データベース

Kofax RPAProcess Discovery は、MySQL データベースを使用するように設計されています。サポートされている MySQL のバージョンについては、Kofax RPA 11.4.0 ドキュメント サイトにある『Kofax RPA 技術仕様書』 を参照してください。

パフォーマンスの問題を防ぐためのセーフガードとして、これらの手順に従うことをお勧めします。

  • MySQL データベースには SSD などの高速ディスク ドライブを備えた専用サーバーを使用します。基盤となるハードウェアが強力でない場合は、1 つの Process Discovery グループに対して 100 を超えるエージェントを同時に実行しないことをお勧めします。グループあたりのエージェントの最大数は、記録されたユーザー アクティビティの強度と、これらのアクティビティが発生するアプリケーションによって異なります。

  • Management Console で指定された MySQL データベース名の長さの上限は、104 文字です。

  • Process Discovery Agent の 1 つのインスタンスは、ユーザーごとに 1 日あたり約 500 MB のデータを記録します。

    MySQL サーバーに十分なストレージ容量があることを確認してください。

  • 構成ファイルに保存されているデフォルトの MySQL サーバー設定の一部を変更します。ファイル名と場所は、オペレーティング システムと MySQL 配布パッケージのバージョンによって異なる場合があります。

    たとえば、Windows では、MySQL 8 の構成ファイルは次の場所にあります。

    C:\ProgramData\MySQL\MySQL Server 8.0\data\my.ini

    • 「max_allowed_packet」 を少なくとも 16 MB (「max_allowed_packet=16MB」) に設定します。

    • 「innodb_buffer_pool_size」 を使用可能な RAM の 80% に設定します。

      たとえば、MySQL サーバーに合計 8.0 GB の RAM があり、5.0 GB の RAM が使用可能な場合、「innodb_buffer_pool_size」 を 4096 MB (「innodb_buffer_pool_size=4096MB」) に設定する必要があります (5.0GB * 1024 * 0.8 = 4096 MB)。

    • バイナリ ログ機能を無効にします。

      有効にすると、エージェントがデータベースに記録するデータ量が 2 倍になります。

      無効にするには、構成ファイルの [mysqld] セクションに 「skip-log-bin」 行を追加します。

    • 接続の最大数を 1000 (「max_connections=1000」) に設定します。

    MySQL サーバーを再起動して、構成ファイルで行った変更を適用します。

  • データ保持。

    エージェント データが不要になったら、特定の Discovery グループに対して Management Console で指定されたエージェント データベース スキーマを削除します。そのために、MySQL Workbench などの任意のデータベース管理ツールを使用できます。

    同じ手順に従って Process Discovery Analyzer データを保存します。