フォームのデバッグ
キャプチャ フォーム (スキャン新規ジョブ作成、スキャン、ドキュメント レビュー、検証、確認) などのフォームをデバッグすることができます。
デバッグ モードでのフォームの起動
デバッグ モードでフォームを起動すると、ランタイムの動作に従ってプライマリ フォームがロードされます。
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に移動します。
フォームのリストが表示されます。
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デバッグするフォームのコンテキスト メニューで、[デバッグ] をクリックします。
または、フォームの [アクション] バーで [デバッグ] をクリックします。
フォームは、新しいブラウザ ウィンドウにデバッグ モードで表示されます。[フォーム初期化] ポップアップが表示されます。フォームのリストと、フォームに初期値変数として設定されたグローバル変数が表示されます。ドロップダウンが利用可能な場合には、選択可能な値すべてが表示されるのではなく、選択された値のみが表示されます。
- ボタン クリック イベントを使用した .Net アクションなど、任意のアクションにブレークポイントを追加できます。フォームのロード時にブレークポイントを追加するには、[フォームのロード完了イベント アクションを実行する前に一時停止する] を選択します。
- 初期化データの値を更新します。
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[OK] をクリックします。
実行時にアクティビティ フォームで [要求自動化ルール]ボタンをクリックすると、[要求自動化ルール] のポップアップ ウィンドウが表示されます。このウィンドウには、アクティビティが属するプロセスまたはケースの名前やアクティビティの名前、自動化の説明を入力するための [詳細] テキスト ボックスが表示されます。[OK] をクリックすると、プロセス メモが次の形式でプロセスに追加されます。自動化要求: NodeID x、EPC y の説明。
ブレークポイントの設定
ブレークポイントは、プログラムに含まれる意図的な停止または一時停止で、デバッグの目的で使用されます。また、「一時停止」と呼ばれることもあります。たとえば、フォームのブレークポイントにイベントを設定できます。「レンダリング前」および「レンダリング後」のフォーム イベントや、「Begin 条件」、「Else 条件」、「End 条件」のアクションにはブレークポイントを設定できません。
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[デバッグ] ウィンドウで、[ブレークポイント] の をクリックします。
[ブレークポイント] ダイアログ ボックスが表示されます。以下に示すように、対応するすべてのコントロール、イベント、およびアクションが関連付けられた、フォームのツリーが表示されます。
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フォーム
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イベント
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設定されたアクション 1
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設定されたアクション 2
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コントロール 1
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イベント
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設定されたアクション 1
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設定されたアクション 2
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コントロール 2
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イベント
「レンダリング前」イベントおよび「レンダリング後」イベントで構成したアクションをデバッグすることはできません。フォーム ロード イベントのアクションのみをデバッグできます。 -
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ブレークポイントを追加します。
選択したブレークポイントが [選択された項目] リストに追加されます。
- [完了] をクリックします。
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フォーム実行中にアクションをスキップするには、[スキップするアクション] の をクリックします。
[フォーム アクション] ダイアログ ボックスが表示されます。
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アクションを追加します。
選択したアクションが、[選択された項目] リストに追加されます。
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[完了] をクリックします。
スタック トレースでアクションのステータスが「スキップ済み」に更新されます。
フォームを初めてロードしてデバッグするとき、「フォームのロード完了イベント アクションを実行する前に一時停止する」をオンにすると、最初のアクションはスキップできません。デバッグを再開してから、スキップするアクションを追加する必要があります。
パネル 説明 1 フォーム
現在のフォームのコントロールがこのパネルに表示されます。
2 変数値
フォーム変数、グローバル変数、およびフォーム コントロールを一覧表示します。
このパネルで変数とコントロールを表示および更新できます。非表示状態のコントロールを表示することもできます。3 スタックトレース
アクションを実行順に一覧表示します。
4 ブレークポイント
ブレークポイントを設定したイベントを一覧表示します。
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ブレークポイントを設定すると、フォームのロード時にイベントを呼び出すことができます。
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フォームの「ロード時」イベントで任意のブレークポイントを呼び出すには、メイン ページをリフレッシュします。
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コントロールでイベントを呼び出すには、フォーム自体を使用します。たとえば、ボタンをクリックするか、テーブル内の行を選択します。
イベントが呼び出されると、[スタックトレース] パネルに次のアクションが表示されます。アクションのステータスは、最初のブレークポイントに到達するまで実行されると更新されます。実行を続行するか、アクションをステップ オーバーするかを選択できます。
1
[続行] 次の有効なブレークポイントまで実行を継続します。
2
[ステップ オーバー] 現在のアクションを実行し、次の順番のアクションで停止します。
3
[スキップ] デバッグ中に選択したアクションをスキップし、ステータスが [スキップ] に更新されます。以下の例を参照してください。
4
[クリア] [スタックトレース] パネルをクリアします。
5
[スタックトレース] 実行するアクションのリストです。
アクションのスキップ - 例
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アクションにブレークポイントを設定します (同じページ1)。
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[デバッグ] パネルで、[同じページ1] アクションが設定されているコントロール (ボタン1) をクリックします。
[同じページ1] アクションのステータスは、ブレークポイントが設定されていることを示す [一時停止] に更新されます。
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このアクションをスキップするには、[スタックトレース] パネルで [スキップ] をクリックします。
ステータスが [一時停止] から [スキップ] (アクションが実行されていないことを示します) に更新され、該当する場合は次のアクションで一時停止します。
デバッグ中の条件の使用
デバッグ モードで条件を使用した場合に経由したパスを判別できます。フォームに Begin 条件とElse 条件を設定した場合は、これらの条件がスタックトレースに表示されるため、ロジックが実行された箇所を特定できます。
Begin 条件内に Begin 条件を設定して、ロジックをネストできます。
Begin 条件をクリックすると、true または false の結果を表示できます。たとえば、次のシナリオでは、BeginCondition1 の結果は false で、BeginCondition2 の結果は true です。
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アクションの入力、出力、および情報を表示する
ブレークポイントに到達したときに、.Net アクションなどのサーバー側のアクションを展開し、コントロール、フォーム変数、およびグローバル変数の値を表示および更新して、実行を継続できます。
テーブル コントロールを展開すると、すべての行と列を表示できます。
リダイレクト アクションは、リダイレクトはしませんが、実行するとリダイレクト先を示すメッセージが表示されます。
RESTful サービス アクションを含むフォームをデバッグすると、次のような情報が表示されます。要求の URL、要求のヘッダー、要求の本文、および応答の本文。
たとえば、フォーム変数の値を更新する場合などに値を更新するには、次の手順を実行します。
- [フォーム変数] タブをクリックします。
- 変数を選択して [編集] をクリックします。
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必要に応じて値を変更して [OK] をクリックします。
同様の方法でグローバル変数とフォーム コントロールを更新できます。ただし、配列フォーム変数と高度なフォーム コントロールは更新できません。
「フォーム内のアクティビティのデバッグ」を参照してください。
こちらも参照してください。フォームのデバッグ - 例