例外マップと初期値パラメータ

例外マップが提供する機能をすべて使用して例外のソースを追跡するには、例外マップの初期値変数として変数を割り当てる必要があります。変数は、下の表に記載されている順序で個別に初期値パラメータへ追加する必要があります。このように追加しない場合、値が正しく設定されません。

  • 同期ジョブはアーカイブと記録履歴がオンになっている場合は、すぐにアーカイブ データベースに移動されるため、同期ジョブに対して例外は発生しません。

  • ジョブの終了時に、ジョブ コストの超過およびジョブ期間の超過は、同期ジョブに対して記録されません。

次の表に、例外コードと関連パラメータ、および例外マップの初期値変数として変数を追加するための順序を示します。

コード

名前

説明

初期値パラメータ

変数タイプ

用途

EXP0001

非アクティブなリソース

サーバー レベルで定義された許容アイドル時間を超過してリソースが非アクティブになったときに呼び出されます。

RESOURCEID

文字列

アイドル状態のリソースの GUID を記録します。

EXP0004

ジョブ コストの超過

ジョブのコストが想定値を超えると呼び出されます。

JOBID

文字列

コストを超過するジョブの GUID を記録します。

EXP0005

ジョブ期間の超過

ジョブが想定期間を超えると呼び出されます。

JOBID

文字列

期間を超過したジョブの GUID を記録します。

EXP0006

アクティビティ超過

アクティビティが想定期間を超えると呼び出されます。

NODENAME

文字列

アクティビティの名前、GUID、リソース ID、ノード ID、埋め込みプロセス数、および期間を超過するアクティビティのサブジョブ ID を記録します。

JOBID

文字列

RESOURCEID

文字列

NODEID

Short

EMBEDDED PROCESS COUNT

Short

SUBJOBID

文字列

EXP0009

失敗したスクリプト オブジェクト

スクリプト オブジェクトの自動実行に失敗した場合に呼び出されます。

EMBEDDED PROCESS COUNT

Short

スクリプトが失敗したジョブの埋め込みプロセス数、ノード ID、GUID、サブジョブ ID、およびノード名を記録します。

NODEID

Short

JOBID

文字列

SUBJOBID

文字列

NODENAME

文字列

EXP0010

停止したプロセス

次の場合にプロセスが停止すると呼び出されます。

  • 活性状態の使用可能なリソースがアクティビティに対して使用できない場合。

    • 使用可能なリソースがプロセスに割り当てられていない場合。
    • アクティビティを実行するリソースがなく、End 条件が満たされていない場合。たとえば、グループ リソース メンバーを展開しても、すべてのメンバーが除外されている場合など。

  • アクティビティの終了時に、ジョブが終了しておらず、活性状態アクティビティがなくてステータスがアクティブである場合。

JOBID

文字列

停止したジョブの GUID を記録します。

EXP0013

アクティビティの期限

アクティビティが期限を超過すると呼び出されます。これは、ステータスが保留中、一時停止中、割り当ての待機中、イベントの待機中、または保存済みのアクティビティの期限を超過してもアクティビティが取得されていない場合の期限です。

文字列

ノード名、NodeID、埋め込みプロセス数、ジョブ ID/GUID、サブジョブ ID、および期限を迎えたアクティビティに割り当てられたリソースを記録します。

NODENAME

NODEID

Short

EMBEDDED PROCESS COUNT

Short

JOBID

文字列

SUBJOBID

文字列

RESOURCEASSIGNED

ダイナミック複合

EXP0017

失敗した同期処理

同期処理が失敗したときに呼び出されます。

JOBID

文字列

失敗した同期ジョブの GUID を記録します。

EXP0018

使用可能なリソースなし

アクティビティに使用可能なリソースが割り当てられていない場合に呼び出されます。

EMBEDDED PROCESS COUNT

Short

.NET アクティビティが失敗したジョブの埋め込みプロセス数、ノード ID、GUID、サブジョブ ID、およびノード名を記録します。

NODEID

Short

JOBID

文字列

SUBJOBID

文字列

NODENAME

文字列

EXP0019

失敗した .NET オブジェクト

自動実行時に .NET オブジェクトの実行に失敗すると呼び出されます。

EMBEDDED PROCESS COUNT

Short

.NET アクティビティが失敗したジョブの埋め込みプロセス数、ノード ID、GUID、サブジョブ ID、およびノード名を記録します。

NODEID

Short

JOBID

文字列

SUBJOBID

文字列

NODENAME

文字列

EXP0020

失敗した Web サービス

自動実行時に Web サービス オブジェクトの実行に失敗すると呼び出されます。

EMBEDDED PROCESS COUNT

Short

Web サービス アクティビティが失敗したジョブの埋め込みプロセス数、ノード ID、GUID、サブジョブ ID、およびノード名を記録します。

NODEID

Short

JOBID

文字列

SUBJOBID

文字列

NODENAME

文字列

EXP0022

失敗した C# スクリプト アクティビティ

自動実行時に C# スクリプト アクティビティの実行に失敗すると呼び出されます

EMBEDDED PROCESS COUNT

Short

C# スクリプト アクティビティが失敗したジョブの埋め込みプロセス数、ノード ID、GUID、サブジョブ ID、およびノード名を記録します。

NODEID

Short

JOBID

文字列

SUBJOBID

文字列

NODENAME

文字列

EXP0023

失敗した VB .NET スクリプト アクティビティ

自動実行時に VB .NET スクリプト アクティビティの実行に失敗すると呼び出されます。

EMBEDDED PROCESS COUNT

Short

VB .NET スクリプト アクティビティが失敗したジョブの埋め込みプロセス数、ノード ID、GUID、サブジョブ ID、およびノード名を記録します。

NODEID

Short

JOBID

文字列

SUBJOBID

文字列

NODENAME

文字列

EXP0025

失敗したデータ アクセス アクティビティ

自動実行中にデータ アクセス アクティビティの実行に失敗すると呼び出されます。

EMBEDDED PROCESS COUNT

Short

DAS アクティビティが失敗したジョブの埋め込みプロセス数、ノード ID、GUID、サブジョブ ID、およびノード名を記録します。

NODEID

Short

JOBID

文字列

SUBJOBID

文字列

NODENAME

文字列

EXP0035

ライセンス/ボリュームのしきい値アラート

消費されたライセンスまたはボリュームの数が、設定したしきい値を超過すると呼び出されます。

これはシステム レベルの例外であり、プロセス内の [例外] タブには表示されません。

LICENSE_TYPE

Short

設定したしきい値について、ライセンスまたはボリュームの数を超過したジョブのライセンス タイプ、残りの数、しきい値、ライセンス サーバー、シリアル番号を記録します。

REMAININGLICENSECOUNT

Long

SERIALNUMBER

文字列

SERVERNAME

文字列

THRESHOLDVALUE

Long

EXP0036

失敗した転送アクティビティ

別のサーバーへのドキュメントの転送に失敗すると呼び出されます。

EMBEDDED PROCESS COUNT

Short

転送アクティビティが失敗したジョブの埋め込みプロセス数、ノード ID、GUID、サブジョブ ID、およびノード名を記録します。

NODEID

Short

JOBID

文字列

SUBJOBID

文字列

NODENAME

文字列

EXP0038

失敗した自動アクティビティ

自動アクティビティの実行に失敗すると呼び出されます。

EMBEDDED PROCESS COUNT

Short

自動アクティビティが失敗したジョブのプロセス数、ノード ID、GUID、サブジョブ ID、およびノード名を記録します。

アクティビティ固有の例外が設定されている場合は、「失敗した自動アクティビティ」の例外よりも優先されます。

NODEID

Short

JOBID

文字列

SUBJOBID

文字列

NODENAME

文字列