DateTime を抽出
このステップを使用すると、Date、Time、または DateTime 値のテキスト表現を Date、Time、または DateTime 値に変換できます。このステップは、レコーダー ビューから挿入することも、ロボットのワークフローから直接挿入することもできます。ステップを挿入する際には、レコーダー ビューから、抽出する要素を右クリックし、
の順にクリックして、抽出した値を格納する DateTime 変数を選択することをお勧めします。この場合、抽出パターンやターゲット タイプの決定など、ほとんどの設定手順が自動的に実行されます。プロパティ
- ターゲット タイプ
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Date、Time、または DateTime 値を抽出する結果タイプ。変換された値は、$current 変数に格納されます。
- デフォルトの日付
- [ターゲット タイプ] が [DateTime] に設定されている場合にのみ表示されます。パターンが時刻パターンである場合に使用するデフォルトの日付です。
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日付なし: デフォルトの日付は指定されません。これを選択すると、ロボットが抽出する日付を発見できなかった場合は抽出が失敗します。
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現在の日付: これを選択すると、日付が抽出されなかった場合は現在の日付が使用されます。
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計算済み: これを選択すると、日付が抽出されなかった場合は、変数や関数などのエクスプレッションを使用して日付が計算されます。
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[デフォルトの日付] プロパティは、Web ページやアプリケーションに、1 つの日付とその日付に関連付けられた複数の時刻のインスタンスが含まれている場合に便利です。この場合、日付を変数に抽出してから、日付変数をデフォルトの日付として使用して時刻のインスタンスを抽出できます。抽出した各時刻は、最初に抽出した日付に対応する日付部分を持つ DateTime 値となります。
- タイム ゾーン
- [ターゲット タイプ] が [DateTime] に設定されている場合にのみ表示されます。抽出した DateTime 値で使用するタイム ゾーンです。
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デフォルト: 抽出用のタイム ゾーンが見つかった場合は、それが使用されます。タイム ゾーンが見つからない場合は、ロボットが実行されているタイム ゾーンが代わりに使用されます。
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ゾーン ID: 「Europe/Rome」、「America/Los_Angeles」、「CET」、「Universal」など、事前定義済みのタイム ゾーン ID のセット。
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オフセット: 「Z」、「+01:00」、「-08:00」など、事前定義済みのゾーン オフセットのセット。
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計算済み: 定数またはエクスプレッションからタイム ゾーンを取得します。このタイム ゾーンは、ゾーン ID またはオフセットのどちらかです。事前定義済みのタイム ゾーンと同じにすることもできますが、[計算済み] オプションでは、「+1」、「-08:30:15」など、追加の形式も使用できます。
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- パターン
- Date、Time、または DateTime 値の抽出に使用できるさまざまな形式。
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事前定義: ISO などのさまざまな日付形式に基づく標準の抽出形式。すべての事前定義済みの形式のリストについては、docs.oracle.com の Web サイトを参照してください。
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デフォルトのパターン: yyyy-M-d など、選択して使用できる一般的なパターンのセット。[ターゲット タイプ] を選択すると、このリストから使用できるパターンが変化することに注意してください。
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計算済み: 定数として、またはエクスプレッションを使用して作成できるパターン。このオプションは、[デフォルトのパターン] オプションと同じ形式を提供します。次の表に示すように、パターンは、日付の各部分に対応する文字および文字の組み合わせで構成されます。
文字 説明 例 z タイム ゾーン ID z、zz、zzz は CET に、zzzz は CET と中央ヨーロッパ標準時の両方に一致します Z タイム ゾーン オフセット Z、 ZZ、ZZZ は +0100 に、ZZZZ は GMT+01:00 に、ZZZZZ は +01:00 に一致します Y 年 yyyy は 2022 に、yy は 22 に一致します M 月 M は 7 または 07 に、MM は 07 に、MMM は Jul に、MMMM は July に一致します d 日 d は 1 または 01 に、dd は 01 に一致します E 曜日 EEE は Mon (月) に、EEEE は Monday (月曜日) に一致します h 時間 (1 ~ 12 AM または PM) H は 0 または 23 に一致します。h と hh は 01 または 12 に一致し、通常は AM または PM を示す a パターンを必要とします a AM または PM a は AM または PM に一致します m 分 mm は 00 または 43 に一致します s 秒 ss は 00 または 43 に一致します S 秒の端数 SSS は 123 に一致します 注意:
- パターンには、日付の各部分を区切る「-」(ハイフン)、「/」(スラッシュ) などの文字とスペースを含めることができます。
- テキストを一重引用符で囲むと、パターンにテキストを含めることができます。
- パターンの文字数によって、結果の形式が決まります。たとえば数字の場合、文字数が 1 であれば、結果には任意の数の数字が含まれることになります (d の結果は 1、01、31 のいずれにもなります)。それ以外の場合、文字数は結果の長さを表します。たとえば月名の場合、3 文字は短縮形 (Jul)、4 文字は完全形 (July) を表します。
詳細については、docs.oracle.com の Web サイトを参照してください。
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- ロケール
- 使用可能なロケールのリストが含まれています。ロケールは言語と地域を指定します。言語と地域はハイフンで区切る必要があります (「en-US」)。日付を識別する方法は言語によって異なりますが、このオプションを使用すると、月名など、言語の特性を反映できます。
タイム ゾーンはロケールの影響を受けないことに注意してください。