート デザインの使用
KCM では、ドキュメントのレイアウト定義をコンテンツとは別に管理することができます。このようなレイアウト定義は [ブランド] といいます。すべての [ブランド] はフォルダーとして表され、[コーポレート デザイン] フォルダーの下で定義を行います。また、[(ブランドなし)] という特別なフォルダーを使用して、変換されたプロジェクトのドキュメントを含む、特別なブランドを必要としないすべてのドキュメント タイプを保存します。
ブランドは、そのコンテキストで作成されたすべてのドキュメントのレイアウトを定義します。ブランド内では、複数のドキュメント タイプを定義できます。ブランド内の同じドキュメント タイプのすべてのドキュメントは、同じレイアウトになります。
[コーポレート デザイン] フォルダーには、Word および HTML 出力のレイアウトを定義するオブジェクトが含まれています。これらのオブジェクトは、Word または HTML 出力のいずれかに固有のものです。オブジェクトに関する次のリストを参照してください。
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Word 出力: [Word ページ スタイル]、[Word スタイル シート]
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HTML 出力: [HTML ページ テンプレート]、[HTML スタイル シート]
[コーポレート デザイン] フォルダーの各レベルには、次のような最大 4 つのアイテム (各タイプにつき 1 つ) を含めることができます。
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[Word ページ スタイル]: ドキュメントの余白およびセクションのプロパティを定義します。
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[Word スタイル シート]: はドキュメントのテキスト スタイルのプロパティを定義します。
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[HTML ページ テンプレート]: HTML 出力フォーマットを制御します。
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[HTML スタイル シート]: HTML 出力の CSS 定義が含まれています。
HTML 出力のクラスの詳細については、Kofax Communications Manager Template Scripting Language Developer's Guide (Kofax Communications Manager テンプレート スクリプト言語開発者ガイド) の「Available classes in HTML output」 (HTML 出力で使用可能なクラス) に関するセクションを参照してください。
最上位には、次のような 6 番目のアイテムもあります。[テキスト ブロック プレビューのスタイル]。このオブジェクトは、出力のスタイルではなくプレビューのスタイルに影響します。詳細については、テキスト ブロックのプレビューのスタイルの定義 に関するトピックを参照してください。
[ブランド] と [ドキュメント タイプ] は、実行時にマスター テンプレートによって DOCUMENTSTYLE スクリプト コマンドを使用して定義されます。レイアウトは、出力フォーマット、[ブランド]、および [ドキュメント タイプ] に基づいて、[コーポレート デザイン] フォルダーから取得されます。詳細については、Kofax Communications Manager Template Scripting Language Developer's Guide (Kofax Communications Manager テンプレート スクリプト言語開発者ガイド) の「DOCUMENTSTYLE」 (ドキュメント スタイル) に関するセクションを参照してください。
デフォルトのスタイル
プロジェクトの作成後、[コーポレート デザイン] フォルダーにプリロードされたドキュメントには、常にデフォルトのコンテンツが入力されます。ドキュメント内のコンテンツの編集は可能ですが、ドキュメントを削除することはできません。