リッチ テキスト ブロックの作成、編集、および表示

KCM Designer では、[テキスト ブロック エディタ] の標準の [テキスト ブロック] では利用できない書式を適用する必要がある場合に、[リッチ テキスト ブロック] を作成して Microsoft Word で編集できます。コンテンツを編集する際は、Microsoft Office 2007 Open XML 以降に導入されたグラフィック オブジェクトとテキスト ボックスの機能がサポートされないことに注意してください。サポートされていない機能は、Microsoft Office 2007 Open XML で利用可能な機能セットにダウングレードされます。

HTML 出力の場合、リッチ テキスト ブロックは無視されます。

Microsoft Word 2016 以降が必要です。
  1. プロジェクトをクリックし、[コンテンツ] > [テキスト ブロック] に移動します。
  2. 新しい [リッチ テキスト ブロック] を追加するドキュメントが含まれているフォルダーをクリックし、右側の [新規] ペインで [新しいリッチ テキスト ブロック] をクリックします。
    [新しいリッチ テキスト ブロック] ウィンドウが表示されます。
  3. [リッチ テキスト ブロック] の名前を入力し、OK をクリックします。
    [リッチ テキスト ブロック] がフォルダーに表示されます。

    リッチ テキスト ブロックの名前には、次の文字を含めることはできません:

    : ? / < > * " | \ ( ) .

  4. 必要な [リッチ テキスト ブロック] を選択し、右側の [表示して編集] ペインで [表示] または [編集] をクリックします。
    1. コンテンツを表示するには、[表示] をクリックします。
      [リッチ テキスト ブロック] が、Microsoft Word で読み取り専用ドキュメントとして開きます。

      このモードでファイルを編集した場合は、ローカル ストレージにのみ保存できます。

    2. コンテンツを編集するには、[編集] をクリックします。
      [リッチ テキスト ブロック] が、Microsoft Word で編集できるようになります。「開発中」のリビジョンがない場合は、リビジョンが作成されます。「開発中」のリビジョンは、保存時に更新されます。
  5. 必要な編集を行います。
    ドキュメントの編集中は、そのドキュメントをロック解除、アップロード、または編集操作に使用できなくなります。ただし、このドキュメントを表示またはダウンロードすることは可能です。
  6. Microsoft Word を閉じて、変更を保存するように要求されたら、変更を保存します。
    エラーが検出された場合、多くの場合は少し遅れて、保存したドキュメントのエラー ステータスが KCM Designer に表示されます。必要な修正を行って、変更を保存します。[リッチ テキスト ブロック] が結果ドキュメントでどのように表示されるかを確認するには、「オブジェクトのテスト」を参照してください。

または、[リッチ テキスト ブロック] をコンピュータにダウンロードして任意のエディタで編集してから、KCM Designer に再度アップロードすることもできます。

KCM Designer for Windows にアップロードするドキュメントに、東アジア言語の音声ガイドが含まれていないことを確認してください。この機能は KCM ではサポートされておらず、アップロード中にエラーが発生します。

そのためには、オブジェクトをクリックし、右側の [表示して編集] ペインで [ローカルに編集するためにダウンロード] をクリックします。[ダウンロードのみ] をクリックするか、[ロックしてダウンロード] をクリックしてオブジェクトを他のユーザーに対してロックします。エディタでオブジェクトを編集し、保存したら、KCM Designer で [ローカルに編集したファイルをアップロード] をクリックして、ファイルをコンピュータからアップロードします。

アップロードできるファイルの最大サイズは 40 MB です。

必要に応じて、編集中に [フィールド] に入力して挿入することができます。

使用する [フィールド][Data Backbone] に存在する必要があります。

たとえば、顧客の姓を含む[フィールド] で «[Customer.LastName]» と入力します。

書式設定オプションの 1 つを [リッチ テキスト ブロック][フィールド] に適用することもできます。そのためには、[フィールド] 名の後にコロンを追加して、書式設定オプションを入力します。たとえば、«[Customer.LastName:capital]» は顧客の姓の先頭文字を大文字にします。利用可能な書式設定オプションは、「フィールドの書式設定」を参照してください。

[フィールド] への挿入プロセスを簡素化するために、KCM Toolbox for Word を使用できます (インストールと設定の手順については、Kofax Communications Installation Guide (Kofax Communications インストール ガイド) を参照してください)。構成時にドキュメントに [フィールド] を追加するには、挿入する位置にカーソルを置き、Toolboxの中の必要な [フィールド] をクリックして挿入します。ここで検索機能を使用できます。

書式設定を適用するには、ドキュメント内で [フィールド] を選択し、ドロップダウン リストから書式設定オプションを選択して、[追加] をクリックします。

[リッチ テキスト ブロック] を PDF ドキュメントとしてプレビュー

[リッチ テキスト ブロック] は、PDF ドキュメントとしてプレビューできます。[リッチ テキスト ブロック] を保存すると、KCM はその PDF プレビューを自動的に生成します。

ブラウザは、デフォルトまたはプラグインが追加された状態で PDF の表示をサポートしている必要があります。たとえば、Internet Explorer では、プラグインをインストールして有効にする必要がある場合があります。プレビューの外観は PDF ビューアに応じて異なります。

ただし、KCM 5.5 にアップグレードした場合、または以前のバージョンの KCM でエクスポートされたプロジェクトをインポートした場合、古い [リッチ テキスト ブロック] には PDF プレビューは自動的に生成されません。

これに対処するには、CreateRichTextBlockPreviews.exe ツールを使用することで、必要なときに PDF プレビューを生成することができます。詳細については、Kofax Communications Manager Repository Administrator's Guide (Kofax Communications Manager リポジトリ管理者ガイド) の「Administrator tools」 (管理ツール) セクションを参照してください。