データベースのマッピング
ロボットは、さまざまなデータベース アクセス ステップ (データベース データ登録など) を介してデータベースにアクセスすることが必要な場合があります。これらのステップには、名前付きデータベースへのリファレンスを提供する必要があります。RoboServer でロボットが正常に実行されるようにするには、ロボットが使用する名前付きのデータベースに RoboServer からアクセスできる必要があります。
Design Studio でのロボットの設計中は、RoboServer からは利用できないローカル データベースを使用すると便利です。ロボットのデプロイ前に、データベースにアクセスするさまざまなステップ上の名前付きデータベースを変更することを覚えている必要はありません。Design Studio には、この問題を解決するために追加された抽象化のレイヤーである、データベース マッピングがあります。このマッピング メカニズムにより、ロボットのデータベース アクセス ステップで名前付きデータベースは Design Studio データベースにマッピングされます。Design Studio 内からロボットを実行する限り、データベースにアクセスするステップの名前付きデータベースは、このマッピングで指定された Design Studio データベースにマッピングされます。Design Studio のユーザーは、データベースにアクセスするステップ上の名前付き参照先データベースをロボットのデプロイ前に変更する必要はありません。ロボットの設計やテストと同時にローカル データベースを使用できます。
また、データベース マッピングを使用すると、Design Studio のユーザーは、異なるデータベースでロボット ストア値を簡単に作成できます。この操作は、異なるデータベースをポイントするようにマッピングを再設定するだけで済みます。
データベース マッピングは小規模の設定ファイルで、マッピング先のデータベースや、ユーザーがマッピングと参照先データベースを正しく設定できるようなさまざまな警告を Design Studio で表示するかどうかを定義します。マッピングの名前は、設定ファイルのファイル名です。つまり、ファイル名 "objectdb" を使ってマッピングを作成した場合、マッピングがポイントするデータベースは、ロボットで "objectdb" という名前でアクセス可能になります。
データベース名は複数の Management Console で同一となる場合がありますが、Design Studio でデータベース マッピングを作成する際に区別するために、リストのデータベース名には Management Console の名前が含まれています。
次の手順は、Design Studio でデータベース マッピングを作成するいくつかの方法を示しています。
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[ファイル] メニューから [新しいデータベース マッピング] を選択します。
ウィザードが表示されます。
- データベースとプロジェクトを選択し、[次へ] をクリックします。
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一意のデータベース マッピングの名前を入力し、[終了] をクリックします。
ウィザードが完了すると、選択したプロジェクトとフォルダにマッピングが作成されます。
データベース ビュー
- データベース ビューで、プロジェクトと関連付けるデータベースを右クリックします。
- [プロジェクトに追加] を選択し、データベースを追加するプロジェクトを選択します。
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データベース マッピングに使用する一意の名前を入力します。これはマッピング ファイルの名前で、この名前でデータベースにアクセスします。
名前の候補が表示されることに注意してください。これは、デフォルトのデータベース名であり、Design Studio とは別に、他の Kofax RPA アプリケーションでこのデータベースにアクセスするときに使用する名前です。
マッピングされていないデータベース
Design Studio では、マッピングがないデータベースを使用するロボットを開くと、警告が表示されます。
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マッピングされていないデータベースを使用するロボットを開きます。
警告が表示され、ロボットで参照されているデータベースの名前を持つマッピングが推奨されます。これにより、他のデータベースを定義している開発者から送信されたロボットを変更することなく、すぐに実行できます。
- ウィザードの手順を完了します。