概要

Kofax RPA は、アプリケーション統合および Robotic Process Automation (RPA) 向けのプラットフォームです。接続用に構築されていないアプリケーションを統合し、クラウド/SaaS アプリケーションとオンプレミス システム、レガシー システムと最新の Web アプリケーション、バック オフィス システムとパートナー Web サイトなど、異種のシステム間のプロセスを自動化できます。

ビジュアル エディター Design Studio を使用することで、統合を行うアプリケーションやデータ ソースをクリック スルーして、自動化されたワークフローを標準的な手順で作成することができます。

Kofax RPA では、これらのワークフローをロボットと呼びます。ロボットを構築すると、アプリケーションを統合することによって、アプリケーション間を自由に移動できます。アプリケーションへのログイン、ページのデータ部分の抽出、データのフォームまたは検索ボックスへの入力、メニュー選択、複数のページのスクロールが可能です。構築したロボットは、データベース、ファイル、API、Web サービス、およびその他のロボットにアクセスして、特定のアプリケーションからデータをエクスポートし、別のアプリケーションにロードすることもできます。また、Document Transformation Service の OCR エンジンを使用してデータを認識し、必要に応じてデータを変換することができます。

Kofax RPA 環境の Document Transformation 機能は、OCR、抽出、フィールドの書式設定、検証などの機能を備えています。

Kofax RPA の Desktop Automation を使用して、ネットワーク コンピュータ上の Windows および Java アプリケーションを自動化することができます。Desktop Automation は、デスクトップまたはターミナル上のアプリケーションを制御することにより、手動プロセスを置き換えます。詳細については、ロボットの構築 を参照してください。

構築されたロボットは、Management Console のリポジトリにアップロードされます。ここから、ロボットを RoboServer で一括実行するのようにスケジュールすることができます。また、Java および C# API 経由のオンデマンドで実行したり、調整可能な REST サービスで実行したりすることもできます。この REST サービスは、ロボットがリポジトリに追加され、Kofax RPA Kapplet という特殊用途のエンドユーザー Web アプリケーションとして公開されると利用可能になります。

また、Management Console を使用することで、負荷分散、フェールオーバー、RoboServer の健全性の監視、ユーザー ロールおよび権限の管理を行うこともできます。