パッケージをインポートする

パッケージ全体または選択した項目を TotalAgility にインポートできます。項目名、アーティファクト、バージョン、最終変更日などの項目の詳細も表示されます。

zip 形式と xpdl 形式のファイルがサポートされています。Internet Explorer 9 を使用して非常に大きなプロジェクトをインポートすることはできません。Internet Explorer 10 以降を使用して大きなプロジェクトをインポートする場合は、パフォーマンスを向上させるためにブラウザで新しいウィンドウが開きます。

パッケージの自動インポートの推奨アプローチについては、『Kofax TotalAgility ベスト プラクティス ガイド』の「パッケージの自動エクスポートおよび自動インポート」を参照してください。

パッケージ内のすべての項目をインポートするか、パッケージから選択した項目をインポートするか、パッケージ内の各グループ (アーティファクト) から個々の項目をインポートできます。パッケージ内の項目は、次のグループに属します。

  • すべて

  • キャプチャ

  • カスタム サービス グループ

  • デバイス

  • エクスポート コネクタ

  • 結合

  • その他のファイル

  • モニタリング

  • パッケージ

  • クエリ

  • リソース

  • システム

  • システム データ

  • ユーザー インターフェイス

  • ワークフロー

さらに、選択した展開構成に基づいて項目を含めることができます。インポート中には、選択した展開タイプに基づいて項目の値を上書きできます。

展開が選択されている場合

展開が選択されていない場合

パッケージのインポート時に、定義された展開がすべて行われ、選択された展開タイプの値が上書きされます。

パッケージのインポート時に、パッケージで定義された展開が行われますが、グローバル変数、サーバー変数、Web サービス、デバイス設定、エクスポート コネクタ設定の値は上書きされません。

選択した項目のインポート時に、選択された項目の値だけが、選択した展開タイプの値で上書きされます。Transformation 設定の値は上書きされません。

選択された項目のインポート時に、項目の基本値がインポートされます。

展開タイプを選択してパッケージをインポートする場合、既存の Transformation 設定の値は上書きされず、追加の Transformation 設定だけがアーティファクト リストに追加されます。

パッケージのインポートに関する追加情報:

  • プロセス バージョンがターゲット システムに存在するバージョンと同じ場合、パッケージはインポートされません。たとえば、パッケージ内のバージョン 3 のプロセスがターゲット システムにすでに存在する場合、インポートされません。

  • パッケージに含まれるフォームとプロセスでカスタム サービスが使用されている場合、パッケージの一部としてサービスも自動的にインポートされます。

  • パッケージにカスタム サービス グループが含まれている場合、グループに関連付けられた項目、つまり、カテゴリ、カスタム サービス、サーバー変数、および Web サービス参照もインポートされます。
  • パッケージ内のデータ モデルは、ターゲット システムにそのデータ モデルが存在しない場合、または存在していてもバージョン番号が小さい場合にインポートされます。つまり、既存のモデルの上位バージョンのみがインポートされます。

  • ターゲット システムにすでにリソースの拡張が存在する場合は、インポートしたリソースの拡張が追加されます。

  • パッケージにリソース グループ メンバーが含まれている場合、ターゲット システムに存在しないリソースのみがインポートされます。

  • パッケージに含まれているテスト計画がプロセス (プロセス/ケース定義/フラグメント/ビジネス ルール/スキン/カスタム サービス) に関連付けられている場合、テスト計画もパッケージの一環としてインポートされます。テスト計画は、1 つ以上のテスト ケースで構成されます。

  1. [インポート] に移動します。
  2. [参照] をクリックしてインポートするパッケージの zip ファイルを選択するか、zip ファイルを [インポートするファイル] フィールドにドラッグします。

    選択したパッケージのすべてのアーティファクトが 2 つのビューに表示されます。

    • [メイン ビュー]: このタブには、パッケージ内のグループに関係なく、グローバル変数、サーバー変数、Web サービス レファレンス、カスタム サービス、カスタム サービス グループ、カテゴリ、フィールド バリデータ、デバイス設定、エクスポート コネクタのマッピングを含むすべての項目が表示されます。各項目のチェック ボックスをオフにすることで、項目をインポートの対象から除外できます。リストをさらにフィルタリングして、特定のグループの項目を表示できます。たとえば、プロセス、ケースの定義、ビジネス ルール、スキン、およびカスタム サービスのみを表示するには、[アーティファクト] リストで [ワークフロー] を選択します。

    • [概要]: このタブには、メイン ビューで選択されたすべての項目が、インポートされる関連項目とともに表示されます。メイン ビューで項目の選択が解除されると、[概要] での関連項目の選択も解除されます。[概要] タブで項目を追加または削除することはできませんが、項目をフィルタリングすることはできます。

  3. 個々の項目またはすべての項目の値を上書きするという選択ができます。
  4. バージョン管理されていない項目は上書きできます。
  5. パッケージ全体のインポート、パッケージから選択した項目のインポート、または特定のグループから選択した項目のインポートができます。

    パッケージ全体をインポートするには、次の手順を実行します。 [インポート] をクリックします。

    インポートのサマリーが表示されます。エラー メッセージや警告メッセージがある場合は、あわせて表示されます。

    パッケージ全体がインポートされるのは、そのパッケージのバージョンがターゲット システムに存在するパッケージのバージョンより大きい場合のみです。

    インポートから一部の項目を除外するよう選択した場合でも、パッケージ内のすべての項目がインポートされます。

    選択した項目をパッケージからインポートするには、次の手順を実行します。

    [すべて] の項目のリストで、除外する項目のチェック ボックスのチェックを選択解除し、[選択した項目をインポート] をクリックします。

    インポートのサマリーが表示されます。エラー メッセージや警告メッセージがある場合は、あわせて表示されます。

    パッケージにサブ パッケージが含まれている場合、メイン パッケージとサブ パッケージで選択した項目のみがインポートされます。

    特定のグループから選択した項目をインポートするには、次の手順を実行します。

    [アーティファクト] リストでワークフローなどのアーティファクトを選択し、除外する項目のチェック ボックスをオフにして、[選択した項目をインポート] をクリックします。

    インポートのサマリーが表示されます。エラー メッセージや警告メッセージがある場合は、あわせて表示されます。

インポート オプションを含めるか除外する

[フォーム インポート オプション] グループで、次のインポート オプションを含めます (デフォルト: クリア)。

  • [セキュリティ トークン]

  • [セキュリティ ロール]

  • [セキュリティ ロール メンバー]

個々の項目またはすべての項目の値を上書きする

すべての項目または個々の項目 (ロール メンバー、サーバー変数、グローバル変数、Web サービス参照、デバイス、デバイス プロファイル、デバイス設定) の値を上書きするかを選択できます。

すべての項目の値を上書きする

すべての項目の値を上書きすることを選択できます。[上書きオプション] グループで、次の操作を実行します。

  1. [すべて上書き] を選択します。(デフォルト: クリア)

    自動的に、全項目が選択されます。

  2. アーティファクト テーブルの [アクション] 列で、各項目の [更新] をクリックし、必要に応じて[値]を変更し、[更新] をクリックします。

    パッケージに展開構成を追加するときに定義された項目の値が上書きされます。

グローバル変数またはサーバー変数の値を上書きする

既存のターゲット システム上のグローバル変数またはサーバー変数の値を上書きするには、次の手順を実行します。[上書きオプション] グループで、次の操作を実行します。

  1. [グローバル変数] または [サーバー変数] を選択します。(デフォルト: クリア)
  2. アーティファクト テーブルの [アクション] 列で、その変数の [更新] をクリックし、必要に応じて [値] の内容を変更して [更新] をクリックします。
    複合変数と XML 式の変数は更新できません。グローバル変数やサーバー変数がターゲット システムに存在しない場合、変数の上書き設定に関係なく、指定された値で変数がシステムに追加されます。

Web サービス参照の値を上書きする

既存のターゲット システム上の Web サービス参照の値を上書きできます。[上書きオプション] グループで、次の操作を実行します。

  1. [Web サービス参照] を選択します。(デフォルト: クリア)
  2. アーティファクト テーブルの [アクション] 列で、[更新] をクリックします。
  3. 必要に応じて [URL][エンドポイント URL] 、および [ユーザー資格情報] ([ユーザー名][パスワード]) の値を変更し、[更新] をクリックします。
    Web サービス レファレンスがターゲット システムに存在しない場合、Web サービス レファレンスの上書き設定に関係なく、指定された値で Web サービス レファレンスがシステムに追加されます。

デバイス設定の値を上書きする

ターゲット システムのデバイスの値、デバイス プロファイル、およびデバイス設定を上書きできます。[上書きオプション] グループで、次の操作を実行します。

  1. すべてのデバイスのデータを上書きしてインポートするには、[デバイス] を選択します。(デフォルト: クリア。この状態では、ターゲット システムに存在しないデバイスだけがインポートされます。)
  2. すべてのデバイスのプロファイル データを上書きしてインポートするには、[デバイス プロファイル] を選択します。(デフォルト: クリア。この状態では、ターゲット システムに存在しないデバイス プロファイルだけがインポートされます。)
  3. すべてのデバイスの設定を上書きしてインポートするには、[デバイス設定] を選択します。(デフォルト: クリア。この状態では、ターゲット システムに存在しないカスタムの詳細設定だけがインポートされます。)
  4. アーティファクト テーブルの [アクション] 列で、変更する設定の [更新] をクリックします。
  5. 設定が上書きされるように、[オーバーライド可能] チェック ボックスが選択されていることを確認します。
  6. [値] の内容を変更して、[更新] をクリックします。

    webdav.trust.all.certificates などのデバイス設定の場合、証明書をアップロードできます。

  7. 必要に応じて、他のデバイス設定の値を更新します。

    パッケージに展開構成を追加するときに定義されたデバイス設定の値が上書きされます。

    デバイス設定がターゲット システムに存在しない場合、上書き設定に関係なく、指定された値でデバイス設定がシステムに追加されます。

コネクタ マッピングの値を上書きする

エクスポート コネクタ設定の値を上書きできます。[キャプチャ] グループで、次の操作を実行します。

  1. [コネクタ マッピング] を選択します。(デフォルト: クリア)
  2. アーティファクト テーブルの [アクション] 列で、更新するコネクタ マッピングの [更新] をクリックします。
  3. 必要に応じて [値] の内容を変更します。
  4. [上書き] を選択します。
  5. 同一のコネクタ タイプとプロパティを持つ設定のすべてのインスタンスを同じ値で更新するには、[すべてのインスタンスの '{0}' 値を同じ値で更新する] を選択します。
  6. [更新] をクリックします。
  7. 必要に応じて、他のコネクタ マッピングの値を更新します。

    パッケージに展開構成を追加するときに定義されたエクスポート コネクタ設定の値が上書きされます。

バージョン管理されていない項目を上書きする

ターゲット システムにすでに存在する、バージョン管理されていない項目を上書きできます (デフォルト: パッケージに含まれる項目で上書きします。バージョン管理されておらず、上書きできる項目には次のものがあります。チェックリスト、ルックアップ、スキャン/VRS プロファイル、PDF プロファイル、分割プロファイル、メモ タイプ、ホットキー、作業タイプ、作業割り当てルール、イベント、ターゲット、アラート、テーマ、ナビゲーション、サイト、その他のファイル、ドキュメント テンプレート、.Net 参照、ページ レンディション、スタイルシート、イメージ、カスタム ページ、ローカリゼーション文字列、ジョブ クエリ、作業キュー クエリ、システム クエリ、ペルソナ、ノードの色、フォーマッタ、インポート ソース、インポート接続、レポート タグ、およびプロセスまたはフォームに関連付けられた OAuth サーバー。

既存のレンディション設定は、パッケージに含まれる設定で上書きされます。たとえば、ターゲット マシンにレンディション 1 とレンディション 2 があり、パッケージにレンディション A とレンディション B がある場合、レンディション A とレンディション B がターゲット マシンに保持されます。それ以外の場合は、レンディション 1 とレンディション 2 がターゲット マシンに保持されます。

バージョン管理されていない項目を上書きするには、[バージョン管理されていない項目] グループで [上書き] を選択します。

インポート接続とインポート ソースをインポートする

インポート接続とインポート ソースをインポートできます。インポート ソースにインポート接続がない場合は、インポートする前にインポート接続を追加する必要があります。必要に応じて、インポート ソースのインポート接続を変更することもできます。次の操作を実行します。

  1. 更新するアーティファクト テーブルで必要なインポート ソースを選択します。
  2. この項目は任意です。インポート ソースのインポート接続を変更/追加するには、[アクション] 列で [更新] をクリックします。必要な [インポート接続] を選択し、[更新] をクリックします。

    「インポート接続」フィールドが空白のインポート ソースをインポートすることはできません。

  3. 必要に応じて、他のインポート ソースを更新します。

関連する OAuth サーバーをインポートする

OAuth 2.0 認証を使用する RESTful Web サービス タイプのプロセス マップまたはフォームをインポートする場合、関連する OAuth サーバーをインポートすることもできます。

  1. アーティファクト テーブルで必要な OAuth サーバーを選択します。
  2. [アクション] 列で、[更新] をクリックします。[クライアント ID][クライアント シークレット] を指定します。
  3. 必要に応じて、すべての OAuth サーバーを更新します。

    インポート後に OAuth サーバーを編集し、有効なアクセス トークンの生成を許可します。