ライブラリの使用

[ライブラリ] は、[マスター テンプレート] を実行する際に、KCM Designer のための再利用可能インストラクションを作成するための手段です。[Includes] は [マスター テンプレート] でコンパイルされますが、[ライブラリ] は自己完結型の動的なコンポーネントです。

[ライブラリ] には、次のようなさまざまな種類の機能およびプロシージャが含まれています。

  • [テキスト ブロック][フィールド] の書式設定に使用する書式設定の関数。

    使用できる関数のリストは、[ライブラリ] に各自の書式設定の関数を定義することによって拡張できます。

  • [テキスト ブロック リスト][テキスト ブロック] をフィルターするために使用するフィルター関数。

[ライブラリ] を削除する場合、または名前を変更する場合には次の制限が適用されます。

  • コード ライブラリがロック解除された後に [ライブラリ] の機能に対して名前変更や削除を行うことはできません。
  • [ライブラリ] の中に含まれる機能のいずれかがオブジェクトによって参照されている場合は、名前変更または削除を実行できません。
[ライブラリ] に含めることができる再利用可能な関数とプロシージャの詳細については、Kofax Communications Manager Template Scripting Language Developer's Guide (Kofax Communications Manager テンプレート スクリプト言語開発者ガイド) の [ライブラリ] および出口点に関するトピックを参照してください。

[ライブラリ] の作成と編集

  1. [マスター テンプレート] > [ライブラリ] に移動します。
  2. [ライブラリ] をクリックし、右側の [新規] ペインで [新しいライブラリ] をクリックします。

    [新しいライブラリ] ウィンドウが表示されます。

  3. 新しい [ライブラリ] と ラベル の名前を入力し、[OK] をクリックします。

    すべてのライブラリには、一意のレベル番号を割り当てる必要があります。レベル番号によって、コンテンツを読み込む順序が決まります。レベルが高いライブラリは、レベルが低いライブラリより優先されます。デフォルトのレベルは 100 です。

    新しい [ライブラリ][ライブラリ] に表示されます。

  4. その新しい [ライブラリ] をクリックし、右側の [表示して編集] ペインで [編集] をクリックします。

    [ライブラリ エディタ][ライブラリ] が開きます。Microsoft Word 2016 以降を使用している場合は、Word ベースの [ライブラリ] が Microsoft Word で開きます。

  5. 必要なコードを [ライブラリ] に入力するか貼り付けます。ここでの関数は # BEGIN ステートメントと END # ステートメントの間に配置する必要があることに注意してください。次に例を示します。

    #
    BEGIN
    
    EXPORT FUNC TEXT set_headers(CONST TEXT brand; CONST TEXT document_type)
    DO
      FIELDSET Headers
      TEXT path := "\Headers and footers\" + brand + "\" + document_type + "\" 
    
      TEXT text_block := path + "Header"
      IF text_block_exists(text_block; 0) THEN
        TEXTBLOCK VAR text_block
        ASSIGN_TO Headers.First
      FI
    
      ASSIGN text_block := path + "Header"
      IF text_block_exists(text_block; 0) THEN
        TEXTBLOCK VAR text_block
        ASSIGN_TO Headers.Odd
      FI
    
      ASSIGN text_block := path + "Header"
      IF text_block_exists(text_block; 0) THEN
        TEXTBLOCK VAR text_block
        ASSIGN_TO Headers.Even
      FI
    
      ASSIGN set_headers := headers(Headers.First; Headers.Odd; Headers.Even)
    OD
    
    END
    #

    # BEGIN および END # ステートメントは、次のように記述することもできます。

    #BEGIN
    
    ...
    
    END#
  6. [ライブラリ] を保存して、エディタを閉じます。
    エラーが発生する場合は、[エラー ドキュメントの表示] をクリックします。