HTTP 通信
「HTTP 通信」アクションは HTTP リクエストを Web サーバーに送信します。レスポンスが処理される方法はメソッドによって異なりますが、一般に、ステータス コードとレスポンス ヘッダーがページ読み込みオプションの一部として定義された変数で返されます。
プロパティ
「HTTP 通信」アクションを、そのプロパティによって設定することができます。
- ロケーション
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このプロパティで、開く URL を指定します。URL は、URL セレクターを使用してさまざまな方法で指定できます。URL セレクターの詳細については、ページ読込 トピックの 「URL」セクションを参照してください。
- メソッド
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ここでは、使用するメソッドを指定します。
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GET は GET HTTP リクエストの実行に使用されます。
- POST は POST HTTP リクエストの実行に使用されます。POST リクエストでは、複数のパラメーターを名前/値ペアとして指定するか、リクエストの本文全体を渡します。パラメーター付きでリクエストを指定する場合は、パラメーターのエンコードに POST (application/x-www-form-urlencoded) または MULTIPART (multipart/form-data) のどちらを使用するかを選択する必要があります。リクエストの本文全体 (未加工) を渡す場合は、リクエスト データのコンテンツ タイプを指定する必要があります。
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PUT は PUT HTTP リクエストの実行に使用されます。PUT リクエストでは、複数のパラメーターを名前/値ペアとして指定するか、リクエストの本文全体を渡します。
以下の設定は GET リクエスト、POST リクエスト、PUT リクエストに共通です。
- パラメータ
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ここでは、複数のパラメーターを名前/値ペアとして指定できます。新しいパラメータを追加するには '+' をクリックします。
POST リクエストと PUT リクエストでは、MULTIPART エンコーディングを選択してファイル アップロードを有効にすることができます。ファイル アップロード パラメータの値としてバイナリ変数が選択されている場合は、バイトがそのまま送信されます。Base 64 エンコーディングを使用する場合は、パラメータの値をエクスプレッション base64Encode(data) にする必要があります。data はバイナリ値が含まれた変数の名前です。その場合は、値 base64 を Content Transfer Encoding として指定することをお勧めします。そうしない場合は、このフィールドを通常通り空白のままにすることができます。
- 受け入れ
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これはレスポンスとして受け入れられるコンテンツ タイプです。デフォルトでは、あらゆるタイプのレスポンスが受け入れられます。値セレクターを使用して、受け入れられるコンテンツ タイプを複数の方法で指定できます。
- エンコーディング
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これはリクエスト内の特殊文字のエンコードに使用されるエンコーディングです。
- 次の場所に保存
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これは結果の保存先となる必須変数の名前です。
- HEAD は HEAD HTTP リクエストの実行に使用されます。HEAD リクエストはレスポンスの一部としてデータを返さないため (ステータス コードとレスポンス ヘッダーのみを返します)、ページ ロード オプションの一部として定義された変数を使用してこのデータにアクセスします。GET リクエストは HEAD リクエストのシミュレーションを行うために使用できます。その結果、ヘッダー情報が受信されると直ちに破棄される GET HTTP リクエストが送信されます。つまり、レスポンス全体は読み込まれません。
- OPTIONS は OPTIONS HTTP リクエストの実行に使用されます。OPTIONS リクエストはレスポンスの一部としてデータを返さないため (ステータス コードとレスポンス ヘッダーのみを返します)、ページ ロード オプションの一部として定義された変数を使用してこのデータにアクセスします。レスポンスには通常、サーバーによって実装され、リクエストされたリソース (URL) に適用可能なオプションの機能を示すヘッダー フィールドが含まれます。以下に例を示します。OPTIONS、TRACE、GET、HEAD
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- オプション
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ロボットのオプションはステップ自身のオプションで上書きできます。変更されたオプションはロボットの設定のオプションを上書きし、[オプション] ダイアログに表示されるときにアステリスクでマークされます。
追加のリクエスト ヘッダーが必要な場合は、それを [オプション] の下でも設定できます。