クリック
クリック ステップは、ロボットで最も一般的に使用されるアクションの 1 つです (ターミナルを自動化していない場合)。クリック ステップを使用することで、ロボットは、プログラムの開始と終了、プログラム インターフェイスの使用、テキストの選択、およびユーザーがポインティング デバイスで実行可能なその他の多くのアクションの実行を行うことができます。クリック ステップは、1 つのステップでマウス ポインタを必要な場所に移動し、クリックします。ドラッグアンドドロップ操作には、マウス プレス ステップおよびマウス移動ステップを使用します。
さらに、自動化されたコンピュータでハードウェアのキーボードとマウスをシミュレートすることもできます。詳細については、『Kofax RPA インストール ガイド』の「Desktop Automation サービスのインストール」を参照してください。
プロパティ
- コンポーネント
- クリック ステップのコンポーネント ファインダー。
- ボタン
- ポインティング デバイスの [標準ボタン] または [計算されたボタン] を選択します。
- [標準ボタン]: 左、中央、右。
- 計算されたボタン: このオプションを選択して、ロボットの実行中にマウス ボタンのクリックを判定します。[エクスプレッション] フィールドに、仮想キー コードまたはスペースで区切られた入力仕様のリストを指定します。エクスプレッションの結果は、マウス ボタンの 1 つを表す 0 から 2 までの値である必要があります。この機能は、Windows オペレーティング システムでのみサポートされます。仮想キー コードのリストについては、Microsoft のドキュメントを参照してください。
例
左マウス ボタンに「0」、右マウス ボタンに「1」、中央マウス ボタンに「2」を使用します。
- カウント
- アクションを実行する回数を指定します。たとえば、ダブルクリックの場合は 2 を指定します。
- 修飾子
- キー修飾子を選択します。
- [固定キー修飾子]: Shift、Ctrl、Alt の 3 つのスタンダードなキー修飾子が含まれます。
- [計算されたキー修飾子] (Desktop Automation サービスのみ): このオプションを選択する場合は、修飾子に仮想キー コードの記号定数名を指定します。
表示されるテキスト ボックスには、Shift、Ctrl、Alt のキー コードのみが入力可能です。たとえば、VK_LSHIFT キー コードは左 Shift キーを、VK_RCONTROL は右 Ctrl キーを、VK_MENU は Alt キーを表します。全キー コードのリストについては、Microsoft のドキュメントを参照してください。
- オフセット
-
- なし: 座標オフセットを使用せず、選択したエレメントの中央に移動します。以下に対応します。
x=0、y=0 を中央に相対的に設定
- 使用: 次のオプションを使用して、オフセットをピクセルで指定します。
- 次を基準
- このオプションは、オフセットを計算する起点を指定します。
- 左上: ウィンドウ、または x=0 および y=0 で選択されたエレメントの左上隅。
- 上: ウィンドウ、または y=0 で選択されたエレメントの上枠の中央。
- 右上: ウィンドウ、または y=0 で選択されたエレメントの右上隅。
- 左: ウィンドウ、または x=0 で選択されたエレメントの左枠の中央。
- 中央: ウィンドウまたは選択されたエレメントの中央。
- 右: ウィンドウ、または選択されたエレメントの右枠の中央。
- 左下: ウィンドウ、または x=0 で選択されたエレメントの左下隅。
- 下: ウィンドウ、または選択されたエレメントの下枠の中央。
- 右下: ウィンドウ、または選択されたエレメントの右下隅。
- X
- 選択された起点を基準とする水平オフセットを指定します。正数はマウスを起点の右に移動します。負数はマウスを起点の左に移動します。
- Y
- 選択された起点を基準とする垂直オフセットを指定します。正数はマウスを起点から下に移動します。負数はマウスを起点から上に移動します。
- なし: 座標オフセットを使用せず、選択したエレメントの中央に移動します。以下に対応します。