はじめに
次の説明は、Kofax RPA をダウンロードしていずれかのコンピュータにインストールしていることを前提としています。Kofax RPA の使用を開始するには、『Kofax RPA インストール ガイド』の「クイック スタート ガイド」を参照してください。
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Kofax のダウンロード ポータルから KofaxRPADesktopAutomation-11.4.0.0.msi インストール ファイルをダウンロードします。デバイスが 『Kofax RPA インストール ガイド』の「Desktop Automation の要件および前提条件」に記載されている要件を満たしていることを確認します。
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自動化するアプリケーションを実行するリモート コンピュータに Desktop Automation サービスのインストールおよび設定を行います。ターミナル アプリケーションを自動化するだけの場合は、このステップをスキップします。
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Design Studio を開きます。
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ロボットを作成します。
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をクリックします。
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ロボットの名前を指定し、プロジェクトを選択します。[終了] をクリックします。
エディター ウィンドウの新しいタブに新しいロボットが表示されます。青いアイコン
で識別されるベーシック エンジン ロボットとは対照的に、ロボットは緑色のアイコン
で識別されます。
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既存のベーシック エンジン ロボットを開くか、
をクリックして新しいロボットを作成します。 -
ベーシック エンジン ロボットの実行を許可するには、ツールバーまたは [アプリケーション] ペインで [実行の準備]
をクリックします。
実行権限を保持できるベーシック エンジン ロボットは一度に 1 つのみであるため、ロボット間で実行権限を引き継ぐには、必要なロボットが配置されたタブを開いて、[実行の準備] をクリックします。また、デバッグ モードでは複数のベーシック エンジン ロボットを同時に実行できるのに対し、デザイン モードでは 1 つのベーシック エンジン ロボットのみが、実行する権限を持ちます。デザイン モードでの実行権限を持つロボットはデバッグ モードでも同時に実行することができるため、2 つのモードを切り替えることができます。詳細については、「デバッグ モード」を参照してください。
ロボットが実行権限を保持している場合は、このロボットのタブに赤い点が表示されます。現在実行中の他のすべてのロボットは、以下のようにタブがハイライト表示されます。
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ベーシック エンジン ロボットに[ロボットを呼び出す]ステップを挿入します。
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このステップの [ロボット] ドロップダウン リストで、手順 4 で作成したロボットを選択します。
後から、[ロボット] ドロップダウン リストで [新規作成] をクリックして、ここから新しいロボットを作成することもできます。ベーシック エンジン ロボットの値とマッピングを指定してから、新しいロボットを作成すると、新しいロボットはこれらのプロパティを継承します。
- 入力値、戻り変数、およびデバイスを設定します。オートメーション デバイスの参照および「オートメーション デバイス マッピング」を参照してください。ターミナル アプリケーションを自動化するだけの場合は、デバイスの設定をスキップします。
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実行が許可されている場合に、ロボットの編集を開始するには、[ロボットを呼び出す]ステップに対してワークフローを実行してから、ツールバーの [ロボットにステップ]
をクリックします。
ロボットのタブが開き、ロボットの完全な編集と実行ができるようになります。
- 外部アプリケーションを自動化する場合は、左側の [デバイス] ボックスで、手順 7b で設定したオートメーション デバイスを指定します。ターミナル アプリケーションを自動化するだけの場合は、このステップをスキップします。
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ベーシック エンジン ロボットおよびロボットで指定したデバイスの数が一致している必要があります。
- ロボットで設定したデバイス名は、ベーシック エンジン ロボットのデバイス名と異なる場合があります。ロボット エディターでは、必要に応じてコンテキスト メニューからデバイスの名前を変更できます。ここでデバイスの名前を変更すると、そのデバイスが使用されるすべてのステップで名前の変更が反映されます。
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ロボット内の静的デバイスは、接続がすでに確立されているデバイスです。ロボットを呼び出すステップにベーシック エンジン ロボットの [デバイス] プロパティで動的マッピングが指定されており、デバイスがすでに接続されている場合は、この動的マッピングが静的デバイスに渡されます。つまり、デバイスがすでに動的マッピングを使用して接続されている場合は、ロボットの [デバイス] ペインで静的デバイスの使用を選択することで、動的マッピングを使用して確立された接続を再利用できます。これは、このロボットを別のベーシック エンジン ロボットで再利用する必要がある場合に便利です。
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ロボットのオートメーション ワークフローの設計を開始できます。ワークフローを実行して、動作を確認することもできます。
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ロボットの設計が完了した後に、そのロボットを実行して、デバイスを自動化することができます。
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ロボットからステップ アウトして、ベーシック エンジン ロボットでの作業に切り替えるには、ロボットのワークフロー全体を実行し、ツールバーの [ステップ アウト]
をクリックします。ベーシック エンジン ロボットで、「ロボットを呼び出す」ステップが実行済みと表示されます。
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最後まで実行しない終了する場合、または結果を返さないでロボットを終了する場合は、ツールバーの [ロボットの終了]
をクリックします。ベーシック エンジン ロボットで、「ロボットを呼び出す」ステップが「実行されていない」と表示されるようになりました。
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古い Desktop Automation アクション ステップの変換
Kofax RPA バージョン 10.7 0 以前では、Desktop Automation アクション ステップに含まれるロボット ワークフローを編集する際に、スタンドアロンの Desktop Automation エディターを使用していました。Kofax RPA 11.0.0 以降では、バージョン 10.7.0 以前で作成された Desktop Automation アクション ステップを実行することができます。ただし、ワークフローを編集するには、ステップから新しいロボットにワークフローを抽出し、Desktop Automation ステップを、新しいロボットを参照する「ロボットを呼び出す」ステップに変更する必要があります。
エクスポートは、ベーシック エンジン ロボットおよび Desktop Automation ステップを含むスニペットで実行できます。
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アクション ステップをロボットに変換するには、プロジェクト ツリーで Desktop Automation ステップを含むベーシック エンジン ロボットを右クリックし、[ロボットのエクスポート] をクリックします。シングル ロボットを開いて Desktop Automation ステップを選択した場合、そのステップのプロパティで [プレビュー] をクリックすることで、後に現れるロボットをプレビューできます。
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複数のロボットで作業する場合のために、複数のロボットを一度にエクスポートできます。プロジェクト ビューで任意のフォルダを右クリックするか、Desktop Automation ステップを含む複数のベーシック エンジン ロボットを選択して右クリックし、[ロボットのエクスポート] をクリックします。
新しいダイアログ ボックスが表示され、抽出元となる、検索されたすべての Desktop Automation ステップが一覧表示されます。
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必要に応じて、後に現れるロボットにわかりやすい名前を新規に割り当てて、後に現れるロボットをプレビューし、含まれるベーシック エンジン ロボットの Desktop Automation ステップを確認できます。
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選択したファイルの名前を変更するには、
をクリックします。
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エクスポート後に作成される、選択したロボットをプレビューするには、
をクリックします。
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選択した Desktop Automation ステップをそのステップが含まれるベーシック エンジン ロボットで表示するには、
をクリックします。
ワークフロー プレビュー ウィンドウでズーム レベルを変更すると、ロボット エディターのズーム レベルも変更されます。
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[次へ] をクリックして、現在のプロジェクト内にあるエクスポートされたロボットの場所を選択します。
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[終了] をクリックしてダイアログ ボックスを閉じ、エクスポートを開始します。
エクスポートの概要が表示されて、エクスポートしたロボットおよびスニペットの数が一覧表示されます。ベーシック エンジン ロボットで設定されたすべてのデバイスは、自動的にロボットに表示されます。