RDP 接続の使用

リモート デスクトップ セッションを使用するセッション管理の方が標準ログイン セッションよりも優先する場合は、RDP 接続を介してデバイスに接続できます。

前提条件
RDP を使用するには、環境がスクリーン ロック機能の要件に適合する必要があります。
RDP を使用するステップ
  1. Desktop Automation サービスをリモート デバイスにインストールします。サービスがシングル ユーザー モードで動作するように設定し、トークンを指定します。Desktop Automation サービスの設定を参照してください。

  2. ロボットで、「RDP ログイン」ステップを挿入します。

  3. RDP 接続に必要なすべてのオプションを指定します。

    RDP ログイン ステップは、接続が確立されるまで待機してからロボットの実行を続行します。リモート接続に失敗すると、エラー メッセージが表示されます。

接続しているシステムがユーザーのログイン時に別の画面を表示するように設定されている場合は、「RDP ログイン」ステップの「ログオン ダイアログの終了タイムアウト」で、ログイン中に別の画面が閉じるまで待機する秒数を設定します。この画面を閉じないと、アクションが失敗することがあります。

RDP の維持
Windows では、長時間待機状態にある RDP セッションを切断または終了するように設定されている場合があります。切断を回避するため、ロボットの RDP 接続サービスは数秒に 1 回、ダミーのキーストローク シグナルをリモート セッションに送信します。キーストロークの間隔のデフォルト値は 30 秒です。時間間隔を変更するには、「RDP ログイン」ステップの [キープアウェイク キーを押す間隔] オプションで間隔を秒単位で指定します。このオプションをオフにするには、ゼロ (0) を指定します。

特定のデバイスへの RDP 接続は同時に 1 つしか存在できませんが、異なるデバイスへの RDP 接続は複数併存できます。同じデバイスに新たに RDP を接続すると、このデバイス上の既存の RDP 接続はすべて閉じられます。

デバイスがスタティック リファレンスの場合は、RDP 接続が確立された後に、レコーダー ビューに使用可能なアプリケーションが表示されます。

デバイスがダイナミック リファレンスの場合は、リモート デバイスを自動化するために「デバイスに接続」が必要になります。タイムアウト設定と再試行を複数回実行し、RDP 接続を確認することをお勧めします。このステップを実行すると、レコーダー ビューに使用可能なアプリケーションが表示されます。

RDP 接続が確立されていることを確認するには、Windows のタスクマネージャで kapowlock プロセスを探します。プロセスが、ロボットを実行しているコンピュータ上のプロセスのリストに存在する場合、接続はアクティブです。