パッケージ
パッケージを使用して、ソリューションの項目を事前に定義します。
パッケージの典型的な用途は、業種別の Kofax TotalAgility ソリューションの実装です。パッケージには、プロセス、フォーム、DLL、リソース、データ、ビジネス モニタリング、およびシステムに関連する項目を含めることができます。また、パッケージ内に別のパッケージを入れたり、パッケージにその他のファイルを追加したりすることもできます。パッケージは保存するたびに、新しいバージョンが作成されます。そのため、ソリューション設計者がパッケージの変更を追跡することができます。パッケージを中身ごと別の TotalAgility 展開に移動すれば、ユーザーがほとんど介入することなく迅速に展開できます。パッケージに特定の項目を入れることができるのは 1 回のみです。同じ項目をいくつも入れることはできません。参照されている項目はすべて削除できます。
パッケージ全項目の最新版を一度にエクスポートして、別のシステムにインポートできます。パッケージ定義は保存されるため、同じ項目をもう一度エクスポートする場合も簡単に対応できます。
以下の表は、パッケージに入れることができる項目の一覧です。
プロセス |
イメージ |
グループ |
ルックアップ |
ケース |
サイト |
ペルソナ |
正規表現 |
ケース フラグメント |
カスタム ページ |
作業割り当てルール |
アラート |
ビジネス ルール |
フォルダ タイプ |
ジョブ クエリ |
イベント |
カスタム サービス |
フィールド フォーマッタ |
作業キュー クエリ |
ターゲット |
カスタム サービス グループ |
PDF プロファイル |
システム クエリ |
サーバー変数 |
抽出グループ |
分割プロファイル |
パッケージ |
グローバル変数 |
分類グループ |
スキャン/VRS プロファイル |
その他のファイル |
Web サービス |
フォーム |
ドキュメント変換プロファイル |
システム DLL |
デバイス設定 |
カテゴリ |
インポート接続 |
ジョブ スケジュール |
Transformation 設定 |
フォーム テンプレート |
インポート ソース |
チェックリスト テンプレート |
エクスポート コネクタ設定 |
ナビゲーション |
フィールド バリデータ |
チェックリスト項目 |
インポート ソース |
テーマ |
キャプチャ コントロール レイアウト |
データ モデル |
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スタイル シート |
個人 外部リソースを含めることはできません。
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ドキュメント テンプレート |
パッケージは次の方法で管理できます。
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プロセス、フォーム、カテゴリに関連付けられたすべての項目または選択した項目を、自動的にパッケージに追加します。パッケージにすでに存在する項目は上書きされます。
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パッケージから除外する項目を選択します。パッケージを保存すると、パッケージ データが TotalAgility データベースに保存されます。
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頻繁に使用される項目や特定のタイプの項目を選択したアーティファクトからパッケージにすばやく追加したり、特定の日付または時刻以降、または特定の期間に変更された項目を検索して、すべてまたは個々の項目をすばやく追加したりできます。
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パッケージをインポートして、あるバージョンから別のバージョンにアップグレードします。チェックリスト、ルックアップ、スキャン/VRS プロファイル、PDF プロファイル、カスタム ページ、ローカリゼーション文字列、ペルソナ、フォーマッタなど、バージョン管理されていない項目が既にターゲット システムに存在する場合は、上書きされます。
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パッケージをシステム パッケージまたは他のパッケージと比較して、バージョン間で変更された項目を表示します。選択したパッケージで異なる項目や新しい項目は、強調表示されます。
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パッケージのコピーを作成します。
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パッケージを開き、変更、ロック、ロック解除、および削除します。
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パッケージの使用に役立つインストール ガイドなどのその他のファイルや、その他の項目を追加します。
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1 つ以上のリソースにアクセス許可を割り当てて、パッケージへのアクセスを許可します。少なくとも読み取りアクセス許可があれば、パッケージにアクセスできます。
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再利用のためにパッケージをエクスポートします。
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パッケージ全体または選択された項目を TotalAgility にインポートします。
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パッケージにさまざまな展開のための構成を作成し、テスト環境や本番環境など、対象とする展開のさまざまなタイプに応じて、ユーザーがグローバル変数、サーバー変数、Web サービス結合、デバイス設定 (Kofax Front Office Server 設定)、Transformation 設定、およびエクスポート コネクタ設定に異なる値を定義できるようにします。インポート中、ユーザーはパッケージのエクスポート時に選択された展開タイプに基づいて値を上書きできます。
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パッケージをデプロイメント サーバーに展開します。現在のサーバー パッケージと選択したデプロイメント サーバー上のコンテンツの結果を比較したうえで、パッケージをデプロイメント サーバーに展開できます。展開されたパッケージが、値とともにエクスポートされ、選択したデプロイメント サーバーにインポートされます (インポート時には、インポート オプションが適用されます)。
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パッケージ定義とそのコンテンツを GitHub に追加します。パッケージとそのコンテンツの最新バージョンを入手して、GitHub からチェックアウトできます。パッケージとその項目を GitHub にチェックインできます。
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パッケージのすべてまたは特定の項目を保護して、他のユーザーが別のマシンにパッケージをインポートするときにそれらの項目を表示または変更できないようにします (保護できる項目は後述します)。TotalAgility をアップグレードすると、システムは既存のパッケージ内のすべての項目を保護されていないものとして扱います。
パッケージ内のアーティファクトのうち保護できるものは、プロセス、フォーム、フォーム テンプレート、ビジネス ルール、分類グループ、抽出グループ、フォルダのみです。
保護された項目に対しては、以下のことができません。
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保護された項目をターゲット環境にインポートするときに、保護された項目対するメンテナンス アクセスを付与すること。ただし、これはソース サーバー上の項目には影響しません。
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保護された項目を開いたり変更したりすること。(パッケージ内に追加することも含め) 使用することは可能です。
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保護された項目を個別に、またはパッケージの一部として別のマシンにエクスポートおよびインポートする場合に、その項目に対するメンテナンス アクセスを変更すること。
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分類または抽出グループなどの保護された項目を Transformation Designer で表示すること。
ターゲット サーバーでパッケージ構成を表示する場合、項目がそのシステム内で保護されていても、保護された設定は保持されません。 -
方法: